【高齢者向け】春の楽しいレクリエーション。遊びやゲームまとめ
春はあたたかい日が多くなり、桜が咲いたり木々が緑の葉を付けたりと、おでかけをしたくなる季節でもあります。
こちらの記事では高齢者の方向けの、春の楽しい遊びやゲームをご紹介します!
デイサービスや高齢者施設でも春を楽しむレクリエーションが増えていきますよね。
外へ行かなくても春のあたたかな日差しをあびながら、室内で座ったまま楽しめる遊びやレクリエーションがたくさんありますので、いろいろな方法で春を楽しんでみてくださいね。
【高齢者向け】春の楽しいレクリエーション。遊びやゲームまとめ(71〜80)
飛んでけ鯉のぼり

鯉のぼりを使ったレクリエーション、飛んでけ鯉のぼりをご紹介します。
用意するものは見開き新聞1枚とペン、テープです。
まずは見開き新聞を半分にたたみ、上の端10センチ程を折りたたみます。
折りたたんだ部分が内側になるように丸め、筒を作ります。
広がらないようにテープでとめましょう。
これで鯉のぼりの形はできましたので、ペンで絵や模様を書き、オリジナルの鯉のぼりを作ります。
使い方は紙飛行機の要領で飛ばします。
飛距離を競う、飛行時間を競う、的あてなど、アレンジで使い方はさまざまです。
楽しみながら肩から指先までの運動や訓練にもなりますので、高齢者施設でもオススメです。
介護体操「茶摘み」

八十八夜とは、立春から数えて88日目にあたる日の事で、古くから茶摘みや田植えなどの農作業を始める目安とされてきました。
今回はその「茶摘み」の音楽に合わせた体操をご紹介します。
まずは準備運動を兼ねて、体の動きを確認しましょう。
歌詞に沿った動きとなっているため、覚えやすいですよ。
音楽に合わせておこなう場合は節目の手拍子も忘れないようにしましょう。
最初は動きに気を取られることが多いかもと思いますが、慣れてきたら速度を変えたり、歌いながらおこなうなど、さまざまなバリエーションでも楽しめますよ。
考えながら体を動かし、歌う、といった複数の活動を同時におこなう事は脳トレとしての効果も期待できるため、高齢者施設のレクリエーションとしてもオススメです。
百人一首

5月27日は百人一首の日です。
良い機会ですので、ご紹介したいと思います。
平安時代から鎌倉時代初期にかけて活躍した公家、歌人である藤原定家が「古今和歌集」、「新古今和歌集」などから100人の代表的な和歌を選んだことから、初めて百人一首が出来た日とされています。
かるたのような遊び方が一般的かとは思いますが、実は奥が深いんです。
句の内容を覚えること、読まれている札を見つけること、札をとること、と頭の中では理解、思考、判断、行動が目まぐるしくおこなわれます。
脳トレとしても、複数人で楽しみながらおこなえるため、高齢者施設のレクリエーションとしてもオススメですよ。
【高齢者向け】春の楽しいレクリエーション。遊びやゲームまとめ(81〜90)
魚釣りゲーム

室内でも気軽に座って楽しめる、魚釣りゲーム。
高齢者の方にとって本格的な魚釣りは危険が伴うので、室内で楽しめるのは最高ですね。
また、釣りを楽しんでいた頃の思い出を振り返ることで、回想法の効果も得られます。
磁石が取り付けられた手作りさおを持って釣り上げるため、釣りを経験したことがない高齢者の方でも気軽に楽しめちゃいます。
チーム戦で何匹釣れるかを、みんなで競います。
釣りが趣味だった高齢者の方にとって、腕の見せどころではないでしょうか。
グーチョキパー

手や指の動きは脳の神経に密接につながっているので、深い関わりがありますよ。
手や指の動きは、認知症予防や転倒予防にもなるそうです。
高齢者施設でも指を動かす、グーチョキパー体操などを取り入れているところも多いのではないでしょうか?
そこで、いつもの指の体操に一工夫してみましょう。
グーチョキパーをじょじょに速めておこなったり、パーチョキグーと、逆からスピードを速めておこなうのもいいですね。
さらに、グーチョキパーの間に手拍子や手でキツネを作るのもオススメです。
この体操は失敗しても大丈夫ですし、うまくできないことに笑いもおこることでしょう。
楽しみながらできる、指の体操ですよ。
ピカゴロ

年齢を重ねると、同時に複数のことをこなすことが難しくなるそうです。
頭と体を使うことで脳トレ効果がありますが、頭を使いながら体も動かすとさらに、脳の活性化に期待ができますよ。
今回はピカゴロのゲームをご紹介します。
高齢者の方に、棒を2本持って向かい合って座っていただきます。
と掛け声を出す担当の方が「ピカピカ」や「ゴロゴロ」と言います。
「ドカン」の掛け声で、棒を握るのと上げる両方を高齢者の方がしますよ。
じょじょに慣れてきたら何度か「ピカピカ」や「ゴロゴロ」と言って、フェイントすると盛り上がりそうですね。
フライング福笑い

お正月に、福笑いをしたことがある高齢者の方もいらっしゃるのではないでしょうか?
福笑いは、目隠しをして顔のパーツを置いていく遊びですよね。
うまく顔のパーツを配置できないところが楽しかったりします。
ですが、フライング福笑いは、目隠しはしませんよ。
大きめの顔が描かれた用紙に、大きめな顔のパーツを投げていきましょう。
もちろんこの福笑いもうまく、配置ができないことが多いので盛り上がります。
ですが顔を見ながら、パーツを投げるので空間認識能力は鍛えられるそうですよ。
空間認識能力は空間の中で、位置や形などを認知する能力のことです。
低下すると慣れた道に迷ったり、ものにぶつかりやすくなるといった症状があるそうですよ。
フライング福笑いで、楽しく脳トレをしてみてくださいね。