東京を歌った名曲。歌い継がれる故郷のこころ
古くからさまざまな歌手やバンドに愛され、時代を超えて歌い継がれている東京。
高層ビル群と下町の情緒、伝統と革新が織りなす街並みは、数多くの名曲の舞台となり、音楽シーンに深い足跡を残してきました。
忙しない朝の通勤風景から、夜景に包まれる街の表情まで、東京という街が持つ多面的な魅力は、音楽を通じて私たちの心に鮮やかに描き出されています。
今回は、東京にまつわる心に響く楽曲の数々をご紹介します。
東京を歌った名曲。歌い継がれる故郷のこころ(61〜80)
Tokyo Story坂本龍一

都市の息遣いを音にのせた傑作。
1994年9月にリリースされたアルバム『Sweet Revenge』に収録された本作は、映画『東京物語』からインスピレーションを受けて生まれました。
坂本龍一さんの繊細な感性が織りなす静謐な世界観は、聴く人の心に深く染み入ります。
意図的に不規則なリズムを取り入れた独特なサウンドは、東京という街の多面性を表現しているかのよう。
映画音楽の巨匠として知られる坂本さんならではの、物語性豊かな楽曲に仕上がっています。
都会の喧騒から離れて、ゆっくりと内省の時間を持ちたい時におすすめの1曲です。
心の旅チューリップ

チューリップの通算3枚目のシングルとして1973年に発売されました。
リーダー財津和夫が上京する直前の心境や上京のために別れた女性への想いなどを原点に書かれた曲で、発売から約5ヶ月が経ったオリコンシングルチャートで1位を獲得しました。
チューリップの代表曲の一つです。
東京マイ・ペース

マイ・ペースは昭和町飯田川町組合立羽城中学校(現・潟上市立羽城中学校)の同級生によって結成されたフォークグループです。
「東京」は1974年10月にリリースされたシングルで、坂本九やBEGINによってカバーされています。
あずさ2号狩人
狩人は愛知県岡崎市出身の兄弟デュオで、デビュー曲として1977年に発売されました。
都会での愛する人との暮らしに終止符を打ち、新しい恋人と特急「あずさ2号」に乗って信州へ旅立とうとするヒロインの複雑な心の内を歌った曲で大ヒットを記録し、狩人の代表曲となりました。