東京を歌った名曲。歌い継がれる故郷のこころ
東京といえば、音楽やアート、ファッションなど文化はもちろん、お仕事面においても日本の中心ですよね。
だからこそ多くの人が日本各地から集まってきます。
中には、夢を抱いて地方から上京してくる若者や、家族や恋人を地元に残して遠距離恋愛や単身赴任、なんて方もいるかと思います。
東京をテーマにさまざまな人々のこころが歌われた楽曲を紹介します。
東京を歌った名曲。歌い継がれる故郷のこころ(1〜10)
渋谷川欅坂46

渋谷の街の移り変わりを優しく描いた欅坂46の楽曲です。
アコースティックギターの心地よい音色に乗せて、今泉佑唯さんと小林由依さんのハーモニーが美しく響きます。
2017年7月にリリースされた本作は、渋谷パルコの建て替えをモチーフにしており、街の変化と共に成長する若者の心情が丁寧に紡がれています。
80年代の女性アイドルを彷彿とさせるクールな雰囲気も魅力的。
青春の一瞬を切り取ったような歌詞は、都会で生活する人々の心に深く響くことでしょう。
懐かしさと新しさが共存する渋谷の街を歩きながら聴くのがおすすめです。
ラブストーリーは突然に小田和正

小学生の頃に、本当の恋も分からずに観ていた東京ラブストーリー。
それに使われた曲です。
大人になってあらためて歌詞を見ると、すごいな小田和正と思います。
曲調も、好きです。
発売されて時間が経ちましたが、色あせない曲です。
ワンルーム・ディスコPerfume

Perfumeの9作目のシングルとして2009年に発売されました。
新生活に合わせた春を題材にした曲で、新しい生活を始める不安をかき消してくれる歌詞が印象的です。
新しい部屋を片付けたり、買い物をしたりと新生活のワクワク感にスポットを当てた曲で、踊れるのに泣ける曲です。
東京を歌った名曲。歌い継がれる故郷のこころ(11〜20)
TOKYOBUCK-TICK

サイバー東京を舞台に、切迫した感情や独自の視点から都市生活を描いた一曲です。
BUCK-TICKさんがロンドンでレコーディングした際に制作され、彼らの音楽性の変化を象徴する作品となりました。
アルバム『Taboo』に収録され、1989年1月に発表されるや否や、バンド初のチャート1位を獲得。
繰り返されるフレーズが印象的な歌詞は、デジタルとアナログ、現実と虚構が交錯する東京の姿を鮮やかに描き出しています。
技術の進化がもたらす社会の変化や、そこで生きる人々の心情を感じ取りたい方におすすめの一曲です。
TOKYO LOVETHE BOOM

異国情緒漂うサウンドが魅力的な1曲。
世界中の地名が登場し、東京への愛を歌い上げています。
1994年にリリースされた本作は、THE BOOMの代表曲として多くの人々に愛されてきました。
宮沢和史さんの力強い歌声と、バンドの演奏が織りなす独特の世界観が印象的です。
街の喧騒や人々の日常を描きながら、恋愛の甘美さも織り交ぜた歌詞に、都市生活者の心が揺さぶられることでしょう。
東京に住む人はもちろん、都会への憧れを抱く方にもおすすめの楽曲です。
赤坂レイニー・ナイトはやぶさ

雨に濡れた赤坂の街並みを舞台にした切ない歌謡曲。
はやぶさのムード歌謡が、心に染みわたります。
2024年2月に発売されたこの曲は、鶴岡雅義さんが作曲を手掛けた渾身の1曲。
別れを経験した女性の心情がつづられており、くり返される雨のフレーズが印象的ですね。
大切な人を失った喪失感を抱えたまま、1人で赤坂の夜を歩く……そんな情景が目に浮かびます。
恋に悩み、心の奥底で誰かを求めている人は、本作をぜひ一度聴いてみてはいかがでしょうか?
TOKYO井上陽水

東京の躍動感と哀愁を井上陽水さんの独特なリズム感とともに伝える楽曲。
まるで街を散策しているかのような空気感が漂い、心地良いビートとメロディが聴き手を虜にします。
多くの人が共感する東京のイメージを巧みに音に乗せ、聴く者の想像力を掻き立て、愛着を持って楽しむことができます。
1990年10月にリリースされたアルバム『ハンサムボーイ』に収録された本作は、絶妙な歌詞とメロディが溶け合い、時間を経ても色褪せることのない名曲として多くの人々に歌い継がれています。
観光案内ではないですが、この楽曲を聴けば東京の街中を歩いているような気分を味わうことができるでしょう。