ヴィジュアル系の名曲。V系ロックを代表する定番の人気曲
X JAPANが火をつけ、90年代に爆発的なブームとなったヴィジュアル系ロック。
下火だった時期もありましたが、現在ではもはや海外でも「Visual-Kei」という言葉で通じる一大ジャンルとして定番化しました。
メタルやゴシックロック、クラシックにパンクまで、さまざまなジャンルを「ヴィジュアル系」というパッケージに収めることで多彩な表現を可能にした、まさに日本独自の音楽ジャンルと呼んでいいでしょう。
今回はそんなヴィジュアル系バンドの中でも、その歴史を象徴する数々の名曲をご紹介します!
ヴィジュアル系の名曲。V系ロックを代表する定番の人気曲(21〜30)
紅蓮the GazettE

ヴィジュアル系ロックバンドの代表格の一つ、the GazettE。
2004年にデビューしたバンドで、当初からセルフ・プロデュースで活動していたことで有名です。
そのため、現在にいたるまで音楽性がブレたことは一度もありません。
こちらの『紅蓮』は、そんなthe GazettEの名曲として、特にオススメしたい作品です。
子供を死なせてしまった親をテーマにした楽曲で、その歌詞のなまなましさからファンの間では大人気の1曲です。
火の鳥 2022FANATIC◇CRISIS

FANATIC◇CRISISが結成30周年を記念して制作した、日本テレビの番組『ぐるぐるナインティナイン』のエンディングテーマにも起用された『火の鳥 2022』。
1998年にリリースされた楽曲をリメイクしたもので、力強いメロディと緻密な楽曲アレンジ、そして石月努さんの独特な歌詞世界が展開されています。
本作は、バンドの歴史と現在を融合させた象徴的な1曲。
ロックとヴィジュアル系の要素を融合させた音楽性は、過去の感動を現代に引き継ぎながら新たな表現を模索し続ける姿勢を感じさせます。
ヴィジュアル系の歴史に触れたい方にぜひおすすめの1曲です。
VinushkaDIR EN GREY

ハイレベルな演奏と音楽性で、世界中から非常に高い評価を受けているバンド、DIR EN GREY。
ロックの聖地である、フィンランドでもライブを開いており、ヴィジュアル系という枠をこえて、さまざまな国のロックマニアから愛されています。
こちらの『Vinushka』は、そんな彼らの曲のなかでも、特に名曲と名高い作品です。
「罪」をテーマにしており、序盤の静かな立ち上がりから、サビが終わったあとのデスボイスは圧巻のひと言。
日本を代表する、本格派のロック・サウンドです。
女々しくてゴールデンボンバー

もはや今の時代、ビジュアル系といえばこの曲が知名度・人気度ともに高い曲でしょう。
楽器を演奏せず、ダンスや芸を披露する様は、もはや芸人のよう。
この曲の独自の方法が一般にも受け、ビジュアル系のイメージは良い意味で変わったのだと思います。
秋風の狂詩曲Raphael

1997年に10代半ばという若さで結成、インディーズ時代から人気を博し、1999年にメジャーデビューを果たすも、リーダーにしてギタリストの華月さんが不慮の事故で急逝。
全員が20歳を迎える前に、活動を終えることとなったバンド、Raphael。
あまりにも短い活動期間ながら、彼らをリスペクトするバンドは多く、彼らが残した楽曲も高い評価を得ています。
今回紹介する楽曲『秋風の狂詩曲』は、後期の彼らを代表する曲であり、クラシックの素養を持ったYUKIさんのボーカルと、アイリッシュ系のサウンドから着想を得たギターの音色が見事に融合した、哀愁漂う名曲に仕上がっています。
作品をリリース毎に演奏能力も向上し、メインコンポーザーの華月さんが持つ才能が大きく羽ばたこうとしていたことがよく分かるだけに、残念な気持ちになってしまいますね……。
ピンクスパイダーhide with Spread Beaver

X JAPANの、今は亡きギタリストの、知名度・人気度の高さを誇る楽曲です。
オリコンでは、週間最高1位を飾り、年間1位を記録しました。
今現在でもラジオでたびたび流れていることがあり、いつまでも不動の人気のある曲なのだなと感じました。
Silent JealousyX JAPAN

ビジュアル系というジャンル・カルチャーの開祖的な存在であり、日本のメタルシーンのみならずJ-POPの歴史を大きく変え、波乱のキャリアを歩みながらも世界的な知名度を得るにまで至ったX JAPAN。
数多くある有名曲や代表曲の中でも、とくに人気の高い楽曲の一つが『Silent Jealousy』です。
通算3枚目のアルバム『Jealousy』からのリカット・シングルとして1991年にリリースされ、同年初出場を果たした紅白歌合戦でも披露されています。
過剰なまでにドラマティックな楽曲展開、華麗なツイン・リード、哀愁を帯びたメロディ、これぞX節としか言いようのないサウンドが洪水のように押し寄せてくる様は、いつ聴いても刺激的!