ヴィジュアル系の名曲。V系ロックを代表する定番の人気曲
X JAPANが火をつけ、90年代に爆発的なブームとなったヴィジュアル系ロック。
下火だった時期もありましたが、現在ではもはや海外でも「Visual-Kei」という言葉で通じる一大ジャンルとして定番化しました。
メタルやゴシックロック、クラシックにパンクまで、さまざまなジャンルを「ヴィジュアル系」というパッケージに収めることで多彩な表現を可能にした、まさに日本独自の音楽ジャンルと呼んでいいでしょう。
今回はそんなヴィジュアル系バンドの中でも、その歴史を象徴する数々の名曲をご紹介します!
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ヴィジュアル系の名曲。V系ロックを代表する定番の人気曲(31〜40)
首吊りロンドMerry

メリーの曲は哀愁を感じられる楽曲が多くありますが、その中でも『首吊りロンド』という曲は、それをさらに強く感じさせてくれます。
衝撃的なタイトルと歌詞、しかしメロディーはノリが良くカラオケで歌うととても気持ち良いと思います。
我、在ルベキ場所MUCC

cali≠gariのギタリストである桜井青が設立したインディーズレーベル、「密室ノイローゼ」。
このレーベルに所属していたバンドや、関係が深いバンドを「密室系」と呼びましたが、その中でも最も高い知名度を誇るバンドがMUCCでしょう。
ヴィジュアル系の王道にとらわれないルックス、文学的な歌詞、歌謡曲を思わせる日本的なメロディなどが密室系の特徴ですが、MUCCはそこにラウドロック的な要素を取り込み、さらなる独自性を確立しました。
メジャーデビュー曲となった2003年リリースのこの曲にはそんな彼らの初期衝動が詰め込まれており、他のバンドでは出せない陰鬱としたサウンドと特徴的な歌唱法は既に完成の域です。
花葬L’Arc〜en〜Ciel

この楽曲のリリース当時、MVで眉毛を全部沿ってオールバックのヘアースタイルという出で立ちを見せたボーカリスト、hydeさんの姿に驚いたことが懐かしく思い出されます。
ビジュアル系というジャンルのバンドが商業的に一番盛り上がっていた1998年、L’Arc〜en〜Cielが3枚同時シングル発売という前代未聞のリリースを行った楽曲の内の1つが『花葬』です。
いわゆるパブリックなイメージのビジュアル系という枠内からはとっくに抜け出していたラルクですが、この曲に関しては、ゴシック趣味な世界観とマイナーコードを基調とした美しいメロディは、まさにビジュアル系らしい要素で満ちています。
とはいえ、容易に他のバンドが模倣できる楽曲ではないというのは、L’Arc〜en〜Cielが持つ一流のセンスがあってこそ、と言えましょう。
夢~ムゲンノカナタ~ViViD

バンドとしてメジャーデビューを飾った曲です。
デビュー・ソングということで、インパクトがあり目に留まりやすいタイトルにしようと考えたのが、この曲名でした。
デビューにふさわしい、勢いや疾走感のある曲に仕上がっています。
叫声己龍

タイトルの読みは「きょうせい」です。
バンドとして、特別な思いがあるというこの曲は、2011年の震災の際に受けた心情などをもとに作られた曲です。
ツアーのライブなどでもたびたび歌われることがあり、ファンの間でも人気の高い楽曲といえるでしょう。
ヴィジュアル系の名曲。V系ロックを代表する定番の人気曲(41〜50)
ロマンスPENICILLIN

1990年代に次々とデビューしたビジュアル系のバンドの中でも、自由な発想と活動で特異な存在感で放ち続けているPENICILLIN。
初期の彼らは、ルックスはもちろん楽曲も含めていかにも正統派のビジュアル系といった雰囲気でしたが、1995年のメジャーデビュー以降は音楽性も見た目もとくにビジュアル系にこだわることもなく、先述したように一定のジャンルに縛られないキャリアを積み重ねています。
そんな彼らの名前がお茶の間にまで浸透する起爆剤となったのが、1998年にリリースされたシングル曲『ロマンス』です。
ビジュアル系に興味がなかったとしても、この曲の特徴的過ぎるサビを聴けば、聴いたことがあるぞと感じる方は多くいるはず。
こういう曲を大真面目にやれてしまうところが、PENICILLINの強みであり大きな魅力と言えましょう。
ちなみにこちらは結成20周年の2012年にリリースされたベスト盤『20th Anniversary Fan Selection Best Album DRAGON HEARTS』収録の再録バージョンです。
落とし穴の底はこんな世界摩天楼オペラ

もともとはヘビーメタル出身のメンバーで作られたバンド。
それだけに演奏技術も高く、捻ったフレーズを所々に入れ込んできます。
この曲でもそれがアクセントになっていて、シンセサイザーのアレンジやリズムの裏をたたいているドラムなど聴くたびに新しい発見があります。
展開もドラマチック。
この曲はまさに隠れた名曲でしょう。