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ヴィヴァルディの名曲。人気のクラシック音楽

バロック時代の偉大な作曲家でありヴァイオリニストであったアントニオ・ヴィヴァルディのおすすめする名曲、代表曲をご紹介します。

ヴィヴァルディは生前当時台頭しつつあった協奏曲のスタイルを発展させ、オーケストレーション、ヴァイオリン技法、標題音楽の多くをヨーロッパ中の音楽家に影響を与えていきました。

全盛期過ぎて一時期は音楽的評価も衰退するのですが、近年の学術研究と演奏家により再評価され、今もなお新たな作品が発見されたりして多くの影響を与えています。

ヴィヴァルディを聞くときはよく耳を澄ませて聞いてみましょう。

あなたの発見が世紀の大発見になるかも知れません。

ぜひお聞きください。

ヴィヴァルディの名曲。人気のクラシック音楽(11〜20)

シンフォニア ニ長調 RV.122Antonio Vivaldi

A. Vivaldi: RV 122 / Sinfonia for strings & b.c. in D major / L’Orfeo
シンフォニア ニ長調 RV.122Antonio Vivaldi

ヴェネツィアで生まれたヴィヴァルディは、1741年7月28日にウィーンで亡くなりました。

「赤毛の司祭」の異名を持つヴィヴァルディですが、本作は彼の天才的な才能が存分に発揮された傑作といえるでしょう。

3つの楽章からなる本作は、弦楽器と通奏低音を巧みに使い、バロック音楽特有の情熱的で劇的な表現が見事に表現されています。

ヴィヴァルディの音楽に触れたことがない方も、ぜひこの機会に聴いてみてはいかがでしょうか。

きっと心に響くすてきな体験になるはずです。

フルート協奏曲ト短調「夜」(La notte)RV.439、作品10-2Antonio Vivaldi

Vivaldi: Flute Concerto “La notte” / Pahud · Marcon · Berliner Philharmoniker
フルート協奏曲ト短調「夜」(La notte)RV.439、作品10-2Antonio Vivaldi

全6楽章から構成されたフルート協奏曲で、もともとはリコーダーのために作曲された作品です。

アレグロなど疾走感ある楽章もあるのですが、表題の「夜」の名が示す通り、第二楽章は「幽霊」、第五楽章は「眠り」との副題がつけられており、静けさと幻想的な雰囲気が漂う作品となっています。

古典的な名作の一つです。

チェロ協奏曲 ホ短調 RV.409Antonio Vivaldi

Vivaldi – Concerto for Cello & Bassoon in E Minor RV409
チェロ協奏曲 ホ短調 RV.409Antonio Vivaldi

本作は、チェロとバスーンの絶妙な掛け合いが魅力的。

3楽章構成で、第1楽章では独奏部がゆったりと、間奏部が軽快に。

第2楽章はその逆と、変化に富んだ展開が楽しめます。

バロック時代の巨匠といわれるアントニオ・ヴィヴァルディは、チェロの歌うような音色と華麗な技巧を存分に引き出しています。

バロック音楽に興味のある方はもちろん、クラシック入門としてもおすすめ。

心地よい旋律に身を委ねれば、優雅なひとときが過ごせますよ。

4つのヴァイオリンとチェロのための協奏曲 ロ短調 RV.580Antonio Vivaldi

Vivaldi: Concerto for 4 violins in B minor RV.580- 石田泰尚、﨑谷直人、小宮直、直江智沙子、川瀬賢太郎、神奈川フィル,4本のヴァイオリンのための協奏曲
4つのヴァイオリンとチェロのための協奏曲 ロ短調 RV.580Antonio Vivaldi

1711年に出版された『調和の霊感』の一部として発表された本作は、4つのヴァイオリンとチェロのために書かれた珍しい楽曲。

ヴェネツィアの孤児院で音楽教師をしていたヴィヴァルディの生徒たちが初演したとされています。

情熱的で劇的な表現が特徴のこの曲は、ヴィヴァルディの卓越した作曲技法が光ります。

バロック音楽特有の響きと、4人のヴァイオリン奏者が技巧を披露する魅力的な構成。

クラシック音楽ファンはもちろん、バロック音楽入門にもぴったりの一曲です。

トリオ・ソナタ ニ短調「ラ・フォリア」の主題による20の変奏曲 RV.63Antonio Vivaldi

イタリアの作曲家アントニオ・ヴィヴァルディが1705年に初めて出版した楽譜に収められた楽曲。

「フォリア」とは“狂気”あるいは“常軌を逸した”との意味。

にぎやかで騒がしい踊りの音楽とされていましたが、時代を経て意味が変わったようです。

最初は穏やかに進行しますが、後になるにつれて疾走感のある曲調へと変化します。

ヴィヴァルディはヴァイオリニストでもあったため、弦楽器の和声の良さや技巧的な部分も光る一曲です。