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ヴィヴァルディの名曲。人気のクラシック音楽

バロック時代の偉大な作曲家でありヴァイオリニストであったアントニオ・ヴィヴァルディのおすすめする名曲、代表曲をご紹介します。

ヴィヴァルディは生前当時台頭しつつあった協奏曲のスタイルを発展させ、オーケストレーション、ヴァイオリン技法、標題音楽の多くをヨーロッパ中の音楽家に影響を与えていきました。

全盛期過ぎて一時期は音楽的評価も衰退するのですが、近年の学術研究と演奏家により再評価され、今もなお新たな作品が発見されたりして多くの影響を与えています。

ヴィヴァルディを聞くときはよく耳を澄ませて聞いてみましょう。

あなたの発見が世紀の大発見になるかも知れません。

ぜひお聞きください。

ヴィヴァルディの名曲。人気のクラシック音楽(11〜15)

2つのチェロのための協奏曲 ト短調 RV.531Antonio Vivaldi

2台の独奏チェロが冒頭から激しい掛け合いをするドラマティックな作品です。

コンチェルトといえばピアノやヴァイオリンとオーケストラというように一つの楽器と協奏することが多いのですが、アントニオ・ヴィヴァルディ唯一のチェロによる二重協奏曲となっています。

一般的には「四季」ほど有名ではありませんが、チェロ奏者の間ではよく知られた名曲で、国内外の名チェロ演奏家がレパートリーとしているそうです。

フルート協奏曲 ヘ長調《海の嵐》RV 433 F.Ⅵ,no.12Antonio Vivaldi

A. Vivaldi:フルート協奏曲 ヘ長調《海の嵐》RV 433 F.Ⅵ,no.12
フルート協奏曲 ヘ長調《海の嵐》RV 433 F.Ⅵ,no.12Antonio Vivaldi

バロック時代を代表する作曲家、アントニオ・ヴィヴァルディの名曲です。

赤毛の司祭と呼ばれた彼は、1678年にヴェネツィアで生まれました。

本作は海の嵐をテーマにしたフルート協奏曲で、荒れ狂う波や風を巧みに描写しています。

第1楽章では激しい嵐、第2楽章では一時的な静けさ、第3楽章では再び猛威を振るう嵐が表現されており、自然の壮大さを感じられる曲となっています。

クラシック音楽に興味のある方はもちろん、音楽で物語を感じたい方にもおすすめです。

ヴィヴァルディの才能が存分に発揮された、聴く人の心に響く一曲となっていますよ。

フルート協奏曲ト短調「夜」(La notte)RV.439、作品10-2Antonio Vivaldi

Vivaldi: Flute Concerto “La notte” / Pahud · Marcon · Berliner Philharmoniker
フルート協奏曲ト短調「夜」(La notte)RV.439、作品10-2Antonio Vivaldi

全6楽章から構成されたフルート協奏曲で、もともとはリコーダーのために作曲された作品です。

アレグロなど疾走感ある楽章もあるのですが、表題の「夜」の名が示す通り、第二楽章は「幽霊」、第五楽章は「眠り」との副題がつけられており、静けさと幻想的な雰囲気が漂う作品となっています。

古典的な名作の一つです。

弦楽のための協奏曲 ハ長調「フランス風」RV.117Antonio Vivaldi

A. Vivaldi: RV 117 / Concerto for strings & b.c. from ‘La Sena Festeggiante’ (RV 693)
弦楽のための協奏曲 ハ長調「フランス風」RV.117Antonio Vivaldi

アントニオ・ヴィヴァルディは1678年に生まれのイタリアの作曲家で、その生涯で数多くの協奏曲を書き上げており、ヴィヴァルディの独自性をもっとも良くあらわすジャンルとして知られています。

この楽曲もヴィヴァルディが得意とする協奏曲の一つ。

弦楽と通奏低音で構成されており、宮廷音楽のような優雅さをまとっています。

シンフォニア ニ長調 RV.122Antonio Vivaldi

A. Vivaldi: RV 122 / Sinfonia for strings & b.c. in D major / L’Orfeo
シンフォニア ニ長調 RV.122Antonio Vivaldi

ヴェネツィアで生まれたヴィヴァルディは、1741年7月28日にウィーンで亡くなりました。

「赤毛の司祭」の異名を持つヴィヴァルディですが、本作は彼の天才的な才能が存分に発揮された傑作といえるでしょう。

3つの楽章からなる本作は、弦楽器と通奏低音を巧みに使い、バロック音楽特有の情熱的で劇的な表現が見事に表現されています。

ヴィヴァルディの音楽に触れたことがない方も、ぜひこの機会に聴いてみてはいかがでしょうか。

きっと心に響くすてきな体験になるはずです。