冬に聴きたいジャズ。クリスマスソングだけじゃない名曲・名演たち【2025】
冬という季節に流れるジャズといえば、クリスマスソングとして愛されているさまざまな名曲を思い浮かべる方も多いでしょう。
また、夜の長い季節なので、じっくり耳を傾けたくなる内省的な楽曲がフィットする季節ですね。
スタンダードナンバーはもちろん、有名なクリスマスソングをジャズ風にアレンジした楽曲も人気です。
今回の記事ではそんな定番のクリスマスソングも押さえつつ、冬にオススメのジャズナンバーをピックアップ。
ずばり冬をテーマとしたものから、ひとりでじっくり向き合うナンバー、さらには寒さを忘れさせてくれるような陽気な曲まで、近年注目されている若手のオリジナル曲も含めてお届けします!
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冬に聴きたいジャズ。クリスマスソングだけじゃない名曲・名演たち【2025】(61〜70)
When There Is No SunSun Ra

コンテンポラリー・ジャズに大きな影響を与えたアーティスト、サン・ラさん。
ピアノやシンセサイザーを用いた楽曲を得意としており、フリージャズをよりアバンギャルドな雰囲気に進化させた個性のあふれる音楽性で人気を集めていたアーティストです。
こちらの『When There Is No Sun』はそんな彼の代表的な作品の1つで、コンテンポラリー・ジャズと比べても聴き劣ることのない、冷ややかでアバンギャルドなサウンドが魅力的な作品です。
Skating in Central ParkBill Evans

冬の長い夜に心地よく響く、美しいインストゥルメンタル楽曲です。
ビル・エヴァンスさんのピアノとジム・ホールのギターが織りなす繊細な音の世界は、セントラルパークでスケートを楽しむ人々の姿を目に浮かばせてくれますね。
1962年に発表されたアルバム『Undercurrent』に収録された本作は、ジャズファンだけでなく、穏やかな時間を過ごしたい方にもぴったり。
雪の降る夜、暖かい部屋で窓の外を眺めながら聴くのもおすすめです。
エヴァンスさんとホールの音楽的な対話は、冬の静けさと美しさを見事に表現しています。
Smoke Gets In Your EyesClifford Brown

1933年にジェローム・カーンさんがミュージカルのために作ったジャズのスタンダードナンバーがこちら。
1958年にザ・プラターズがリバイバルヒットさせたバージョンの方をご存じの方が多いのではないでしょうか。
失恋の悲しみに涙が零れ落ちていることを、煙が目にしみただけだ、と表現するおしゃれな1曲です。
この一年、悲しいことやつらいことがあったあなたも、煙が目にしみただけだ、といって涙ぐめば少しすっきりするのではないでしょうか。
Frosty The SnowmanElla Fitzgerald

アメリカが誇る女性トップジャズシンガー、エラ・フェッツジェラルド。
彼女の魅力的な張りのある歌声で歌われるクリスマスソング『Frosty The Snowman』は、スウィング感やドライブ感があふれる楽曲です。
さまざまなミュージシャンによってレコーディングされているこの楽曲は、クリスマスシーズンの定番曲とも言えます。
エラ・フィッツジェラルドはこの曲を1960年にリリース。
彼女の歌う『Frosty The Snowman』は、永遠のクリスマス・スタンダードソングとして、聴き継がれ、語り継がれていくことでしょう。
A Foggy DayFrank Sinatra

冬といえば、灰色の空や霧の深い、寒い空気感がイメージされますよね。
そんな時に聴いてみたいのがこちらの曲です。
1937年にガーシュイン兄弟によってミュージカルのために書かれたこちらの曲は、あなたに出会ってそんな薄暗い街が輝いてみえたという内容です。
実はロンドンでこの曲ができた当時、よく見られた霧の日は天候によるものではなく、公害によるスモッグだったそうです。
クリスマスが近づき、ステキな恋人と出会えたらぜひこの曲を一緒に聴いてくださいね。
Little AbiMasabumi Kikuchi

菊地雅章さんの代表作とも呼べる名バラードは、娘への愛情が音楽的に表現された感動的な一曲です。
静かで抒情的な曲調に、彼の独特な即興演奏が光る本作。
感情的な高まりと静謐さが絶妙に混じり合った演奏は、ジャズの自由な即興性とクラシカルな叙情性を融合させた素晴らしい作品に仕上がっています。
1972年にエルヴィン・ジョーンズさんやジーン・ペルラさんと共にニュージャージーのルディ・ヴァン・ゲルダー・スタジオで録音されたバージョンが有名ですね。
ジャズファンはもちろん、冬の静かな夜にじっくり耳を傾けたい方にもおすすめの一曲です。
Feeling GoodNina Simone

ブルースの女王、ニーナ・シモンさん。
ブルースの畑ではあるものの、ジャズも積極的に歌っており、その実力はすさまじくサッチモの相性で親しまれているルイ・アームストロングさんも彼女のジャズボーカリストへの転向を強く勧めていました。
そんな彼女の名曲が、こちらの『Feeling Good』。
ブルースのエッセンスがおりこまれたジャズで、木枯らしをイメージさせるようなメロディーと哲学的なリリックが魅力的なナンバーです。
おわりに
寒い冬だからこそ、心がほっこりするような陽気でにぎやかな曲が聴きたいという方もいるでしょうし、あえて寂しげな楽曲の雰囲気を味わいたいという方もいるでしょう。
ずらりと並んだ名曲、名演の中から、今のあなたの気分にぴったりな曲を見つけていただければ幸いです。
普段はあまりジャズを聴かない人でも楽しめるナンバーばかりですから、ジャズの入門編としてもオススメですよ!






