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冬に聴きたいジャズ。クリスマスソングだけじゃない名曲・名演たち【2026】

冬という季節に流れるジャズといえば、クリスマスソングとして愛されているさまざまな名曲を思い浮かべる方も多いでしょう。

また、夜の長い季節なので、じっくり耳を傾けたくなる内省的な楽曲がフィットする季節ですね。

スタンダードナンバーはもちろん、有名なクリスマスソングをジャズ風にアレンジした楽曲も人気です。

今回の記事ではそんな定番のクリスマスソングも押さえつつ、冬にオススメのジャズナンバーをピックアップ。

ずばり冬をテーマとしたものから、ひとりでじっくり向き合うナンバー、さらには寒さを忘れさせてくれるような陽気な曲まで、近年注目されている若手のオリジナル曲も含めてお届けします!

冬に聴きたいジャズ。クリスマスソングだけじゃない名曲・名演たち【2026】(11〜20)

NightingaleMammal Hands

英国ノリッジ出身のジャズトリオ、ママル・ハンズは、サックス、ピアノ、ドラムという編成でありながら、ベースレスでありながらも豊かな低音域を実現する独創的なサウンドで知られています。

2023年3月にリリースされたアルバム『Gift from the Trees』に収録されたこの楽曲は、ウェールズの山間部スタジオで冬と春の2回に分けて録音され、異なる季節の空気感が音に滲み込むように設計されました。

サックスが奏でる旋律は、まさに鳥の囀りのような繊細なトリルとヴィブラートで彩られ、フォーク音楽のバイオリンを思わせる温かみも併せ持っています。

ミニマリズム的な反復パターンを基調としながら、静謐で内省的な世界観を描き出す本作は、冬の夜にひとり静かに耳を傾けたい方にぴったりの1曲です。

Hunt Up Wind福村博 with 渡辺貞夫

Jazz Funk – Hiroshi Fukumura & Sadao Watanabe – Hunt Up Wind
Hunt Up Wind福村博 with 渡辺貞夫

日本ジャズ界の二大巨匠が競演したこのアルバムは、1978年4月に世に出たフュージョン作品です。

トロンボーン奏者の福村博さんと、サックスの渡辺貞夫さんが繰り広げる息の合ったユニゾンとインタープレイは、まさに快調そのもの。

疾走感のあるリズムに乗せて、ブラスとサックスが絡み合い、ファンクのグルーヴと和のフュージョンが見事に融合しています。

参加ミュージシャンには海外の実力者たちも名を連ねており、国際色豊かなサウンドに仕上がりました。

冬の夜長に、じっくりと聴き込みたい骨太なジャズ・ファンクをお探しの方に、ぜひ手に取っていただきたい作品です。

Chilly Winds Don’t BlowNina Simone

アメリカのジャズシンガー、ニーナ・シモンさんが1959年にリリースした『Chilly Winds Don’t Blow』。

この曲は彼女の魂のこもった歌声が心を震わせる冬に聴きたいジャズソングです。

「寒風は吹かない」という意味のタイトル通り、彼女の歌には寒さを吹き飛ばすような力強さが込められています。

冬の寒さで疲れた時、年末の忙しさがつらい時にこの曲を聴けば、すぐに元気がわいてくること間違いなしですよ!

SnowfallBeegie Adair

アメリカケンタッキー州出身のジャズピアニスト、ビージー・アデールは、5歳からピアノを弾き始め、大学でピアノを学びながら音楽教育を専攻。

働きながらセッション・ミュージシャンとして活動し、キャリアを積み上げてきました。

彼女の楽曲の魅力はそのエレガントさ。

クリスマスシーズンにぴったりな『Snowfall』も、楽曲中盤から優雅なスウィング調になり、上品な雰囲気をただよわせています。

世界から愛された、ロマンティックなジャズピアノの一曲で、聖なる夜を過ごしてみてはいかがですか。

Seven Shades of SnowJune Bisantz

あまり有名な曲ではありませんが、雪の美しさを描いたこちらの曲は知る人ぞ知る冬の名曲です。

ジャズボーカリストのジューン・ビサンツさんがハスキーで味わいのある声で歌っているこちらの曲は、景色の美しさがメロディーにも反映されており、歌うのにもテクニックがいりそうな1曲です。

彼女以外にもジューン・クリスティさんがうたっています。

もし曲を気に入っていただけたら、いろいろな歌手が歌う別のバージョンも聴いてみることをおすすめします。

SnowboundSarah Vaughan

華麗なストリングスの導入から、ロマンティックなクリスマスを約束してくれるのは、サラ・ヴォーンの歌う『Snowbound』。

彼女の魅力は、幅広いレンジとヴィブラートのかかった豊かな歌声。

そのほうじゅんで迫力のある歌声は今もなお私たちを魅了します。

サラ・ヴォーンは、アメリカを代表する女性ジャズ・ボーカリストで、アポロシアターのアマチュアナイトで優勝したのをきっかけにデビューを果たします。

数々の名曲を歌い、永遠のスタンダードを生み出してきました。

厳かな聖夜をいろどるにふさわしい、ゴージャスでメロウな『Snowbound』で、ステキなひとときをお過ごしください。

冬に聴きたいジャズ。クリスマスソングだけじゃない名曲・名演たち【2026】(21〜30)

Cozy NovemberEmmaline

晩秋の空気をそのまま音楽にしたような、温かなオリジナル曲をご紹介します。

エマリンさんは、ジャズ・ピアニストの父とシンガーの母のもとで育ったアメリカ出身のボーカリスト兼ヴァイオリニスト。

幼少期からジャズに親しみ、スモーキーな歌声でソウルやR&Bの要素も取り入れた、ジャンルを横断するスタイルが持ち味です。

2023年の映画『Sweetwater』への出演でも注目を集めました。

本作は「11月をテーマにした曲がほとんどない」という気づきから生まれた一曲で、2023年11月にリリース。

のちにアルバム『The Christmas Album』にも収録されています。

寒くなり始めた街の匂いや温かい飲み物、家の中の灯りといった、晩秋の居心地のよさを感じさせるジャズ・ボーカルに仕上がっています。

クリスマス直前ではなく、11月の入り口から冬支度の気分を味わいたい方にぴったりです。