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冬に聴きたいジャズ。クリスマスソングだけじゃない名曲・名演たち

冬という季節に流れるジャズといえば、クリスマスソングとして愛されているさまざまな名曲を思い浮かべる方も多いでしょう。

また、夜の長い季節なので、じっくり耳を傾けたくなる内省的な楽曲がフィットする季節ですね。

スタンダードナンバーはもちろん、有名なクリスマスソングをジャズ風にアレンジした楽曲も人気ですよね。

今回の記事ではそんな定番のクリスマスソングも押さえつつ、冬にオススメのジャズナンバーをピックアップ。

ずばり冬をテーマとしたものから、ひとりでじっくり向き合うナンバー、さらには寒さを忘れさせてくれるような陽気な曲まで、新旧を問わずお届けします!

ジャズファンでなくても聴き応え十分のナンバーが並んでいます。

ぜひお楽しみくださいね。

もくじ

冬に聴きたいジャズ。クリスマスソングだけじゃない名曲・名演たち(21〜40)

When You Wish Upon a StarKeith Jarrett

Keith Jarrett Trio – When You Wish Upon a Star
When You Wish Upon a StarKeith Jarrett

1940年のディズニー映画『ピノキオ』の主題歌として作られたこちらの曲、いわゆるクリスマスの曲ではありませんが、かわいらしいメロディーや星にまつわる曲なのでクリスマス時期に演奏されることが多い曲です。

スウェーデンとノルウェーではクリスマスソングになっていて、ベツレヘムの星について歌っているそうです。

バラードの曲ですがキース・ジャレットさんのように3拍子で演奏されたバージョンもクリスマスらしくてすてきですね。

Time After TimeChet Baker

哀愁を帯びた美しいメロディーが心に沁みる名バラードです。

時の流れを超えた愛を歌うこの曲は、チェット・ベイカーさんの繊細な歌声とトランペットが、深い感動を呼び起こします。

1955年にリリースされたこの曲は、映画『アメリカン・ジゴロ』や『ハンナとその姉妹』でも使用され、多くの人々の心を捉えました。

ベイカーさんの演奏は、ジャズの古典として今なお色褪せることなく、愛と喪失の物語を優雅に紡ぎ出しています。

静かな冬の夜、大切な人のことを想いながら聴くのにぴったりの一曲ですね。

CandyLee Morgan

クリスマスといえば甘いお菓子をいただく機会も多いのではないでしょうか。

そんなときにぴったりなジャズのスタンダードナンバーがこちらの曲です。

キャンディーという名前のとても甘い関係の恋人のことを歌った曲で、幸せでいっぱいののろけのような歌詞内容になっています。

この歌のように幸せなシチュエーションでクリスマスが過ごせたら、寒い冬も心の底から温まりそうです。

リー・モーガンさんのこちらのバージョンは、ドラマーの曲間のソロがオシャレです。

Winter Moon 1980Art Pepper

冬の夜、アート・ペッパーさんのアルトサックスが奏でる哀愁を帯びた音色が、心に染み入るように響きわたります。

1981年にリリースされたアルバム『Winter Moon』の同名タイトル曲は、ストリングスとの絶妙な調和が生み出す温かみのある雰囲気が印象的。

昼間の喧騒から離れ、静かな冬の夜空を見上げながら、ゆったりと耳を傾けたくなる一曲です。

ペッパーさんの繊細な演奏は、聴く人の心に寄り添うかのよう。

冬の夜長に一人で過ごすときや、大切な人と穏やかな時間を共有したいときにぴったりの曲ですね。

PensativaBenny Green

美しいバラードがジャズの名盤に収められたんですね。

ベニー・グリーンさんがピアノで奏でる本作は、クレア・フィッシャーさんの名曲を新たな解釈で蘇らせています。

1994年1月発売のアルバム『The Place to Be』に収録され、内省的な雰囲気と静かな美しさが際立っています。

ピアノトリオ編成で演奏される優雅なメロディは、冬の長い夜にぴったり。

オスカー・ピーターソンさんの影響を感じさせるテクニカルなプレイと、現代的な解釈が見事に融合しているんです。

心を落ち着けたい時や、冬の静かな夜に聴きたい一曲。

ジャズファンはもちろん、癒やしを求める人にもおすすめですよ。