冬に聴きたいジャズ。クリスマスソングだけじゃない名曲・名演たち【2026】
冬という季節に流れるジャズといえば、クリスマスソングとして愛されているさまざまな名曲を思い浮かべる方も多いでしょう。
また、夜の長い季節なので、じっくり耳を傾けたくなる内省的な楽曲がフィットする季節ですね。
スタンダードナンバーはもちろん、有名なクリスマスソングをジャズ風にアレンジした楽曲も人気です。
今回の記事ではそんな定番のクリスマスソングも押さえつつ、冬にオススメのジャズナンバーをピックアップ。
ずばり冬をテーマとしたものから、ひとりでじっくり向き合うナンバー、さらには寒さを忘れさせてくれるような陽気な曲まで、近年注目されている若手のオリジナル曲も含めてお届けします!
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冬に聴きたいジャズ。クリスマスソングだけじゃない名曲・名演たち【2026】(51〜60)
Cheek To CheekElla Fitzgerald & Louis Armstrong

女性ジャズボーカリストの女王であるエラ・フィッツジェラルドさんと、サッチモの相性で親しまれているルイ・アームストロングさんによる名曲『Cheek To Cheek』。
もともとはミュージカルの楽曲だったのですが、2人が歌ったことにより世界的に知られるようになりました。
特別、冬をテーマにした楽曲ではないものの、ポップでありながらジャズの色も強い温かいメロディーに仕上げられています。
テンポが比較的ゆっくりなので、スロージャズが好き方にオススメです。
My Foolish HeartEthel Ennis

『愚かなり我が心』という邦題がついているこちらのジャズのスタンダードナンバーは、1949年のアメリカの恋愛映画の主題歌として作られました。
クリスマスの時期は気持ちがあせって、それが本当の恋かわからないまま恋に落ちてしまう人も多いのではないでしょうか。
この曲はそんな状況を歌った歌です。
ムードのあるメロディーで、ほんとに誰かと一緒にこの曲を聴いているだけで恋に落ちてしまうかもしれないので気をつけてくださいね。
You’d Be So Nice To Come Home ToHelen Merrill

1942年に発表された映画の挿入歌として巨匠コール・ポーターさんが作った曲がこちら。
寒い冬の日、暖炉の前であなたが待っていてくれたらどんなにすてきだろう、というそのものずばりの冬の曲です。
人気のジャズのスタンダード曲で、たくさんのアーディストによって演奏されています。
日本でもヘレン・メリルさんが歌ったバージョンがCMでも放映されていましたよね。
仕事が終わり、誰かが待つ暖かい家に帰るとき、ついつい口ずさみたくなる1曲ではないでしょうか。
Treize jours en FranceJoe Hisaishi

冬の静寂に包まれた風景を思わせる、久石譲さんによる珠玉のオーケストラアレンジです。
フランシス・レイ作曲の名曲を、壮大かつ繊細な音色で彩り、雪景色の中での人間ドラマを鮮やかに描き出しています。
2005年11月発売のアルバム『American in Paris』に収録された本作は、クラシックと映画音楽の融合という久石さんならではの魅力が存分に発揮されていますね。
冬の夜長にじっくり聴き入りたい一曲です。
グルノーブル冬季五輪の情景が浮かぶような、ノスタルジックでメロディアスな雰囲気も魅力的。
ゆったりとした気分で音楽に身を委ねたいときにぴったりの一曲ですよ。
GreensleevesJohn Coltrane

イングランド民謡である『Greensleeves』をスタンダードジャズにアレンジしたこちらの曲は、歌詞自体に冬という単語は入っていませんが、冬のように冷たい失恋をテーマとしています。
曲調は冷たい雰囲気ですが、テンポは早めとなっているので、ジャズを聴いたことがない方にも聴きやすい曲となっています。
冬に聴きたいジャズ。クリスマスソングだけじゃない名曲・名演たち【2026】(61〜70)
For All We KnowKeith Jarrett & Charlie Haden

この冬にぴったりな一曲です。
静寂の中でゆったりと響くピアノの音色と、柔らかなベースの調べが、心を温かく包み込んでくれますね。
2010年にリリースされたアルバム『Jasmine』に収録された本作は、ジャズ界の巨匠二人による珠玉のデュオ演奏。
別れや未来への不安を感じさせつつも、今この瞬間を大切にしようというメッセージが込められています。
冬の長い夜、ひとりで物思いにふけりたいときや、大切な人と静かな時間を過ごしたいときにおすすめの一曲。
ジャズファンはもちろん、静かな音楽を好む方にも心に響く名演です。
Soul LamentKenny Burrell

冬の単調な雰囲気には、渋いジャズを合わせたい。
ハードボイルド小説を好むような方は、そんな願望をお持ちではないでしょうか?
そんな方にオススメしたい作品が、こちらの『Soul Lament』。
この楽曲は偉大なジャズギタリストである、ケニー・バレルさんの作品で、暗く渋い、男らしさをつめこんだ色気のあるメロディーが印象的な作品です。
全体的な雰囲気も最高の楽曲ですが、シンプルでありながら、しっかりと味わい深さも感じられるケニーさんのハイセンスなギター・プレイも魅力の1つでしょう。
Waiting on an AngelLisa Wahlandt, Sven Faller

ドイツの才能豊かなデュオによるジャズナンバー。
天使を待つという希望に満ちたテーマを、Lisa Wahlandtさんの繊細な歌声とSven Fallerさんの豊かなベースラインが見事に表現しています。
2014年11月にリリースされたアルバム『Home for Christmas』に収録された本作は、クリスマスの温かみを感じさせる静かな美しさを持っています。
冬の長い夜に、ゆったりとした気分で聴くのにぴったりの1曲。
ジャズファンはもちろん、心安らぐ音楽を求める方にもおすすめです。
RamonaMasabumi Kikuchi

日本のジャズシーンを代表する菊地雅章さんの遺作として2021年4月にリリースされたアルバム『Hanamichi』からの1曲です。
ゆったりとしたテンポで奏でられるピアノの音色が、冬の静寂な夜を彷彿とさせますね。
菊地さんの繊細なタッチと、音の余韻やペダルの巧みな操作が際立つ演奏は、聴く者を瞑想的な世界へと誘います。
7秒もの間を置いてからメロディを奏で始める導入部分には、緊張感と期待感が漂います。
独自の解釈で新たな魅力を引き出した本作は、ジャズファンはもちろん、静かな時間を過ごしたい方にもおすすめです。
冬の夜長に、ゆっくりと味わってみてはいかがでしょうか。
From WithinMichel Camilo

卓越した演奏技術が世界的に高い評価を受ける、ドミニカ共和国出身のジャズ・ピアニストのミシェル・カミロさん。
今回紹介している楽曲『From Within』は、もともとは1993年にリーダー・アルバムとしてリリースされた『Rendezvous』のラストを飾る8分をこえるナンバーです。
ミシェルさんのオリジナル曲であり、ラテンの血を色濃く受け継ぐ情熱的なリズムとメロディを、夏ではなく冬に聴くというのもなかなか良いのではないでしょうか?
ちなみにこの曲、2004年に公開されたラテン・ジャズのドキュメンタリー映画『Calle 54』において、本人たちが実際に演奏したシーンが収められています。
伝説となった演奏を楽しみながら、冬の一時を熱い気持ちでお過ごしください!
Twisted TrackNucleus

イギリスのジャズ・フュージョンバンド、Nucleusが1970年に発表したデビューアルバム『Elastic Rock』からの一曲です。
ジャズとロックを融合させた先駆的な音楽性が光る本作は、モントルー・ジャズ・フェスティバルで第一位を獲得するなど、当時から高い評価を受けました。
イアン・カーさんらによる多彩な演奏は、マイルス・デイヴィスさんの電化以前の作品に触発されたという点も興味深いですね。
寒い冬の日に部屋でじっくりと聴くのもいいでしょう。
ジャズやロックの枠にとらわれない自由な音楽性に触れたい方におすすめです。
If I Were a BellRoberta Donnay

恋愛によってハイテンションになった女性のことを歌ったこちらの曲は、トランペッターのマイルス・デイビスさんの名演でも有名ですよね。
Guys and Dollsというミュージカルのために作られましたが、ジャスのスタンダードナンバーとしても長い間愛されている曲です。
クリスマスといえばテンションが高くなることも多く、鐘の音もBGMなどで使われることが多いです。
ですのでこちらの曲はクリスマス限定ではないものの、クリスマスにぴったりな曲の一つではないでしょうか。
When There Is No SunSun Ra

コンテンポラリー・ジャズに大きな影響を与えたアーティスト、サン・ラさん。
ピアノやシンセサイザーを用いた楽曲を得意としており、フリージャズをよりアバンギャルドな雰囲気に進化させた個性のあふれる音楽性で人気を集めていたアーティストです。
こちらの『When There Is No Sun』はそんな彼の代表的な作品の1つで、コンテンポラリー・ジャズと比べても聴き劣ることのない、冷ややかでアバンギャルドなサウンドが魅力的な作品です。
Smoke Gets In Your EyesClifford Brown

1933年にジェローム・カーンさんがミュージカルのために作ったジャズのスタンダードナンバーがこちら。
1958年にザ・プラターズがリバイバルヒットさせたバージョンの方をご存じの方が多いのではないでしょうか。
失恋の悲しみに涙が零れ落ちていることを、煙が目にしみただけだ、と表現するおしゃれな1曲です。
この一年、悲しいことやつらいことがあったあなたも、煙が目にしみただけだ、といって涙ぐめば少しすっきりするのではないでしょうか。
Frosty The SnowmanElla Fitzgerald

アメリカが誇る女性トップジャズシンガー、エラ・フェッツジェラルド。
彼女の魅力的な張りのある歌声で歌われるクリスマスソング『Frosty The Snowman』は、スウィング感やドライブ感があふれる楽曲です。
さまざまなミュージシャンによってレコーディングされているこの楽曲は、クリスマスシーズンの定番曲とも言えます。
エラ・フィッツジェラルドはこの曲を1960年にリリース。
彼女の歌う『Frosty The Snowman』は、永遠のクリスマス・スタンダードソングとして、聴き継がれ、語り継がれていくことでしょう。



