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冬に聴きたいジャズ。クリスマスソングだけじゃない名曲・名演たち

冬という季節に流れるジャズといえば、クリスマスソングとして愛されているさまざまな名曲を思い浮かべる方も多いでしょう。

また、夜の長い季節なので、じっくり耳を傾けたくなる内省的な楽曲がフィットする季節ですね。

スタンダードナンバーはもちろん、有名なクリスマスソングをジャズ風にアレンジした楽曲も人気ですよね。

今回の記事ではそんな定番のクリスマスソングも押さえつつ、冬にオススメのジャズナンバーをピックアップ。

ずばり冬をテーマとしたものから、ひとりでじっくり向き合うナンバー、さらには寒さを忘れさせてくれるような陽気な曲まで、新旧を問わずお届けします!

ジャズファンでなくても聴き応え十分のナンバーが並んでいます。

ぜひお楽しみくださいね。

もくじ

冬に聴きたいジャズ。クリスマスソングだけじゃない名曲・名演たち(21〜40)

Like It IsYusef Lateef

独創的な音楽性でコンテンポラリー・ジャズに大きな影響を与えたアーティスト、ユセフ・ラティーフさん。

メインはテナー・サックスとフルートの奏者なのですが、当時のジャズには非常に珍しい存在であったオーボエやバスーン、バンブー・フルートなど個性的な楽器を積極的に用いていました。

こちらの『Like It Is』もそういった彼の個性がいかんなく発揮されており、全体的にアフリカンなサウンドに仕上げられています。

寒い冬を乗りこえるにはピッタリなジャズですね。

In My LifeBill Frisell

ビートルズの名曲を、独特の解釈で甦らせたビル・フリゼルさんのインストゥルメンタル作品。

オリジナルが持つ懐かしさや哀愁を、ギターの繊細なタッチと豊かな音色で表現しています。

2011年9月にリリースされたアルバム『All We Are Saying…』に収録された本作は、ジョン・レノンへの敬意を込めたカバー集の一曲。

フリゼルさんならではの空間的な響きや音の広がりが印象的で、オリジナルとは異なる感情を呼び起こします。

静かな冬の夜、過ぎ去った日々を振り返りながら聴きたい一曲です。

RamonaMasabumi Kikuchi

日本のジャズシーンを代表する菊地雅章さんの遺作として2021年4月にリリースされたアルバム『Hanamichi』からの1曲です。

ゆったりとしたテンポで奏でられるピアノの音色が、冬の静寂な夜を彷彿とさせますね。

菊地さんの繊細なタッチと、音の余韻やペダルの巧みな操作が際立つ演奏は、聴く者を瞑想的な世界へと誘います。

7秒もの間を置いてからメロディを奏で始める導入部分には、緊張感と期待感が漂います。

独自の解釈で新たな魅力を引き出した本作は、ジャズファンはもちろん、静かな時間を過ごしたい方にもおすすめです。

冬の夜長に、ゆっくりと味わってみてはいかがでしょうか。

“Homecoming” Jingle BellsDave Brubeck

ジェームズ・ロード・ピアポントさんが1857年に作詞作曲した『Jingle Bells』。

この曲を知らないという方はいないのでは?

『Jingle Bells』はクリスマスの時期になると必ず街中で流れるので、かなりなじみ深い1曲だと思います。

学校でも課題曲として扱われるので歌ってみても楽しいかもしれませんね。

Soul LamentKenny Burrell

Soul Lament (Remastered 1999/Rudy Van Gelder Edition)
Soul LamentKenny Burrell

冬の単調な雰囲気には、渋いジャズを合わせたい。

ハードボイルド小説を好むような方は、そんな願望をお持ちではないでしょうか?

そんな方にオススメしたい作品が、こちらの『Soul Lament』。

この楽曲は偉大なジャズギタリストである、ケニー・バレルさんの作品で、暗く渋い、男らしさをつめこんだ色気のあるメロディーが印象的な作品です。

全体的な雰囲気も最高の楽曲ですが、シンプルでありながら、しっかりと味わい深さも感じられるケニーさんのハイセンスなギター・プレイも魅力の1つでしょう。