【2025】洋楽の反戦歌。平和を願う歌
2025年の現在もウクライナ情勢は解決の糸口が見えず、2023年10月以降はイスラエルとガザの間での武力衝突が勃発して世界中が混乱し続けています。
こちらの記事では、そんな時代だからこそ聴いてほしい、リスナーの感情を揺さぶる海外の反戦歌を時代やジャンルを問わずまとめました。
平和を願う痛切な思いや時には厳しい口調で権力に対して告発するような、アーティストたちそれぞれが込めたメッセージを、対訳などで確認しながら聴いてみてくださいね。
【子どもたちの命と権利を守るための緊急募金にご協力ください】
- 【心に刺さる反戦歌】日本の名曲が伝える平和への祈り
- 【平和を願う歌】悲惨な歴史を繰り返さないために|心に響く平和ソング集
- 【ウクライナ支援曲】平和への思いを届ける心に響く応援歌&ウクライナの歌
- 【戦争の歌】戦争の悲惨さ、愚かさを歌った名曲
- 【2025】洋楽の応援歌、人生を支えてくれる応援ソングまとめ
- 怒りの歌。洋楽の怒りソング。おすすめの名曲、人気曲
- 祈りをテーマにした邦楽。温かいメッセージが胸に響く曲
- 心が浄化される美しい邦楽曲。オススメの名曲
- 【2025】音楽がつなぐ助け合いの心。チャリティーソングの名曲まとめ
- 【2025】人生の応援歌。元気になれるおすすめの演歌まとめ
- 優しい歌。心が落ち着く名曲。やさしい気持ちになれる歌
- 【2025】届かぬ想い、すれ違う心…洋楽の叶わない恋の歌まとめ
- 【泣きたい時・悲しい時に】聴くと泣けてくる涙の名曲
【2025】洋楽の反戦歌。平和を願う歌(1〜10)
Hind’s HallMacklemore

権力への怒りを隠さない、あまりにもストレートな一曲です。
アメリカ出身のラッパー、マックルモアさんが2024年5月に公開した本作は、大学での抗議活動に連帯し、イスラエル軍に命を奪われた6歳の少女の名を冠しています。
見て見ぬふりをする音楽業界への痛烈な批判は、聴く者の胸に突き刺さります。
収益の全額寄付を表明し、Rage Against the Machineのトム・モレロも称賛したこの曲を聴いていると、「沈黙は加担と同じだ」という彼の声が聞こえてくるような気がしてなりません。
世界の不正義にどう向き合うべきか、深く考えさせられます。
Noam’s Song 2Maor Ashkenazi & Noam Cohen

イスラエルのラッパー、マオル・アシュケナージさんと、2023年10月の音楽祭襲撃で友人を失いながらも生き延びたノアム・コーエンさん。
二人が共作した本作は、あまりにも痛切な体験を伝えるドキュメンタリーのような一曲です。
銃声と爆音が鳴り響く極限状況と、そこから生還した個人の記憶が、重く冷たいドリルビートに乗せて克明に描かれています。
これは単なる告発ではなく、死の淵から立ち上がろうとする人間の魂の叫びそのもの。
2023年11月に公開されると、イスラエル国内のチャートで10位を記録しました。
遠い国の出来事ではなく、一個人の物語として平和の尊さを考えてみませんか。
Bajo los EscombrosResidente, Amal Murkus

瓦礫の下から響く祈りのような歌声に、胸が締め付けられるようです。
プエルトリコ出身のラッパーであるレジデンテさんが、パレスチナの歌手アマル・ムルクスさんさんと共に作り上げた本作は、まさに魂の叫びそのもの。
アマル・ムルクスさんは、文化を通じて平和と権利を訴え続ける活動家です。
この楽曲では、レジデンテさんの告発するラップと、アマル・ムルクスさんのアラビア語の歌声が交差し、爆撃で日常を奪われた人々の悲痛な思いや故郷への愛を歌っているかのようです。
2024年2月に世に出たアルバム『Las Letras Ya No Importan』に収められたこの楽曲は、人道危機を受け当初の予定から発売が延期された作品です。
遠い国の出来事に無力感を覚える夜、一人静かに耳を傾けてみませんか?
【2025】洋楽の反戦歌。平和を願う歌(11〜20)
Deira (ft. MC Abdul)Saint Levant

失われた故郷の記憶を、決して消えることのない抵抗の意志に変えて歌い上げた作品です。
パレスチナにルーツを持つアーティスト、サン・ルヴァンさんは、幼少期を過ごしたガザのホテルが2024年1月の攻撃で破壊された悲しみを本作に込めました。
「父が建て、人生で最高の時を過ごした場所を忘れない」そんな痛切な思いが伝わってきます。
同じくガザ出身の若きラッパー、MCアブドゥルさんと共に故郷への愛と解放への願いを訴える姿は、平和な日常を送る私たちの心を強く揺さぶるでしょう。
この楽曲は2024年6月リリースのデビュー・アルバム『Deira』に収録。
遠い国の話だと目を背けず、彼らの魂の叫びに耳を傾けてみませんか。
On This Land (feat. SOL Band)Saint Levant

故郷を追われ、帰る場所を失った人々の痛みや抵抗の声を、あなたは想像できますか。
パレスチナにルーツを持ち、幼少期をガザで過ごしたアーティスト、サン・ルヴァンさんは、その問いに音楽で応えます。
2024年6月にリリースされたデビューアルバム『DEIRA』の冒頭を飾る、ガザ出身のバンドSol Bandを迎えたこの楽曲は、土地への愛と尊厳を力強く描いた一曲です。
伝統的なアラブの旋律と現代的なラップが交差するサウンドの上で、故郷を追われた民の誇りや、家族の繋がりこそが最大の武器なのだという痛切な思いが歌われます。
遠い国の紛争をニュースとして消費するのではなく、そこに生きる人々の魂の叫びとして受け止めたい時、本作は平和への願いをより切実なものとして心に響かせてくれるはずです。
Voice of a ChildEric Clapton

ガザ地区で傷つく子どもたちを救いたい、そんな切なる思いからイギリスのギタリスト、エリック・クラプトンさんによって奏でられたインストゥルメンタル作品です。
この楽曲は、2023年12月に行われたチャリティー公演の記録を収めたライブアルバム『To Save a Child: An Intimate Live Concert』の冒頭を飾ります。
歌詞はありませんが、一音一音が紡ぎ出す哀愁に満ちたギターの旋律は、言葉にならない子どもたちの叫びそのもの。
遠い国で起きている悲劇も、決して他人事ではないのだと胸に迫ります。
平和な日常にいる私たちだからこそ、本作に耳を傾け、自分に何ができるのかを考えるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
Palestine Will RiseAbe Batshon, Samer & Sammy Shiblaq

アメリカを拠点とするパレスチナ系アーティスト、アベ・バトションさん、サメールさん、サミー・シブラクさんによる一曲です。
力強いヒップホップのビートに乗せて、故郷への連帯と平和への祈りを込めたプロテストソングで、理不尽な暴力に屈せず、自分たちの存在を懸命に叫ぶ姿が描かれています。
2024年2月に発表された本作は、アベ・バトションさんが『Free Palestine』などで訴え続けてきたメッセージの延長線上にあります。
遠い地で起きている悲劇を前に、無力感を覚えることは少なくありません。
ですが、彼らの魂の叫びに耳を傾けることは、決して無駄ではないはずです。
自分とは関係ないと思わず、その声に耳を澄ませてみませんか?





