【2026】洋楽の反戦歌。平和を願う歌
2026年の現在もウクライナ情勢は解決の糸口が見えず、2023年10月以降はイスラエルとガザの間での武力衝突が勃発して世界中が混乱し続けています。
さらに直近では、アメリカとイスラエルがイラン国内の軍事・政治拠点に対して大規模な空爆を行うなど、中東全域を巻き込んだ新たな戦闘が激化しています。
こちらの記事では、そんな時代だからこそ聴いてほしい、リスナーの感情を揺さぶる海外の反戦歌を時代やジャンルを問わずまとめました。
平和を願う痛切な思いや時には厳しい口調で権力に対して告発するような、アーティストたちそれぞれが込めたメッセージを、対訳などで確認しながら聴いてみてくださいね。
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【2026】洋楽の反戦歌。平和を願う歌(1〜10)
من النهر (From the River)Ethel Cain

アメリカ出身のシンガーソングライター、エセル・ケインさんがパレスチナの人々への祈りとして制作した一曲です。
静謐なピアノと彼女の幽玄な歌声だけで構成された、約9分半にも及ぶ本作。
実験的なEP『Perverts』を制作する中で作られた作品で、遠い地で声なく消えていく命を悼み、「どうか私を忘れないで」と繰り返されるフレーズが胸に痛切に響きます。
2024年2月、3万人以上のパレスチナ人が犠牲となった状況、とりわけラファへの空爆に心を痛めた彼女が、世界への静かな怒りを込めて公開しました。
遠い国の悲劇をただの情報として消費してしまう私たちに、その事実を決して忘れないでと訴えかけてくるような気がしてなりません。
Funeral for JusticeMdou Moctar

「サハラのヘンドリックス」と称されるニジェール出身のギタリスト、エムドゥ・モクターさん。
彼が率いるバンドの2024年5月リリースのアルバム『Funeral for Justice』に収められた表題作は、不正義がまかり通る世界への痛烈な告発状です。
故郷が直面する搾取や不平等に対し、彼はギターを「助けを求める叫び」だと語ります。
その演奏は、まるでサイレンのように私たちの無関心を突き刺してくるかのようです。
この楽曲は2023年のクーデター前に制作されましたが、その後にバンドが経験した苦境を思うと、一層の切迫感が胸に迫ります。
本作を聴けば、遠い国の悲劇だと目を背けてはいられないと気付かされるはずです。
平和への祈りを燃え盛るサウンドで訴えかける彼の魂の音に、耳を澄ませてみませんか?
RajieenMultiple artists

中東・北アフリカ11カ国から25組ものアーティストが集結し、故郷を追われた人々の苦しみと帰還への強い意志を、ヒップホップやソウルを織り交ぜた壮大なサウンドで歌い上げた一曲です。
歴史的な悲劇や、世界の不条理を告発する痛烈な言葉の数々。
「我々は必ず帰ってくる」という力強い宣言が、彼らの魂の叫びそのもののように聞こえてなりません。
この楽曲は2023年10月、ガザで人道危機に直面する人々、とりわけ子どもたちへの支援を目的として制作された作品です。
自分とは関係ないことだと思わず、8分を超える本作に込められた彼らの切実な願いに耳を傾けてみませんか?
【2026】洋楽の反戦歌。平和を願う歌(11〜20)
Gaza Is CallingMustafa

幼い頃の友情が暴力によって引き裂かれた記憶。
そんな痛切な思いが込められたのが、カナダ出身のスーダン系アーティスト、ムスタファさんの一曲です。
詩人でもある彼が、11歳の時に経験したパレスチナ人の親友との別れを歌った本作。
アコースティックギターと伝統楽器オードの物悲しい音色は、愛でさえも太刀打ちできなかった暴力への深い嘆きを物語っているかのようです。
この楽曲は2024年6月にアルバム『Dunya』から公開され、収益はパレスチナ児童救済基金へ全額寄付されます。
遠い国の出来事をひとりの人間の物語として捉え直し、平和のために何ができるのかを考えるきっかけを与えてくれるはずです。
Bajo los EscombrosResidente, Amal Murkus

瓦礫の下から響く祈りのような歌声に、胸が締め付けられるようです。
プエルトリコ出身のラッパーであるレジデンテさんが、パレスチナの歌手アマル・ムルクスさんさんと共に作り上げた本作は、まさに魂の叫びそのもの。
アマル・ムルクスさんは、文化を通じて平和と権利を訴え続ける活動家です。
この楽曲では、レジデンテさんの告発するラップと、アマル・ムルクスさんのアラビア語の歌声が交差し、爆撃で日常を奪われた人々の悲痛な思いや故郷への愛を歌っているかのようです。
2024年2月に世に出たアルバム『Las Letras Ya No Importan』に収められたこの楽曲は、人道危機を受け当初の予定から発売が延期された作品です。
遠い国の出来事に無力感を覚える夜、一人静かに耳を傾けてみませんか?
Deira (ft. MC Abdul)Saint Levant

失われた故郷の記憶を、決して消えることのない抵抗の意志に変えて歌い上げた作品です。
パレスチナにルーツを持つアーティスト、サン・ルヴァンさんは、幼少期を過ごしたガザのホテルが2024年1月の攻撃で破壊された悲しみを本作に込めました。
「父が建て、人生で最高の時を過ごした場所を忘れない」そんな痛切な思いが伝わってきます。
同じくガザ出身の若きラッパー、MCアブドゥルさんと共に故郷への愛と解放への願いを訴える姿は、平和な日常を送る私たちの心を強く揺さぶるでしょう。
この楽曲は2024年6月リリースのデビュー・アルバム『Deira』に収録。
遠い国の話だと目を背けず、彼らの魂の叫びに耳を傾けてみませんか。
Song for the Houthi ArmyDavid Rovics
イギリスのフォークシンガーソングライター、デイビッド・ロビックスさんが2024年1月にリリースした本作。
アメリカ出身の彼らしい、鋭い社会批判の視点が光るプロテスト・ソングです。
イエメン内戦におけるフーシ派の立場を支持しつつ、戦争の悲惨さや子供たちへの影響を訴える歌詞が心に響きます。
アコースティック・ギターと力強いボーカルが、彼の思いを見事に表現していますね。
戦争や社会問題に関心のある方はもちろん、現代のフォーク・ミュージックに興味がある方にもおすすめの1曲です。


