【2025】洋楽の反戦歌。平和を願う歌
2025年の現在もウクライナ情勢は解決の糸口が見えず、2023年10月以降はイスラエルとガザの間での武力衝突が勃発して世界中が混乱し続けています。
こちらの記事では、そんな時代だからこそ聴いてほしい、リスナーの感情を揺さぶる海外の反戦歌を時代やジャンルを問わずまとめました。
平和を願う痛切な思いや時には厳しい口調で権力に対して告発するような、アーティストたちそれぞれが込めたメッセージを、対訳などで確認しながら聴いてみてくださいね。
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【2025】洋楽の反戦歌。平和を願う歌(41〜50)
Harry Patch (In Memory Of)Radiohead

日本でも大人気のイギリスのロックバンド、レディオヘッド。
誰もが知っている有名なバンドですね。
いくつもの名曲を作り上げてきたレディオヘッド。
その中でも特にオススメしたい楽曲が、こちらの『Harry Patch (In Memory Of)』。
第一次世界大戦中に塹壕で戦った伝説の兵士、ハリー・パッチさんからインスパイアを受けた作品で、彼の勇敢さをたたえると同時に戦争のおろかさを訴えた反戦曲です。
この楽曲をキッカケにレディオヘッドは具体性の高いリリックの作品もリリースするようになりました。
彼らのキャリアを語る上でも重要な楽曲と言えるでしょう。
Happy Xmas (War Is Over)John Lennon & Yoko Ono

世界中にファンを持つロックバンド・ビートルズのメンバーとして知られているジョン・レノンさんと、その妻で平和運動活動家としても知られているオノ・ヨーコさんの楽曲。
タイトルが示すとおり、クリスマスソングの定番であると同時に、反戦を歌った楽曲であることも有名ですよね。
人種や思想に関係なく誰もが幸せなクリスマスを迎えられるよう祈りを込めた歌詞と、聴き手を包み込むような美しいハーモニーは、争う気持ちをやわらげてくれるパワーと慈愛に満ちています。
人間は誰もが等しく幸せになる自由があることを教えてくれる、音楽史に残る名曲です。
Masters of WarBob Dylan

1963年の春にリリースされたボブ・ディランさんのこの楽曲は、戦争の指導者たちへの痛烈な批判を込めた反戦歌として知られています。
冷戦時代の核兵器増強への抗議を表現したこの曲は、軍産複合体や戦争から利益を得る人々を厳しく糾弾しています。
アルバム『The Freewheelin’ Bob Dylan』に収録された本作は、その直接的で力強い歌詞で多くの人々の心を揺さぶりました。
エディ・ヴェダーさんやパール・ジャムなど、様々なアーティストによってカバーされ、時代を超えた普遍的なメッセージを持つ曲として評価されています。
平和を願う人々や、社会の不正に立ち向かいたい人におすすめの一曲です。
ZombieThe Cranberries

1994年にリリースされたこの楽曲は、The Cranberriesの代表作として世界中で愛され続けています。
ドロレス・オリオーダンさんの力強いボーカルと、重厚なギターサウンドが印象的な本作は、北アイルランド紛争をテーマにした反戦歌として知られています。
無垢な子供たちが犠牲になる悲劇に心を痛めたオリオーダンさんが、平和への切実な願いを込めて書き上げた歌詞は、今なお多くの人々の心に響きます。
1995年のMTVヨーロッパミュージックアワードでベストソング賞を受賞するなど、その評価は非常に高いものがあります。
戦争や暴力の悲惨さを考えたい時、平和の尊さを再確認したい時に聴いてほしい一曲です。
Boom!System Of A Down

強いメッセージ性で世界的な人気を集めるオルタナティブ・ロックバンド、システム・オブ・ア・ダウン。
世界の社会問題や政治問題に関する楽曲が非常に多く、彼らの楽曲は思想的な意味合いでも高い評価を受けています。
そんなシステム・オブ・ア・ダウンの反戦をテーマにした名曲が、こちらの『Boom!』。
反戦の曲というと、心のあり方といった哲学的なリリックにまとめられていることがほとんどです。
しかし、この曲は違います。
世界の根本的な経済システムが戦争を生み出していることを訴えた、非常に現実的な名曲と言えるでしょう。