【2025】洋楽の反戦歌。平和を願う歌
2025年の現在もウクライナ情勢は解決の糸口が見えず、2023年10月以降はイスラエルとガザの間での武力衝突が勃発して世界中が混乱し続けています。
こちらの記事では、そんな時代だからこそ聴いてほしい、リスナーの感情を揺さぶる海外の反戦歌を時代やジャンルを問わずまとめました。
平和を願う痛切な思いや時には厳しい口調で権力に対して告発するような、アーティストたちそれぞれが込めたメッセージを、対訳などで確認しながら聴いてみてくださいね。
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【2025】洋楽の反戦歌。平和を願う歌(61〜70)
Games Without FrontiersPeter Gabriel

ロックバンド、ジェネシスの初代ボーカルとして知られるイングランド出身のアーティスト、ピーター・ガブリエルさん。
こちらの『Games Without Frontiers』は彼を代表する作品の1つです。
この楽曲は戦争に対して「子どもの遊びのようだ」という強烈な皮肉をこめた反戦曲で、当時の音楽シーンでは珍しい、戦争をテーマにしたリアルなMVで人気を集めました。
反戦曲というと日本では平和を歌う曲が主流ですが、海外では皮肉の効いた反戦曲も多いので、ぜひチェックしてみてください。
Put Down That WeaponMidnight Oil

ミッドナイト・オイルの『Put Down That Weapon』は、彼らの名盤『Diesel and Dust』からのシングルリリースで、1987年のリリース当時から世界のリスナーに衝撃を与え続けています。
曲は暴力と核軍縮の必要性に重きを置き、心に響くメッセージを丁寧に組み立てているのが印象的です。
特に、今日の地政学的な緊張が高まる中で、この曲は新たな意味を持ちますね。
力強く、それでいて繊細なバランスで平和への訴えを呼びかけるミッドナイト・オイルさんの熱意は、世界が直面する問題に目を向けるきっかけを与えてくれるはずです。
戦争のない世界を願うすべてのリスナーにオススメです!
Empty WallsSerj Tankian

システム・オブ・ア・ダウンのカリスマティックなフロントマン、サージ・タンキアンさんが2007年にリリースしたソロデビューシングル『Empty Walls』は、自身がアルメニア系アメリカ人というルーツを持つサージさんならではのリアルなメッセージが世界中の人々に衝撃を与えました。
攻撃的でありながらも思慮深く、変化自在の歌唱力で迫りくるサージさんの音楽の説得力は物凄いものがありますよね。
今なお根深い戦争の傷跡をリスナーに訴えかける『Empty Walls』は歴史の教訓を重視し、平和への祈りを込めた叫びとしてリスナーの心に響きます。
幼稚園で撮影されたMVがどのような意味を持つのか、考えながらぜひ確認してみてください。
Blowin’ in the WindBob Dylan

グラミー賞やアカデミー賞などの受賞歴からロックの殿堂入りを果たし、2016年にはミュージシャン初となるノーベル文学賞を受賞したことでも話題となったボブ・ディランさんの楽曲。
1950年代から1960年代にアメリカで起こった「アメリカ公民権運動」の賛歌としても知られ、理不尽な戦争や差別に対するメッセージは当時幅広い支持を獲得しました。
軽快でありながら憂いのあるアコースティックギターのサウンドに乗せた力強いメッセージは、時代が変わっても戦争に対する疑問や問いかけを感じさせますよね。
本当に必要で大切なものは何なのか、長年に渡り人類に問いかけている反戦歌です。
I-Feel-Like-I’m-Fixin’-to-Die RagCountry Joe and the Fish

カントリー・ジョー・マクドナルドさんがリードシンガーを務めるサイケデリックロックバンド、カントリー・ジョー・アンド・ザ・フィッシュ。
社会派のバンドとして知られており、皮肉の効いたリリックで人気を集めましたね。
そんな彼らの代表曲が、こちらの『I-Feel-Like-I’m-Fixin’-to-Die Rag』。
ベトナム戦争に対する反戦曲で、ブラックコメディを含んだ強烈なリリックがつづられています。
ぜひチェックしてみてください。
OneMetallica

日本でも大人気のヘヴィメタルバンド、メタリカ。
いくつもの名曲を作り上げてきた彼らですが、なかには反戦をテーマにした楽曲も存在します。
今回、その中から紹介したいのが、こちらの『One』。
この楽曲は映画『ジョニーは戦場へ行った』の主人公をモデルにした作品で、映画の内容にそって、反戦を描いています。
創作物をテーマにした反戦曲ですが、その内容は時事を主体とした反戦曲と同じくらいシリアスです。
ぜひチェックしてみてください。
Bulls on ParadeRage Against The Machine

レッド・ツェッペリンとパブリック・エナミーの融合と称される独創的な音楽性が印象的なロックバンド、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン。
日本ではレイジの愛称で親しまれていますね。
そんな彼らの楽曲のなかでも、特にオススメしたい反戦をテーマにした楽曲が、こちらの『Bulls on Parade』。
この楽曲は自国の戦争の手法に対して一石を投じるような、批判的な内容が含まれています。
1996年にリリースされた作品なのですが、当時のアメリカの軍事的な背景を知っておくと、より深くこの作品の本質を知れるでしょう。