【2025】洋楽の反戦歌。平和を願う歌
2025年の現在もウクライナ情勢は解決の糸口が見えず、2023年10月以降はイスラエルとガザの間での武力衝突が勃発して世界中が混乱し続けています。
こちらの記事では、そんな時代だからこそ聴いてほしい、リスナーの感情を揺さぶる海外の反戦歌を時代やジャンルを問わずまとめました。
平和を願う痛切な思いや時には厳しい口調で権力に対して告発するような、アーティストたちそれぞれが込めたメッセージを、対訳などで確認しながら聴いてみてくださいね。
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【2025】洋楽の反戦歌。平和を願う歌(21〜30)
What’s Going OnMarvin Gaye

マーヴィン・ゲイさんの名曲『What’s Going On』。
後のR&Bの歴史を大きく変えた歴史的な1曲ですが、反戦をテーマにしたブラック・ミュージックとしての側面も持ちます。
この曲はベトナム戦争から帰ってきた彼の弟の話を聞いて、作曲に至ったそうです。
当時はまだ、黒人差別の文化が現在よりも激しい状態でした。
公民権が認められたから間もないということもあり、さまざまな社会問題が話題になっていた時代でしたが、この曲のおかげで支えられたアメリカ国民は多かったでしょう。
Too Young To DieJamiroquai

イギリスを代表するアシッドジャズ・バンドであるジャミロクワイの、デビューアルバム『Emergency on Planet Earth』に収録されていたのが『Too Young to Die』です。
1993年にシングルカットされ、全英チャートでは第10位にランクインしています。
1990年から5年間に渡って行われた湾岸戦争に対する反戦歌なんですよね。
楽曲はジャミロクワイらしいメロウかつグルーヴィなサウンドがかっこいい、思わずダンスしたくなるノリノリのファンクチューンです。
【2025】洋楽の反戦歌。平和を願う歌(31〜40)
What If There Were No Sides At AllBryan Adams

日本でも根強い人気を誇るロックシンガー、ブライアン・アダムスさん。
2023年5月にリリースした本作は、世界中の紛争に対する普遍的なメッセージを込めた反戦歌となっています。
アコースティックな音色が印象的なバラードで、平和への切実な願いが込められています。
政府に対話を促す意図を持つ本作は、カナダ出身のアダムスさんらしい社会性の高い楽曲といえるでしょう。
1984年にリリースしたアルバム『Reckless』で世界的スターダムに上り詰めたアダムスさんですが、40年近く経った今もなお、世界の平和を願う姿勢は変わっていません。
Back to the WorldCurtis Mayfield

アメリカ出身のミュージシャン、カーティス・メイフィールドさんが1973年にリリースしたアルバム『Back to the World』の表題曲。
ベトナム戦争が終結を迎えた時期に制作されており、当時の社会情勢に向けた思いが込められた反戦歌です。
戦争を終えて帰還した兵士の切実な気持ちを描いた歌詞から、戦争があってはならないことを感じさせるでしょう。
華やかなブラスバンドの音色が加わるサウンドにのせて、彼の心のこもった歌唱が響く歌です。
平和の大切さを教えてくれるメッセージを受け取ってみてくださいね。
Why Can’t We Live TogetherSade

1980年代から活動するイギリス出身のバンド、シャーデーが1984年にカバーリリースした『Why Can’t We Live Together』。
もともとの曲は、キーボード奏者のティミー・トーマスさんによって1972年に制作されました。
生まれた環境や状況が違うだけで、争い合う世界の情勢に向けた思いが歌われた楽曲です。
優しい雰囲気を持つシンセの音にのせた、彼女の訴えかけるような歌唱も心に響きます。
戦争の終結を切実に願う、ストレートな意志が込められた反戦歌です。
Heal The WorldMichael Jackson

平和を訴え続けてきたキング・オブ・ポップ、マイケル・ジャクソンさん。
彼が亡くなった追悼式の時、スティービー・ワンダーさんは彼のことをあえて「愛すべきおバカさん」といった表現をしました。
トラブルも多かったマイケル・ジャクソンさんですが、彼の心は常に純粋だったと思います。
そんな彼の反戦や平和をテーマにした作品が、こちらの『Heal The World』。
戦争を真っ向から否定するのではなく、人間の心のあり方を描いたリリックが彼の人間性をよく表していますね。
The War SongCulture Club

『Karma Cameleon』で世界的な人気を集めたバンド、カルチャー・クラブ。
ブルー・アイド・ソウルやニュー・ロマンティックをポップに落とし込んだ音楽性で1980年代に人気を集めていましたね。
そんな彼らの反戦をテーマにした作品が、こちらの『The War Song』。
彼らの作品は良い意味で楽観的なリリックがつづられています。
こちらの曲でもそういった彼らのスタイルは健在で、重いテーマであるものの、聴いていて心が沈むことはありません。