【2025】洋楽の反戦歌。平和を願う歌
2025年の現在もウクライナ情勢は解決の糸口が見えず、2023年10月以降はイスラエルとガザの間での武力衝突が勃発して世界中が混乱し続けています。
こちらの記事では、そんな時代だからこそ聴いてほしい、リスナーの感情を揺さぶる海外の反戦歌を時代やジャンルを問わずまとめました。
平和を願う痛切な思いや時には厳しい口調で権力に対して告発するような、アーティストたちそれぞれが込めたメッセージを、対訳などで確認しながら聴いてみてくださいね。
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【2025】洋楽の反戦歌。平和を願う歌(21〜30)
We Want PeaceEmmanuel Jal

南スーダン出身のマルチアーティスト、エマニュエル・ジャルさん。
彼は幼い頃から壮絶な体験をしており、南スーダン人民解放軍の少年兵として過ごしていた時期があります。
ゆえに彼が歌う反戦ソングは、そこらのものとは次元が違います。
こちらの『We Want Peace』はそんな彼の代表的な作品です。
友達が次々と死んでいく世界を生きてきた彼にしか成し得ない、胸を打つメッセージは日々の平和がいかにありがたいのかを気づかせてくれます。
LeningradBilly Joel

キャッチーな音楽性で人気を集めたシンガーソングライター、ビリー・ジョエルさん。
日本でも『Honesty』や『Piano Man』といった作品で人気を集めていますね。
そんな彼の反戦や平和をテーマにした作品が、こちらの『Leningrad』。
この曲は特徴的な構成にまとめられており、ソ連のビクトルという人物とビリー・ジョエルさんの人生が交互に描かれています。
平和と戦争を交互に見せていくリリックから、その2人が友達になるというストーリーは反戦をテーマにした作品でありながらも、心を温めてくれます。
【2025】洋楽の反戦歌。平和を願う歌(31〜40)
What If There Were No Sides At AllBryan Adams

日本でも根強い人気を誇るロックシンガー、ブライアン・アダムスさん。
2023年5月にリリースした本作は、世界中の紛争に対する普遍的なメッセージを込めた反戦歌となっています。
アコースティックな音色が印象的なバラードで、平和への切実な願いが込められています。
政府に対話を促す意図を持つ本作は、カナダ出身のアダムスさんらしい社会性の高い楽曲といえるでしょう。
1984年にリリースしたアルバム『Reckless』で世界的スターダムに上り詰めたアダムスさんですが、40年近く経った今もなお、世界の平和を願う姿勢は変わっていません。
After the GardenNeil Young

『After the Garden』はフォーク・ロックを代表するアーティストであるニール・ヤングさんの、アルバム『Living with War』に収録された楽曲です。
2006年にリリースされたアルバムで、イラク戦争反対をテーマにした楽曲を集めた作品なんですよね。
『After the Garden』はエレキギターの音色と演奏が渋いサウンドを奏でるフォーク・ロックチューンです。
「楽園が亡くなってしまったら」と歌う歌詞も、心に響いてくるんですよね。
Heal The WorldMichael Jackson

平和を訴え続けてきたキング・オブ・ポップ、マイケル・ジャクソンさん。
彼が亡くなった追悼式の時、スティービー・ワンダーさんは彼のことをあえて「愛すべきおバカさん」といった表現をしました。
トラブルも多かったマイケル・ジャクソンさんですが、彼の心は常に純粋だったと思います。
そんな彼の反戦や平和をテーマにした作品が、こちらの『Heal The World』。
戦争を真っ向から否定するのではなく、人間の心のあり方を描いたリリックが彼の人間性をよく表していますね。
Hero Of WarRise Against

メロディック・ハードコアというロックのジャンルで絶大な人気を集めるバンド、ライズ・アゲイン。
メッセージ性の強い曲が多いことで知られているバンドです。
そんな彼らの作品のなかでもとくにオススメしたい、反戦や平和をテーマにした作品が、こちらの『Hero Of War』。
この曲は反戦をテーマにしていますが、戦争の被害者ではなく加害者である兵士を描いています。
人間の心の弱さや冷たさをリアルに描いたリリックは、私たちの生き方を見つめ直すキッカケを与えてくれるでしょう。
Hammer To FallQueen

イギリスが生んだ最高のロック・バンドの1つ、クイーンが1984年に発表した楽曲です。
作詞と作曲はギタリストのブライアン・メイさんが手掛けており、シングル・カットされてスマッシュ・ヒットを記録しました。
クイーンらしいダイナミックなギターのリフとタイトなリズム、伸びやかなフレディ・マーキュリーさんの歌声と美麗なコーラス・ワークが際立つキャッチーな楽曲なのですが、実は歌詞の内容は核戦争をテーマとしたものなのですね。
「mushroom cloud」という直球の単語も出てきますが、リリース当時は冷戦の真っ最中であり、イギリス人らしいアイロニーに満ちた政治に対する風刺なども飛び出す歌詞は、こんな時代だからこそさまざまなことを考えさせられます。
メイさんのメッセージはおそらく単純なものではないのですが、冷戦時代に戻ってしまったような現代において私たちはどのように生きるべきなのか、そういったことを考えながらぜひこの曲を聴いてみてくださいね。





