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【2025】洋楽の反戦歌。平和を願う歌

2025年の現在もウクライナ情勢は解決の糸口が見えず、2023年10月以降はイスラエルとガザの間での武力衝突が勃発して世界中が混乱し続けています。

こちらの記事では、そんな時代だからこそ聴いてほしい、リスナーの感情を揺さぶる海外の反戦歌を時代やジャンルを問わずまとめました。

平和を願う痛切な思いや時には厳しい口調で権力に対して告発するような、アーティストたちそれぞれが込めたメッセージを、対訳などで確認しながら聴いてみてくださいね。

【子どもたちの命と権利を守るための緊急募金にご協力ください】

日本ユニセフ「ガザ人道危機緊急募金」

日本ユニセフ「ウクライナ緊急募金」

【2025】洋楽の反戦歌。平和を願う歌(71〜80)

Gimme ShelterThe Rolling Stones

The Rolling Stones – Gimme Shelter (Official Lyric Video)
Gimme ShelterThe Rolling Stones

ベトナム戦争を受けて制作された、イギリスのロックバンドであるローリング・ストーンズの『Gimme Shelter』。

1969年にリリースされたアルバム『Let It Bleed』に収録されています。

歌詞には戦争が起こす悲劇を生々しく描いています。

ほんのささいなことで起こってしまう戦争は、命を奪い、生きる場所を奪い、生活を奪ってしまう。

そんな愛のない世界なんてありえない!と、戦争を非難する強い思いが歌われています。

Square DanceEminem

白人ラッパーの最高峰、エミネムさんが2002年にリリースしたサード・アルバム『The Eminem Show』と言えば、同年に世界で最も売れた音楽アルバムとして歴史にその名を残す傑作ですよね。

過激なスタイルで知られ、スーパースターとしての地位を確立したエミネムさんの衝撃的な独白とも言える作品の中で、5曲目に収録されている『Square Dance』は今の時代に聴いてほしい楽曲です。

シングル・カットされたわけでもなく、知る人ぞ知る名曲という立ち位置かもしれませんが、リリックの内容は前年の2001年に起きた9.11事件やその後のアメリカによる対テロ戦争といったものを主要なテーマとしているのですね。

過激かつブラック・ユーモアあふれる言葉を駆使しながらも、鋭く権力の闇に切り込んでいく様はいかにも当時のエミネムさんらしく、2000年代初頭のアメリカのリアルが、2022年の現在において今まで以上に重苦しく聴こえてくるかもしれません。

ストレートな反戦歌とはまた違ったタイプの楽曲ですが、混迷を極める現代にこそ、あらためて耳を傾けてみてほしいですね。

Mama ŠČ!Let 3

Let 3 – Mama ŠČ! (LIVE) | Croatia 🇭🇷 | First Semi-Final | Eurovision 2023
Mama ŠČ!Let 3

クロアチアのロックバンドLet 3 の『Mama ŠČ!』は、2023年1月20日のリリース以来、世界中で反響を呼んでいます。

ユーロビジョン・ソング・コンテストで見せた衝撃的なパフォーマンスは、彼らの反戦メッセージを強く打ち出したものでした。

権力に問いただし、愚かさや飢餓、ステレオタイプに警鐘を鳴らすこの楽曲は、リスナーの心に深く訴えかけます。

戦争の現実への抗議の声を音楽に乗せ、Let 3さんはリスナーに平和への願いを伝え続けています。

衝撃と共感を呼ぶこの曲は、音楽が持つ力を素晴らしく示しており、様々な境遇のリスナーに強くオススメします!

Dance On GasolineMåneskin

Måneskin – Stand Up For Ukraine [HD]
Dance On GasolineMåneskin

武器の燃料として使われるガソリン。

人を殺すために使うくらいなら、その上で踊ってやると歌っている『Dance On Gasolin』です。

イタリアのロックバンド、マネスキンが2022年4月にリリースした楽曲で、ウクライナを支援する「Stand Up For Ukraine」キャンペーンのために書き下ろした1曲です。

アメリカで開催される大型音楽フェス、コーチェラでも披露されました。

この曲を書いた経緯に関してマネスキンのメンバーたちは、ウクライナ侵攻が起きた時に、音楽を持って団結を伝えることが自分たちのやるべきことだと感じたそうです。

彼らにしか出せない骨太なロックサウンドで、戦争に対する怒り、それに屈しないという強い思いを表現しています。

WarEdwin Starr

エドウィン・スターさんの反戦歌『War』は、ベトナム戦争に揺れる1970年にアメリカで強烈なメッセージを投げかけた名曲です。

もともとはテンプテーションズが歌うはずだったこの曲は邦題『黒い戦争』というタイトルでも知られており、スターさんが歌った『War』はビルボード・ホット100での1位獲得や、1971年のグラミー賞受賞するなど大ヒットを記録しました。

繰り返される戦争へのストレートな疑問とスターさんの力強い歌声は、戦争に反対し続けることの重要性を改めてリスナーに教えてくれるものでしょう。

What Are You Fighting ForPHIL OCHS

伝説のフォークシンガー、フィル・オクスさん。

1960年代に大活躍したフォークシンガーで、日本で言うところの浜田省吾さんのように、反戦をテーマにした作品を多く生み出しました。

そんなフィル・オクスさんの楽曲のなかでも、とくにオススメしたい作品が、こちらの『What Are You Fighting For』。

リリックはタイトルと同じく、何のために私たちは命を奪い合わなければいけないのだろう、といった内容がつづられています。

Devils & DustBruce Springsteen

Bruce Springsteen – Devils & Dust -The Song
Devils & DustBruce Springsteen

ニュージャージー州出身のシンガーソングライター、ブルース・スプリングスティーンさん。

ポップ・ロックやオルタナティブ・フォークといったジャンルを得意としているシンガーソングライターで、晩年はアコースティックな楽曲で評価を集めています。

そんな彼の名曲のなかで、とくに有名な反戦の作品がこちらの『Devils & Dust』。

イラクに派遣されたアメリカ兵をストーリー形式で描いた作品なのですが、作り込みが素晴らしく戦争のリアリティを感じさせます。