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洋楽ガールズバンドのススメ~伝説のバンドから若手有望株まで

ロックは男性のもの、などという言葉は遠い昔のものと感じるくらいに、エネルギッシュなガールズ・バンドが活躍していますよね。

今回は、バンド女子憧れの洋楽ガールズ・バンドをロックからポップス、メタルにパンクなどジャンル問わず幅広くリサーチ!

まだ女性だけのバンドが珍しかった時代の伝説的なバンドから、注目の若手までを厳選してご紹介します。

きっとあなたのお気に入りのガールズ・バンドが見つかるはず。

ぜひ、チェックしてみてくださいね!

洋楽ガールズバンドのススメ~伝説のバンドから若手有望株まで(21〜30)

The StepsHaim

カリフォルニアの太陽が生んだ、最高の三姉妹!

幼いころから家族でクラシック・ロックのカバー・バンドを組んで活動するという根っからの音楽一家で育ち、後にトリオ編成でハイムとしてデビュー。

毎年恒例の有望な新人を選出する「BBC Sound of 2013」において1位を獲得し、2013年のデビュー・アルバム『デイズ・アー・ゴーン』は全英チャート1位&全米チャート6位とヒットを記録しています。

カントリーやブルースなどのルーツ色の強いジャンルから、力強いハードロック、洗練された90年代のR&Bまで、多種多様な要素を現代的な感性で落とし込む手腕が実に素晴らしい。

ミュージシャンとしての実力がはっきりと分かる彼女たちのパワフルなライブ・パフォーマンスも、ぜひ一度は見ていただきたいです!

Green EyedSeptember Girls

ストレートなロックとは一味違う、サイケデリックな音像やゴシックな雰囲気が魅力的なアイルランドはダブリン出身の5人組です。

2011年の結成から2016年の解散まで、その活動歴は短いものではありましたが、メンバーの抜群のルックスも含めてインディーズ・シーンに残したインパクトは大きく、2010年代に生まれたガールズバンドの中でも独自のポジションを築き上げた存在です。

2014年と2016年にそれぞれリリースされた2枚のアルバムとEPを聴けば、60年代的なガレージ・サウンドと幻想的なメロディ、ノイジーなギターに彩られた彼女たちならではの個性を存分に味わえますよ。

少し変わったガールズバンドを聴いてみたい、という方にもオススメです!

Growing UpNEW!The Linda Lindas

2018年に結成、ロサンゼルスを拠点とするザ・リンダ・リンダズ。

姉妹や従妹、友人で構成され、パンクロックやパワーポップを鳴らすバンドです。

バンド名は日本映画『Linda Linda Linda』に由来しているのですね。

2020年12月に自主EP『The Linda Lindas』を発売。

2021年5月の図書館ライブ映像が拡散されると、楽曲『Racist, Sexist Boy』が大きな注目を集めました。

この曲は2022年のLibera AwardsにてBest Punk Recordを受賞しています。

Netflix映画『Moxie』への参加でも知られ、2024年10月にはアルバム『No Obligation』が公開されました。

あどけなさと社会への怒りが同居したパワフルな音楽性は、元気をもらいたい方にぴったりですよ!

Bedroom EyesDum Dum Girls

Dum Dum Girls – Bedroom Eyes [OFFICIAL VIDEO]
Bedroom EyesDum Dum Girls

2000年代後半辺りから、ローファイでガレージ色の強いサウンドを基調としながらも、シューゲイザーやネオアコといったイギリスの音楽に影響を受けながら、オールディーズのメロディ・ラインやコード進行を用いたサウンドを鳴らすガールズバンドが次々と登場するようになりました。

ディー・ディーさんのソロ・プロジェクトとしてスタートしたダム・ダム・ガールズは、まさにそういった音を鳴らしていたバンドです。

2011年にリリースされた名盤セカンド・アルバム『Only in Dreams』において、そのスタイルは1つの頂点に達したといっても過言ではない夢見心地の音世界を展開しています。

彼女たちはカバー曲のセンスも良く、とくにThe Smithsの名曲『There Is The Light That Never Goes Out』のカバーは絶品の出来栄えですから、The Smithsがお好きな方も聴いてみてください!

Edge Of A Broken HeartVixen

こちらは女性版ボン・ジョヴィと名高い、アメリカ4人組ガールズバンド、ヴィクセン。

まさにハードロック・ヘヴィメタルの隆盛期の1980年に結成のガールズバンドで、妖艶で派手なルックスで世間を騒がせました。

1988年にデビューを果たし、高い演奏力とキャッチーなメロディ―、そして女性ならではの繊細な描写が多くの人の心をグッとつかみました。

バンドの形を変容させながら今でも活動しているので、名曲の数々を探ってみてくださいね!

DeathNervosa

NERVOSA – Death (Official Video) | Napalm Records
DeathNervosa

ブラジル出身のスラッシュメタルバンド、ネルヴォサ。

2010年に結成、2012年にデモを発表するやいなや、オーストリアのナパーム・レコードと契約を果たし、瞬く間にヨーロッパを中心に人気を博しました。

全員が女性ということで注目を浴びていましたが、その本格的な演奏であっという間にスラッシュメタルは男性のものというイメージを塗り替えました。

ガールズバンドという枠をこえ、世界中のメタルマニアだけでなく音楽ファンから注目を集めています。

メンバーチェンジをし、新体制となった彼女たちの今後の活躍から目が離せません!

Stop PretendingThe Pandoras

THE PANDORAS – Stop Pretending (1986)
Stop PretendingThe Pandoras

商業的な成功に恵まれたわけではなく、パンクやガレージといったジャンルにかなり詳しい方でないと知らないバンドではありますが、とても魅力的なガールズバンドです。

後にザ・マフスのボーカリスト兼ギタリストとして成功する、キム・シャタックさんがベーシストとして在籍したことでも知られています。

60年代風のガレージ・パンクを鳴らしていた初期、ポップなメロディを押し出した中期、LAメタルへと接近した後期、と時期によって鳴らしている音がまったく違っていたというのが、彼女たちの大きな特徴と言えましょう。

中心人物のポーラ・ピアスさん、そして先述したキム・シャタックさんはすでにこの世を去ってしまいましたが、マニアックなガールズバンドに興味のある方はぜひチェックしてみてください。