【2025】ワールドミュージックの今。多様な音楽文化を楽しめる名曲を紹介
非英語圏を中心とした世界各地の伝統音楽を今に伝える、まさにグローバルな音楽を楽しめるワールドミュージック。
その魅力は、異なる文化や言語を超えて心に響く普遍的な表現力にあります。
近年では、アフリカのリズムやアラビアンテイストにラテンミュージックなどを取り入れた楽曲が世界的なヒットを記録しており、伝統楽器とエレクトロニックサウンドを組み合わせた実験的な作品まで、その多様性は広がり続けています。
そこでこちらの記事では、注目してほしいワールドミュージックの今を感じさせる大ヒット曲や高く評価されている人気曲などを幅広くご紹介!
後半には伝統的なワールドミュージックも紹介していますから、ぜひチェックしてみてください。
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【2025】ワールドミュージックの今。多様な音楽文化を楽しめる名曲を紹介(1〜10)
BandanaNEW!Fireboy DML, Asake

ナイジェリア出身のFireboy DMLさんとAsakeさんがタッグを組んだアフロビーツ・ナンバーは、2022年7月にリリースされたアルバム『Playboy』からのシングルとして世に出ました。
成功への道のりを歩む若者たちの自信とプライドが溢れる歌詞が印象的で、出自を誇りながらも世界へと羽ばたく姿勢が力強く描かれています。
アマピアノの要素を取り入れた躍動的なビートと、教会音楽を思わせるパーカッションが絶妙に融合し、プロデューサーのP.Priimeさんが生み出すサウンドはモダンでありながらもアフリカの伝統を感じさせる仕上がりです。
本作はナイジェリアのチャートで初登場66位から翌週1位へと大躍進を遂げ、チャート史上最大のジャンプ記録を樹立しました。
エネルギッシュなリズムに身を委ねたいときや、前向きな気持ちになりたいときにぴったりの1曲です。
Ay VamosNEW!J Balvin

コロンビアを代表するレゲトンシンガー、J・バルヴィンさん。
スペイン語の歌詞にこだわりながらも、国際的なリスナーに訴求するサウンドを追求し続けています。
そんな彼の代表曲の一つが、2014年にアルバム『La Familia B Sides』に収録された本作。
恋人同士のケンカと仲直りを繰り返しながらも、根底には深い愛情があるというドラマ性が描かれており、情熱的でありながら人間味を帯びた関係性が表現されています。
Billboard Hot Latin Songsで10週間1位を記録し、2015年のラテン・グラミー賞では最優秀アーバン・ソングを受賞。
エネルギッシュで踊りやすいレゲトンサウンドは、パーティーやドライブミュージックにぴったりです。
ТРИ ПОЛОСИNEW!Jerry Heil

ウクライナの戦火が続く中、力強いメッセージを届ける1曲として注目を集めているのが、シンガーソングライターのジェリー・ヘイルさんによる本作です。
三本線のトラックスーツに身を包み、イヤホンで音楽を聴きながら前へ進む主人公の姿を描いた歌詞は、困難や批判に屈しない決意を象徴しています。
エレクトロポップとダンスポップを融合させたサウンドに、重厚なベースラインとシンセサイザーが重なり、聴く者を鼓舞するエネルギーに満ちていますね。
2023年11月にリリースされた本作は、TikTokで先行して話題となり、ウクライナ国内チャートでも上位を記録しました。
逆境の中で夢を追いかける勇気が欲しいとき、背中を押してくれる力強い応援歌としてオススメです。
【2025】ワールドミュージックの今。多様な音楽文化を楽しめる名曲を紹介(11〜20)
Mi ReyNEW!Antonio Rey

スペインを代表するフラメンコ・ギタリストとして国際的に活躍するアントニオ・レイさん。
2024年にリリースしたアルバム『Historias de un Flamenco』は、同年のラテン・グラミー賞で最優秀フラメンコ・アルバムを受賞しました。
本作の冒頭を飾るこの楽曲は、伝統的なフラメンコの拍子感を保ちながら、複数のギターとパーカッションが織りなす重層的なサウンドが特徴です。
ウルグアイやアルゼンチンの演奏家たちとの共演により、国境を越えた音楽的な対話が生まれています。
緻密な構成と即興性のバランスが絶妙で、フラメンコの情熱と現代的な洗練が見事に融合した一曲です。
伝統音楽の深みと新しい表現の可能性を同時に味わいたい方におすすめします。
AltayNEW!Ummet Ozcan X Otyken

トルコ系オランダ人プロデューサー、ユメット・オズカンさんとシベリアの先住民族音楽グループ、オトイケンによる驚きの融合が実現したのが、2023年11月にリリースされた本作です。
オズカンさんのモダンなエレクトロビートに、オトイケンが持つ伝統的な喉歌や民族楽器が見事に組み合わさり、アルタイ山地の荒々しい自然と、そこに生きる人々の強靭さを讃える壮大な世界観が表現されています。
東洋と西洋のメロディーが交差するエネルギッシュな構成は、まさにワールドミュージックの可能性を感じさせる仕上がり。
文化の境界を軽々と超える本作は、新しい音楽体験を求めている方や、クラブミュージックに民族的な深みを求める方にぴったりです。
SakuraNEW!宅見将典

日本の伝統楽器と現代的なプロダクションを融合させた音楽性で、グラミー賞を獲得した宅見将典さん。
2022年9月に公開されたアルバム『Sakura』の表題曲は、箏や三味線、二胡といった和楽器を取り入れながら、世界のリスナーを意識したビート感を加えたインストゥルメンタル作品です。
世界中で起こる悲しみの中でも、人々が心に美しい花を咲かせてほしいという願いが込められた本作。
静謐な序盤から徐々に躍動感が増していく構成で、和の情緒と国際的な広がりを感じさせます。
伝統と革新が交差する音色に包まれたいときにおすすめの1曲です。
Shrini’s DreamNEW!Shakti

インド音楽とジャズの即興的な対話が紡ぎ出す感動を堪能できる作品です。
ギタリストのジョン・マクラフリンさんとタブラ奏者ザキール・フセインさんを中心とする伝説のフュージョンバンド、シャクティが46年ぶりにスタジオ録音したアルバム『This Moment』の冒頭を飾るこの楽曲は、かつてバンドで活躍した故マンドリン奏者への追悼の意を込めて作られました。
南インドの伝統的な打楽器とヴァイオリン、ギターが絡み合う複雑なリズム構造は圧巻で、2024年にグラミー賞最優秀グローバル音楽アルバムを受賞した実力を存分に感じられます。
異文化が交わる瞬間の美しさを体感したい方にオススメです。





