【2025】ワールドミュージックの今。多様な音楽文化を楽しめる名曲を紹介
非英語圏を中心とした世界各地の伝統音楽を今に伝える、まさにグローバルな音楽を楽しめるワールドミュージック。
その魅力は、異なる文化や言語を超えて心に響く普遍的な表現力にあります。
近年では、アフリカのリズムやアラビアンテイストにラテンミュージックなどを取り入れた楽曲が世界的なヒットを記録しており、伝統楽器とエレクトロニックサウンドを組み合わせた実験的な作品まで、その多様性は広がり続けています。
そこでこちらの記事では、注目してほしいワールドミュージックの今を感じさせる大ヒット曲や高く評価されている人気曲などを幅広くご紹介!
後半には伝統的なワールドミュージックも紹介していますから、ぜひチェックしてみてください。
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【2025】ワールドミュージックの今。多様な音楽文化を楽しめる名曲を紹介(11〜20)
Esta NocheNEW!Yahritza y Su Esencia

メキシコの地域音楽を都会的な感性で再解釈するアーバン・シエレーニョという新しいジャンルを確立しつつある、ワシントン州出身の三兄妹グループ、ヤリッツァ・イ・ス・エセンシアさん。
2022年のデビュー以来、ラテン・グラミー賞にノミネートされるなど、若手ながら注目を集めています。
本作は彼らのデビューアルバム『Obsessed』に収録された楽曲で、出会って間もない相手へのときめきと情熱を歌った甘いラブソングです。
アコースティックギターと十二弦ギター、バホというシンプルな編成ながら、伝統的なシエレーニョの響きに現代的なリズム感が融合され、若い世代にも響く親しみやすいサウンドに仕上げられています。
恋する高揚感をストレートに表現した歌詞は、新しい恋の予感に心躍らせたい気分のときにぴったりの1曲です。
Margapati

『Margapati』はバリ島のガムラン音楽の中でも非常に知名度も高く、1942年に=イ・ニョマン・カレールさんによって創作されたとされている作品です。
本作のテーマは、バリ舞踊の中でも勇壮さで知られる「森の王」。
幾重にも重なる青銅打楽器の響きが織りなす音の渦は、まるで王の威厳と躍動そのもので、聴く人を神秘的な儀式のただ中へと引き込みますよね。
女性が男性に扮して舞踏する様は非常に艶やかで力強くも美しく、音楽だけでも日常から離れて異次元のトリップを味わいたい時や、創造的な作業に没頭したい時にぴったりのナンバーです。
Wilujeng

インドネシア中央ジャワで古くから大切に演奏されてきた、儀式的な性格を持つ一曲です。
擦弦楽器レバブによる滑らかな導入から、次第にコーラスや様々な打楽器が加わり、音が幾重にも重なっていく様子は聴きごたえがありますよね。
「安全」や「幸福」を願う心が込められた本作は、聴く人を優しく包み込むような温かさを持っています。
この楽曲は、伝統音楽として継承されており、商業的な音源ではなくラジオ局の放送録音などでその演奏が記録されてきました。
32拍を一つの周期とする形式に則っており、複雑なリズムが生み出す多層的な響きが心地よいのではないでしょうか。
心を落ち着けたい時や、新しい始まりを迎える時に聴いてみてください。
Prahu LayarKi Nartosabdho

インドネシアの伝統に革新をもたらした音楽家、キ・ナルトサブドさんによる楽曲で、2006年にリリースされたシングルです。
影絵人形劇の語り手としても知られるキ・ナルトサブドさんの代表曲の一つで、2000年7月には別バージョンも公開されています。
本作は「遊び歌」として作られており、休日に舟で海へ出て、仲間と笑いあう穏やかな情景が浮かぶようですよね。
親しみやすい旋律はポピュラーソングに近いものがありますし、日々の喧騒から心を解き放ってくれるかのようです。
複雑な展開がないので、ガムランの響きに初めて触れる方にもすんなり馴染むのではないでしょうか。
のんびり過ごしたい時にぴったりのナンバーです。
Udan Mas

「黄金の雨」という美しい名前を持つ、ジャワの伝統的な楽曲です。
その華やかな名前とは対照的に、どこか物悲しく心に染み入るメロディが印象的ですよね。
儀式や舞踊の終わりを告げるフィナーレ曲として演奏されることが多く、賑やかな宴の後の静けさや、過ぎ去った時間への郷愁を感じさせます。
青銅の打楽器が織りなす神秘的な響きは、聴く人をまるで別世界へといざなってくれるようです。
学者のロバート・E・ブラウンが編纂し、1971年に録音された名盤『Javanese Court Gamelan』に収められた演奏は、本作の代表的な録音として知られています。
ガムラン音楽の幽玄な世界への扉を開くのにぴったりな一曲ではないでしょうか。
静かな空間でじっくりとその音に浸ってみるのがオススメです。
Babar Layar

大海原への船出を思わせるような、壮大で厳かな響きが魅力的な作品です。
インドネシアのジャワ宮廷に伝わるこの音楽は、「帆を張って出帆する」というテーマを持ち、新たな旅立ちの儀式のような神聖な雰囲気に満ちています。
青銅の打楽器が織りなす静謐な音の波と、ペロッグ音階による神秘的な旋律が複雑に絡み合う構成は、聴く人を異次元の空間へと誘いますね。
心を落ち着けて何かに集中したい時や、ゆったりと過ごす夜のお供にすれば、その奥深い魅力に引き込まれていきますよ!
【2025】ワールドミュージックの今。多様な音楽文化を楽しめる名曲を紹介(21〜30)
GeneticDewa Alit & Gamelan Salukat

伝統に根差しつつ革新的な探求を続けるインドネシアの作曲家、デワ・アリットさんが率いるガムラン・サルカットの代表的な一曲。
2020年5月に国外で初めて紹介された本作は、青銅の打楽器がまるで電子音楽のように響く質感が秀逸ですよね。
静寂を破る複雑なリズムの応酬から、アンサンブル全体がひとつの巨大な琴のように鳴り響く展開は圧巻です。
本作が持つ遺伝子というテーマは、伝統を受け継ぎながら新たな音楽を創造する意志を物語っています。
2022年4月にはオランダの音楽祭で欧州初演されるなど、世界で注目を集めるナンバーです。
伝統の枠を超えた、スリリングな音楽体験を求める方にこそ聴いてほしいですね。





