日本ロック界の「ボス」「カリスマ」と称され、世代を問わず多くの人々から支持され続けているアーティスト、矢沢永吉さん。
魂をゆさぶるロックから、胸を締め付けるバラードまで、彼によって世に送り出された不朽の名曲の数々は、リスナーの心に深く刻まれています。
本記事では、そんな矢沢永吉さんの楽曲のなかから、人気の高い作品を厳選!
心に響く歌詞と独特の歌唱力で魅了する「永ちゃん」の世界観を、存分にお楽しみください。
矢沢永吉の人気曲|日本ロック界のボスが生んだ珠玉の名曲を厳選!(1〜10)
いつの日か矢沢永吉

1994年にリリースされた37枚目のシングルです。
矢沢永吉さんが主演を務めたテレビドラマ『アリよさらば』のエンディング曲として起用されました。
サックスとピアノ、ストリングスサウンドがフィーチャーされたゴージャスなサウンドが美しいドラマチックなバラードです。
ドラマの第1話では、矢沢永吉さんがこの曲をピアノでおもむろに弾き語る伝説のシーンが!
記憶している方も多いのでは?
アイ・ラヴ・ユー,OK矢沢永吉
矢沢永吉さんの楽曲のなかでも特に人気が高い『アイ・ラヴ・ユー,OK』。
バンド、キャロルを解散させた後の記念すべきファーストシングルであり、今でもファンのみならず幅広い層から支持されています。
若い世代にもぜひ、聴いてほしい1曲です。
YOU矢沢永吉

心がはずむようなシャッフルビートが印象的な、矢沢永吉さんのロマンティックなロックナンバーです。
傷つくとわかっていても会わずにはいられない、そんな理屈をこえた恋心を、持ち前のセクシーで情感豊かな歌声でまっすぐに歌い上げています。
この甘くも切ない主人公の心情に、思わず胸が熱くなりますよね。
この楽曲は、1989年の東京ドーム公演ですでに披露されていましたが、1997年10月発売のベスト盤『E.Y 80’S』に収録され、広く知られるようになりました。
好きな人への思いがあふれて眠れない夜、本作を聴けば、その気持ちを力強く肯定してくれるのではないでしょうか?
ひき潮矢沢永吉
1976年にリリースされた3rdシングル。
ベスト盤やライブ盤には収録されていますが、オリジナルアルバム未収録の作品です。
ドラマチックな失恋を歌い上げた本作は、アルペジオのくりかえしがさざなみのようなニュアンスを感じさせる切ないラブバラード。
夕暮れの海辺の引きしおの情景が浮かぶサウンドメイクはお見事です。
MARIA矢沢永吉
力強くも優しい歌声が胸に響く、矢沢永吉さんのストレートなラブソングです。
1996年5月に発売されたシングルで、サントリーBOSSのCMソングとしても親しまれました。
同年7月には、この楽曲を冠した名盤『MARIA』も発売。
色あせた写真にほほえむ大切な人へ、ときを超えた運命の絆を歌い上げる本作。
実生活のパートナーへの思いが込められているとされ、そのまっすぐな愛情表現に心打たれます。
普遍的な愛のメッセージは、大切な人への感謝を思い出させてくれますよね。
ROCKIN’ MY HEART矢沢永吉

夜のハイウェイを流れる景色に溶け込むような、クールでメロウなウェストコースト・ロック。
洗練されたサウンドとは裏腹に、遠く離れた恋人を思う都会人の孤独と切なさを歌い上げています。
きらびやかな街の灯りが、かえって寂しさを際立たせる情景が目に浮かびますね。
1982年10月に13枚目のシングルとして発売されると、パイオニア製コンポのCMソングに起用され、広く知られるように。
全米でもリリースされ、ビルボード誌から高い評価を受けた、矢沢永吉さんの世界への挑戦を象徴する1曲です。
アリよさらば矢沢永吉
円熟期を迎えた矢沢永吉さんの、味わい深い歌声が胸に響くロックナンバーです。
作詞を秋元康さん、作曲を矢沢さん自身が担当。
社会のしがらみや窮屈な日常のなかでもがき、自分らしく生きようとする人々の心情が歌われています。
この楽曲は1994年4月に発売された36枚目のシングルで、矢沢さんが主演したドラマ『アリよさらば』の主題歌として制作されました。
このドラマで矢沢さんは俳優としての演技も高く評価され、新人俳優賞を受賞したという逸話も残されています。
人生の岐路に立ち、次の一歩を踏み出そうとする人の背中を、力強く押してくれる1曲といえるでしょう。





