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80年代洋楽のクリスマスソング。ヒット曲から隠れた名曲まで

80年代洋楽のクリスマスソング。ヒット曲から隠れた名曲まで
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80年代の音楽シーンって、洋楽や邦楽を問わずなんとなくキラキラしたイメージがありますよね。

そんな時代ですから、一年中で最も華やかでロマンティックなイベントが開催されるクリスマスの名曲は、当然のように数多く誕生しています。

日本と欧米ではクリスマスのとらえ方が違う面もありますが、この記事では80年代にヒットした洋楽のクリスマスソングを多数紹介しています。

日本でも毎年クリスマスの時期になると流れるあの定番の曲や、あまり知られていない隠れた名曲、スタンダードナンバーのカバーなども含め、甘い楽曲もほろ苦いナンバーもそろえ、幅広いラインアップでお届けします!

80年代洋楽のクリスマスソング。ヒット曲から隠れた名曲まで(1〜10)

Tennessee ChristmasNEW!Amy Grant

コンテンポラリー・クリスチャン・ミュージックの第一人者として知られるエイミー・グラントさん。

本作は1983年に夫のゲイリー・チャップマンさんとの共作として収録されたナンバーで、彼女のホームタウンであるテネシー州でのクリスマスの情景を温かく描いています。

故郷への郷愁と家族への愛情、そして信仰心が優しく織り込まれた歌詞が印象的です。

ピアノや弦楽器を用いた抒情的なアレンジで、クリスマスの穏やかな喜びがしみじみと伝わってきます。

2016年には再録版を含むアルバム『Tennessee Christmas』として蘇り、ビルボードのホリデー・アルバム・チャートで3位を記録しました。

Hallmark Channelのクリスマス特番でも披露され、毎年ナッシュビルのライマン・オーディトリアムで行われるクリスマス公演でも定番曲として愛されています。

静かなクリスマスの夜に、大切な人と過ごしたい方へ寄りそってくれる一曲です。

It’s A Wonderful Life (Gonna Have A Good Time)NEW!Fishbone

Fishbone – It’s a Wonderful Life (Gonna Have a Good Time) (Video)
It's A Wonderful Life (Gonna Have A Good Time)NEW!Fishbone

ロサンゼルス出身のFishboneは、ファンクやスカ、パンク、レゲエなど、さまざまなジャンルを折衷融合したサウンドで知られるバンドです。

1987年11月にリリースされたクリスマスEP『It’s A Wonderful Life (Gonna Have a Good Time)』は、彼ららしいクロスオーバーな魅力が詰まった4曲入りの作品で、タイトル曲はそのEPを代表する1曲となっています。

ブラスセクションが軽快に響き、突発的なエネルギーとリズムの変化が織りなすサウンドは、従来のクリスマスソングのイメージを覆す斬新さです。

1996年のベスト盤『Fishbone 101: Nuttasaurusmeg Fossil Fuelin’ the Fonkay』にも収録され、ファンの間で愛され続けています。

ジャンルの壁を越えた音楽が好きな方や、いつもと違うクリスマスを楽しみたい方にオススメの隠れた名曲です。

Rock And Roll ChristmasNEW!George Thorogood & The Destroyers

1970年代からアメリカのブルース・ロック・シーンを支え続けるジョージ・ソログッドさんとザ・デストロイヤーズ。

1983年にシングルとしてリリースされたこちらの曲は、彼らの唯一のホリデーシーズン向け作品です。

プロデューサーには、ルーツ・ロックの名手デイヴ・エドムンズさんを迎え、MTV向けの特別企画として制作されました。

ギターリフとサックスが絡み合う力強いロックサウンドに、祝祭的な雰囲気を乗せた仕上がりで、敬虔なクリスマスキャロルとは一線を画した、騒いで楽しむスタイルが魅力です。

ニュージーランドでチャートインを果たし、今もロック系のホリデーコンピレーション盤で愛聴されています。

Christmas Without YouNEW!KENNY ROGERS & DOLLY PARTON

愛する人がいないクリスマスの寂しさと切なさをしっとりと歌い上げた、ケニー・ロジャースさんとドリー・パートンさんによる珠玉のデュエット。

ふたりの息の合ったハーモニーと温かみのある声が、失った恋を想う気持ちをより一層際立たせています。

ストリングスやピアノが優しく包み込むようなアレンジで、雪景色や暖炉といったクリスマスの情景が目に浮かびますね。

1984年10月にアルバム『Once Upon a Christmas』に収録され、同時期にCBSのテレビ特番でも披露されました。

甘いだけではない、ほろ苦さも感じさせる本作は、ひとりで静かに過ごすクリスマスの夜に心に染み入る一曲です。

Christmas With The DevilNEW!Spinal Tap

モキュメンタリー映画『This Is Spinal Tap』から生まれた架空のヘヴィメタルバンド、スパイナル・タップ。

演じるのはマイケル・マッキーンさん、クリストファー・ゲストさん、ハリー・シアラーさんという、コメディ・音楽双方に長けた実力派たちです。

本作は1984年にシングルとして発売された彼らのクリスマスナンバーで、聖夜と悪魔というまったく相反するモチーフを組み合わせた、ブラックユーモア満載の一曲。

天使が鎖につながれ、煙突からサタンが顔を出すという歌詞は、伝統的なクリスマスイメージを見事にひっくり返しています。

BBCが番組で使おうとしたところ宗教界から抗議が出たというエピソードも納得の挑発的な内容ですが、ヘヴィメタルとしての完成度は高く、聴きごたえ十分。

パーティーで笑いを取りたいときにぴったりです。

It Must Have Been The Mistletoe (Our First Christmas)NEW!Barbara Mandrell

Barbara Mandrell – It Must Have Been The Mistletoe (Our First Christmas) (Audio)
It Must Have Been The Mistletoe (Our First Christmas)NEW!Barbara Mandrell

80年代のクリスマスといえば、きらきらしたロマンチックな雰囲気がまっさきに思い浮かぶもの。

そんな時代に、バーバラ・マンドレルさんというカントリー歌手が美しい作品を残しています。

1984年10月のクリスマスアルバム『Christmas at Our House』に収録されたこの曲は、ヤドリギの下での初めてのクリスマスに恋に落ちた瞬間を描いた温かいラブソング。

雪や暖炉、輝くライトといった冬の情景を織り込みながら、ふたりで過ごす特別な聖夜の記憶を綴っています。

カントリー・ポップの優しいメロディーとストリングスのアレンジが心地よく、家族や大切な人とゆったり過ごすクリスマスの夜にぴったり。

甘く懐かしい雰囲気に包まれたい方へオススメの一曲です。

Dana Dane Is Coming to TownNEW!Dana Dane

ブルックリン出身のラッパー、デイナ・デインさん。

1987年のデビューアルバム『Dana Dane with Fame』がビルボードで最高46位を記録し、ソロのブルックリン出身ラッパーとして初のゴールド認定を受けた実力派です。

本作は同年にプロフィール・レコードから発表されたクリスマス企画盤『Christmas Rap』に収録された楽曲で、定番曲「Santa Claus Is Coming to Town」をはじめ、チャック・ブラウン&ザ・ソウル・サーチャーズの『We Need Some Money』やマウンテンの『Long Red』など多彩なサンプリングを駆使した、ゴールデンエイジ・ヒップホップらしい仕上がりです。

ホリデー気分とラップが見事に融合した、クリスマス・パーティーで盛り上がれる一曲ですよ。