80年代洋楽のクリスマスソング。ヒット曲から隠れた名曲まで
80年代の音楽シーンって、洋楽や邦楽を問わずなんとなくキラキラしたイメージがありますよね。
そんな時代ですから、一年中で最も華やかでロマンティックなイベントが開催されるクリスマスの名曲は、当然のように数多く誕生しています。
日本と欧米ではクリスマスのとらえ方が違う面もありますが、この記事では80年代にヒットした洋楽のクリスマスソングを多数紹介しています。
日本でも毎年クリスマスの時期になると流れるあの定番の曲や、あまり知られていない隠れた名曲、スタンダードナンバーのカバーなども含め、甘い楽曲もほろ苦いナンバーもそろえ、幅広いラインアップでお届けします!
80年代洋楽のクリスマスソング。ヒット曲から隠れた名曲まで(1〜10)
Thank God It’s ChristmasQueen

クイーンの隠れた名曲として有名な『Thank God It’s Christmas』。
1984年にリリースされ、6週間にわたって週間チャートに入り、最高位は21位を記録しています。
クイーンの楽曲のわりにはチャートのランキングが低いのですが、いくつかのクリスマスのコンピレーションアルバムに収録されたことから、じわじわと注目を集め、現在の人気を獲得しました。
曲調は80年代のシティポップのような感じですが、ボーカルラインは「これぞクイーン」といった感じのものに仕上げられています。
Wonderful Christmas TimePaul McCartney

1979年にポール・マッカートニーさんによってリリースされた、クリスマスソング『Wonderful Christmas Time』。
11月にリリースされたことと、ポール・マッカートニーさんのネームバリューによって、80年代に突入しても愛され続けた楽曲です。
同じくビートルズのメンバーであったジョン・レノンさんの『Happy Xmas』は反戦を歌っているのに対し、こちらの曲はただただクリスマスの楽しい雰囲気を歌っています。
ポール・マッカートニーさんの”らしさ”を感じる1曲です。
Last ChristmasWham!

クリスマソングといえば真っ先に『Last Christmas』を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
80年代を代表するポップアーティスト、ワムの1984年のナンバーで、日本でも多くのアーティストにカバーされ愛されています。
しんしんと降る雪のようなサウンド。
失恋の曲でとても切ないのに口ずさみたくなるのはなぜなのでしょう。
控えめだけど力強いドラムも魅力的ですね。
色あせない不朽の名曲、いつ聴いても胸に染みます。
Merry Christmas EveryoneShakin’ Stevens

クリスマスの楽しみ方は人それぞれです。
静かな曲で落ち着きたい方や、聖なる曲でイエス誕生を祝いたい方など、さまざまな楽しみ方があるでしょう。
ご家族でクリスマスを過ごされる方は、明るくポップな楽曲でクリスマスを過ごしたいのではないでしょうか?
そういった方にオススメしたい作品が、こちらの『Merry Christmas Everyone』です。
こちらの楽曲はシンガーソングライターのシェイキン・スティーブンスさんによる名曲で、カントリー・ミュージックのようなキャッチーでポップなメロディーに仕上げられたクリスマスソングです。
Another Lonely ChristmasPrince

2016年に惜しまれながらも、この世を去ってしまったプリンスさん。
非常に知性の高い方で、生前は経済をテーマにした番組などでコメンテーターとしても活躍していました。
楽曲の方も知性を感じさせる複雑な作りになっており、彼が残してきた曲の数々が色あせることはいまだにありません。
そんな伝説的なアーティストであるプリンスさんのクリスマスソングが、こちらの『Another Lonely Christmas』です。
彼の代表曲である『Purple Rain』に近いメロディーなので、ぜひチェックしてみてください。
Christmas In HollisRun-D.M.C.

80年代のヒップホップブームに旋風を巻き起こしたヒップホップグループ、ラン・ディーエムシー。
ヒップホップにロックを融合したパイオニア的存在で、それまではサグなイメージが先行していたヒップホップとは一線を画す、キャッチーな楽曲が印象的なグループです。
こちらの『Christmas In Hollis』は彼らの代表的なクリスマスソングで大ヒットを記録しました。
80年代のオールドスクールとキャッチーなポップミュージックが融合した作風に仕上げられているので、ぜひチェックしてみてください。
Driving Home For ChristmasChris Rea

クリスマスの季節にぴったりの心温まるメロディが特徴的な名曲。
本作は、帰省する喜びと期待を描いたナンバーで、リリカルなピアノの音色とクリス・レアさんの温かみのある歌声が印象的です。
1988年にアルバム『New Light Through Old Windows』からのシングルとしてリリースされましたが、実は1986年に録音されたものです。
渋滞に巻き込まれながら、他のドライバーの表情を見て着想を得たというエピソードも興味深いですね。
クリスマスに家族や恋人のもとへ帰る人々の気持ちを優しく包み込むような曲調で、帰省の車中でぜひ聴いてほしい1曲です。