1990年代はJ-POP史の中で最もCDが売れ、2020年代の今も愛され続けている名曲が数え切れないほど生まれた時代です。
まさにJ-POP黄金期であり、さまざまなジャンルのアーティストやバンドが次々とヒットを飛ばし、邦楽の可能性が大幅に広がったという意味でも重要な時代だと言えるでしょう。
そんなキラ星のごとく素晴らしい曲がひしめく90年代ソングの中から、今回は「泣ける曲」をテーマに記録にも記憶にも残り続ける名曲の数々を紹介します!
当時を知る方々はもちろん、最近90年代の邦楽に興味を持ったという若い音楽ファンの方々も、ぜひチェックしてみてくださいね。
90年代の泣けるJ-POP。ヒット曲・号泣ソング(1〜10)
会いたい沢田知可子

恋人との永遠の別れを歌った、1990年にリリースされた沢田知可子さんの大ヒット曲。
ぼかすことなく直接的に「死」を表現した歌詞は、あらためて聴くと衝撃的ですよね。
温かい思い出から始まる一番の歌詞と、恋人を失ってからのやるせない気持ちが描かれる中盤以降のストーリーの中で、悲しい現実と向き合えずにいる主人公の心情を切々と歌い上げる沢田さんの素晴らしい歌唱も相まって、聴いているだけで涙を禁じ得ません。
恋人に限らず、肉親や友人、大事にしていたペットなども含めて、大切な存在が遠くへいってしまった経験を持ち、主人公と同じような悲しみを抱いている方であれば、誰もが共感するであろう色あせない名曲です。
君を忘れないNEW!松山千春

フジテレビ系列の連続テレビドラマ『みにくいアヒルの子』の主題歌として起用された名バラード。
強い郷土愛を持つシンガーソングライター、松山千春さん。
通算39枚目のシングルとして1996年4月当時にリリースされたこの楽曲は、挫折や喪失を抱えながらも再び歩き出そうとする人間への共感と励ましが込められています。
静かな語りかけから感情の高まりへと向かう構成と、包容力のある成熟した歌声が、聴く人の心を優しく癒やしてくれるのではないでしょうか。
ドラマの放送と歩調を合わせて世に出た本作は、アルバム『TOUR』にも収められています。
大切な誰かとの別れを経験し、新しい一歩を踏み出したいときに聴いていただきたい、歴史に残る珠玉のナンバーです。
RainingNEW!Cocco

透き通るような歌声とは相反して、心がキリキリと痛むような喪失感が描かれたバラードです。
悲劇的な記憶が美しい晴天の情景と対比されて描かれており、聴くほどに悲しさを増幅させるような世界観が魅力的ですね。
この楽曲は1998年3月に発売されたシングルで、Coccoさんの初期の代表作として長年愛されています。
名盤『クムイウタ』にも収録されており、2000年には映画『式日』のエンディングテーマとして起用されたことでも知られています。
本作は、言葉にできないほどの深い悲しみを抱えたときや、ひとりで静かに涙を流したい方におすすめです。
澄み渡る自然の風景を想像させながら、傷ついた心にそっと寄り添ってくれるはずです。
Over and OverNEW!Every Little Thing

イントロのシンセサイザーの音色を聴いただけで、冬の冷たい空気と懐かしい記憶がよみがえってくる人もいることでしょう。
変わらない愛を探し続ける人間の弱さやすれ違いを描いた、Every Little Thingの名バラード。
持田香織さんの透明感あふれる歌声と五十嵐充さんの緻密なサウンドが織り成す、まさに珠玉の1曲です。
1999年1月に発売されたシングルで、当時はドラマ『ボーダー 犯罪心理捜査ファイル』のエンディングテーマに起用されました。
同年3月に発売された名盤『Every Best Single+3』にも収められ、幅広い世代に届いた作品です。
寒い季節に1人で静かに思いを巡らせたいとき、ぜひ本作を聴いてすてきな空気を感じ取ってください!
涙の影NEW!シャ乱Q

過ぎ去った時間や失った大切な人を思い返す主人公の孤独を歌った、1990年代を代表する失恋バラード。
ボーカルを務めるつんくさんが作詞し、ギターのはたけさんが作曲を手がけたシャ乱Qの代表的なバラードの一つです。
ストリングスが感情を高める哀愁漂うメロディーは、センチメンタルな気持ちにさせられますよね。
1996年7月に発売されたシングルで、フジテレビ系音楽番組『HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP』のエンディングテーマとして起用され、オリコンチャートで1位を獲得した大ヒットナンバーです。
同年12月に発売されたアルバム『GOLDEN Q』にも収録されています。
一人になって過去の思い出がふとよみがえってきた夜に、じっくりと耳を傾けてみてくださいね。
ALONENEW!岡本真夜

好きで仕方ない相手の前で強がってしまう切ない思いを描き出し、胸を締めつけるようなセンチメンタルな空気感を生み出していますよね。
言葉が自然に耳へ入るメロディーと鍵盤のアンサンブルが、孤独感や後悔をより深く感じさせるのではないでしょうか。
名曲『TOMORROW』の大ヒットでも知られているシンガーソングライター、岡本真夜さんの3枚目のシングルで、1996年11月に発売されたバラードナンバーです。
大塚ベバレッジの清涼飲料「MATCH」のCMソングに起用され、カップリングには『もっと笑ってよ』が収められました。
透明感のある歌声が哀愁をさらに加速させる、失恋したときに静かにひたってほしい1曲です。
ごめんね…NEW!高橋真梨子

自分の過ちで大切な恋人を傷つけてしまった後悔と、二度と戻らない時間への切実な思いを歌う、胸を打つバラードナンバーです。
歌手の高橋真梨子さんの最大のヒット曲であり、1996年5月に発売されたアルバム『RIPPLE』に収録され、翌月にシングルカットされた作品。
本作は日本テレビ系ドラマ『火曜サスペンス劇場』の主題歌として起用され、約65万枚もの売上を記録するロングヒットとなりました。
静かな導入から感情があふれるような力強いボーカルへ変わる展開が、何度聴いても深い余韻を残してくれますよね。
過去の恋を振り返り、言葉にできない謝罪の気持ちを抱えている方がひとりで静かに聴けば、当時の懐かしい記憶がよみがえり心に深く刺さるはずです。









