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素敵なクリスマス

90年代の洋楽クリスマスソング。大ヒット曲から隠れた名曲まで紹介

毎年12月になると訪れる街並みの変化や、立ち並ぶお店のキラキラした飾りつけを見ているだけで何となく高揚した気持ちにさせられますよね。

そんな時期に外せないものといえば、やはりクリスマスソングです!

クリスマス会用のBGMや、車内BGMとしてクリスマスソングをお探しの方に向けて、今回の記事では多くのヒットソングが生まれた1990年代の洋楽クリスマスソングをご紹介します。

いわゆるスタンダードナンバーのカバーではなく、基本的にはオリジナルのクリスマスソングを集めていますから、いつもと違うクリスマスの雰囲気を演出したいという方も必見です!

90年代の洋楽クリスマスソング。大ヒット曲から隠れた名曲まで紹介(21〜30)

Belleau WoodGarth Brooks

Garth Brooks – Belleau Wood (lyrics)
Belleau WoodGarth Brooks

カントリー界のスーパースター、ガース・ブルックスさん。

アルバム売上で全米ソロアーティスト史上最高記録を持つ彼が1997年にリリースしたアルバム『Sevens』に収録されたこの作品は、第一次世界大戦中の実話である1914年のクリスマス休戦をモチーフにしています。

敵味方が銃を置き、ドイツ兵の歌声をきっかけに共に歌い出した奇跡の瞬間を描いた本作。

戦場の静寂から一瞬の調和、そして再び訪れる戦闘という劇的な展開が、アコースティックギターと控えめなアレンジで叙情的に表現されています。

ヒットチャートには登場しませんでしたが、平和への祈りを込めたメッセージ性の強さから、コアなファンの間で特別な位置を占める一曲です。

2020年のホリデー特番では、ガースさんが感極まって歌詞を詰まらせる場面もあったほど。

静かなクリスマスの夜に、人間性について考えたいときにおすすめです。

ChristmastimeAimee Mann with Michael Penn

1980年代に「’Til Tuesday」でヒットを飛ばしたエイミー・マンさんと、夫でシンガーソングライターのマイケル・ペンさんが共作したクリスマスソングです。

1996年のコンピレーションアルバム『Just Say Noël』に収録され、後にエイミー・マンさんのホリデーアルバム『One More Drifter in the Snow』にも収められました。

ポール・トーマス・アンダーソン監督の映画『Hard Eight』のエンドクレジットでも使用されています。

派手な装飾を避けた静謐なサウンドが印象的で、ヴィンス・ガラルディ・トリオを思わせる神秘的なムードが漂います。

抑制された美しさの中に翳りを帯びた感情が繊細に描かれており、大人のための上品なクリスマスを演出してくれることでしょう。

I Only Want You for ChristmasAlan Jackson

Alan Jackson – I Only Want You for Christmas (Official HD Video)
I Only Want You for ChristmasAlan Jackson

「クリスマスに欲しいものは君だけ」という、ストレートなラブメッセージが心を打つカントリー・ナンバーです。

ネオトラディショナル・カントリーの第一人者として知られるアラン・ジャクソンさんによる作品で、1991年11月にシングルとして発売されました。

サンタクロースやミスルトーといった定番モチーフを盛り込みながら、物質的なプレゼントよりも大切な人そのものを求める温かな想いが綴られています。

ペダルスティールやフィドルが奏でる伝統的なカントリー・サウンドに、ホリデーらしい煌めきが加わり、ジャクソンさんの低音ボーカルが優しく響きます。

のちにアルバム『Honky Tonk Christmas』にも収録され、チャートに何度も再浮上した息の長い一曲。

家族団らんの時間にも、大切な人との静かな夜にもぴったりです。

Mary, Did You Know?Kathy Mattea

ウエストバージニア出身のカントリー・シンガー、キャシー・マティアさん。

フォークやブルーグラス、ケルト音楽の要素を取り入れた独自のスタイルで知られ、1980年代後半から数々のヒット曲を生み出してきました。

1993年にリリースされたゴスペル・アルバム『Good News』は、彼女にとって初のクリスマス作品となりました。

このアルバムに収録された本作は、イエス・キリストを産んだマリアへの問いかけを重ねた賛美歌で、あなたが産んだ子が将来どんな奇跡を起こすのか、あなたは知っていたのかと静かに語りかけます。

抑制されたアレンジと彼女の優しい歌声が、宗教的な敬虔さと温かな情感を同時に引き出しています。

このアルバムは1994年のグラミー賞でゴスペル・アルバム賞を受賞し、彼女にとって2度目のグラミー受賞となりました。

Everything’s Gonna Be Cool This ChristmasEels

オルタナティブ・ロックの異才が贈るひねりの効いたホリデー・チューン。

多世界解釈の提唱者を父に持つマーク・オリバー・エヴェレットさん率いるEelsは、深い喪失と内省を描く作風で知られるバンドですが、本作はそのダークな持ち味を残しつつ、温かなクリスマスの情景を描きだしています。

アコースティックギターとピアノを中心に構成されたアレンジは、ツリーや家族の集まる光景を歌いながらも、Eelsらしい皮肉とセンチメンタルな揺らぎを含んでおり、単なる祝祭賛歌では終わりません。

2006年12月にリリースされ、コンピレーション・アルバム『Useless Trinkets: B-Sides, Soundtracks, Rarities and Unreleased 1996-2006』に収録されました。

テレビドラマ『Roswell』でも使用され、静かに広がっていった隠れた名曲です。

いつものクリスマスソングに飽きた方や、ちょっと複雑な心境で迎える年末に寄りそってくれるでしょう。