クラシックの名曲|一度は聴きたいオススメの作品たち
すべての音楽の基礎であるクラシック。
教会で歌われていた聖歌から始まり、多くの作曲家と曲が誕生しました。
日本では音楽の授業で習ったり、いろいろな場面でBGMとして流れたりと、クラシック音楽は現代でも私たちの身近に存在しています。
本記事ではそんなクラシック音楽の中から、どこかで一度は聴いたことがある名曲から、聴いたことないけれど耳に残るような作品まで、幅広くご紹介します。
宗教曲や交響曲、ピアノソロや協奏曲、違う楽器に編曲されたものなど、さまざまな楽器で奏でられているクラシック音楽の名曲を、ぜひお楽しみください!
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クラシックの名曲|一度は聴きたいオススメの作品たち(1〜10)
春の祭典Igor Stravinsky

『火の鳥』と『ペトルーシュカ』と並んで「三大バレエ」と呼ばれているストラヴィンスキーの代表作品であり、20世紀の原始主義を代表する作品。
「原始主義」とは音楽の諸要素の中でもとりわけリズムに工夫を凝らすことで、音楽に内在する原始的なエネルギーや躍動感を引き出そうとすることを指します。
曲の題材が大地に芽吹く春をたたえて太陽の神に生にえを供える原スラヴ人の儀式であること、変拍子とランダムに聞こえるアクセントが絶え間ない緊張感を生み出しているところに、原始主義の特徴を見て捉えられます。
主よ、人の望みの喜びよJ.S.Bach

クラシック音楽の巨匠、ヨハン・ゼバスティアン・バッハの名曲が、今なお人々の心を魅了し続けています。
バロック時代を代表するバッハが1723年に作曲したこちらの曲は、教会カンタータ『心と口と行いと生活で BWV147』の終曲コラール。
美しい旋律と深い信仰心が込められた傑作で、イエスへの愛と信頼を謳う歌詞は、人生の困難や悲しみから守ってくれる存在としてのイエスの姿を描いています。
バッハの巧みな和声と美しいメロディは、宗教を超えて多くの人々の心に普遍的な喜びや平安をもたらしていますね。
ピアノやオーケストラ、合唱などさまざまな演奏形態で親しまれ、結婚式やクリスマスなど、人生の大切な瞬間を彩る曲としても愛されています。
ベルガマスク組曲より第3曲「月の光」Claude Debussy

クロード・ドビュッシーは19世紀後半から20世紀前半に活躍したフランスの作曲家でありピアニストです。
ドビュッシーといえば『月の光』がとても有名ですね。
この曲は「ベルガマスク組曲」の第3曲の作品なんです。
タイトルにふさわしく、聴くと美しい月の光が目に浮かんできます。
皆さまはどのような月の光が見えてきますか。
絵画を音楽で表現された作品のようですね。
独自の作曲法をもち、自由に作曲されたことがドビュッシーの魅力でもあります。
「アラベスク」や「夢」なども人気がありますね。
いずれの作品も細やかで流れるような旋律が美しい作品です。
ピアノの発表会でも人気のあるナンバーですね。
クラシックの名曲|一度は聴きたいオススメの作品たち(11〜20)
ラ・カンパネラFranz Liszt

ピアノの魔術師ともいわれたフランツ・リストはハンガリー出身のピアニストです。
代表的な作品ともいえるのが『ラ・カンパネラ』です。
鐘の音が遠くから聞こえてくるような旋律が魅力ですね。
一般の人はドから1オクターブ上のドがとどく手のサイズだと思います。
ところがリストはドからいオクターブ上のソまでとどく大きな手だったのです。
この幅は約28センチ、この手があったからこそ『ラ・カンパネラ』というすばらしい作品が完成しました。
1オクターブを右手の親指と小指で連打する奏法がどこまでも続きます。
鐘のなっているイメージが壮大に広がっていき、曲にひきこまれますね。
いざ弾くとなると、難易度の高い曲ですね。
それだけに聴きごたえがありすばらしいナンバーです。
ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 作品23Peter Ilyich Tchaikovsky

ロマン派を代表する作曲家の一人、ピョートル・イリイチ・チャイコフスキーが1874年から1875年の冬に作曲した傑作。
冒頭の印象的な旋律は、一度は聴いたことがあるのではないでしょうか。
変ロ短調で始まる斬新な構成と、劇的なピアノソロが特徴的です。
1875年10月25日のボストンでの初演で大成功を収めましたが、作曲当初は批判を受けていたそう。
壮大な旋律とピアノの華やかな技巧を通じてロシアの風景や民謡の要素を取り入れ、チャイコフスキーの感情を象徴する作品となっています。
クラシック音楽に興味のある方はもちろん、ロシアの文化に触れたい方にもオススメの1曲です。
亡き王女のためのパヴァーヌMaurice Ravel

フランスの作曲家・ピアニストのモーリス・ラヴェルは幼いころからピアノや作曲を学んでいました。
音楽好きの父親の影響を強くうけ、音楽の道に進みます。
『亡き王女のためのパヴァーヌ』は1899年にピアノ曲、1910年に管弦楽曲となった作品です。
パヴァーヌ、聞きなれない言葉ですね。
これは16世紀から17世紀にかけ、ヨーロッパの宮廷で普及していた舞踏のことです。
ゆったりとしたテンポ、美しい旋律、気品にあふれる名曲は演奏会でもよく使用されますね。
ラヴェルといえば「ボレロ」が有名です。
『亡き王女のためのパヴァーヌ』は小編成のオーケストラで演奏される、静かな美しい作品です。
ピアノ演奏もすてきですね、演奏会にもオススメですよ。
ヴァイオリン協奏曲集op.8 1-4「四季」Antonio Vivaldi

アントニオ・ヴィヴァルディといえば『ヴァイオリン協奏曲op.8 1-4「四季」』が有名ですよね。
なかでも「春」が人気の高い作品です。
明るく華やかな旋律と少し影のあるような旋律がところどころに現れるヴァイオリン協奏曲ではおなじみの名曲ですね。
日本は四季があるので、春夏秋冬という4曲の作品だと思われています。
これはヴィヴァルディがつけたのではありません、ですが、日本の四季にピッタリあう曲想です。
「夏」は夕立や嵐が目の前に広がるはげしく速い、とてもスピードのある作品です。
バイオリニストにも人気のあるナンバーです。
演奏会にもよく使用されていますね。






