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クラシックの名曲|一度は聴きたいオススメの作品たち

すべての音楽の基礎であるクラシック。

教会で歌われていた聖歌から始まり、多くの作曲家と曲が誕生しました。

日本では音楽の授業で習ったり、いろいろな場面でBGMとして流れたりと、クラシック音楽は現代でも私たちの身近に存在しています。

本記事ではそんなクラシック音楽の中から、どこかで一度は聴いたことがある名曲から、聴いたことないけれど耳に残るような作品まで、幅広くご紹介します。

宗教曲や交響曲、ピアノソロや協奏曲、違う楽器に編曲されたものなど、さまざまな楽器で奏でられているクラシック音楽の名曲を、ぜひお楽しみください!

もくじ

クラシックの名曲|一度は聴きたいオススメの作品たち(1〜20)

ベルガマスク組曲より第3曲「月の光」Claude Debussy

月の光 Clair de lune Frank Braley フランク・ブラレイ
ベルガマスク組曲より第3曲「月の光」Claude Debussy

クロード・ドビュッシーは19世紀後半から20世紀前半に活躍したフランスの作曲家でありピアニストです。

ドビュッシーといえば『月の光』がとても有名ですね。

この曲は「ベルガマスク組曲」の第3曲の作品なんです。

タイトルにふさわしく、聴くと美しい月の光が目に浮かんできます。

皆さまはどのような月の光が見えてきますか。

絵画を音楽で表現された作品のようですね。

独自の作曲法をもち、自由に作曲されたことがドビュッシーの魅力でもあります。

「アラベスク」や「夢」なども人気がありますね。

いずれの作品も細やかで流れるような旋律が美しい作品です。

ピアノの発表会でも人気のあるナンバーですね。

ラ・カンパネラFranz Liszt

★リスト 「ラ・カンパネラ」 ジョルジュ・シフラ Franz Liszt 《la Campanella》
ラ・カンパネラFranz Liszt

ピアノの魔術師ともいわれたフランツ・リストはハンガリー出身のピアニストです。

代表的な作品ともいえるのが『ラ・カンパネラ』です。

鐘の音が遠くから聞こえてくるような旋律が魅力ですね。

一般の人はドから1オクターブ上のドがとどく手のサイズだと思います。

ところがリストはドからいオクターブ上のソまでとどく大きな手だったのです。

この幅は約28センチ、この手があったからこそ『ラ・カンパネラ』というすばらしい作品が完成しました。

1オクターブを右手の親指と小指で連打する奏法がどこまでも続きます。

鐘のなっているイメージが壮大に広がっていき、曲にひきこまれますね。

いざ弾くとなると、難易度の高い曲ですね。

それだけに聴きごたえがありすばらしいナンバーです。

春の祭典Igor Stravinsky

スヴェトラーノフ指揮:ストラヴィンスキー:春の祭典
春の祭典Igor Stravinsky

『火の鳥』と『ペトルーシュカ』と並んで「三大バレエ」と呼ばれているストラヴィンスキーの代表作品であり、20世紀の原始主義を代表する作品。

「原始主義」とは音楽の諸要素の中でもとりわけリズムに工夫を凝らすことで、音楽に内在する原始的なエネルギーや躍動感を引き出そうとすることを指します。

曲の題材が大地に芽吹く春をたたえて太陽の神に生にえを供える原スラヴ人の儀式であること、変拍子とランダムに聞こえるアクセントが絶え間ない緊張感を生み出しているところに、原始主義の特徴を見て捉えられます。

ボレロMaurice Ravel

Ravel – Boléro | Alondra de la Parra | WDR Sinfonieorchester
ボレロMaurice Ravel

フランスの作曲家モーリス・ラヴェルが1928年に作曲した管弦楽曲。

スネアドラムの静かな反復音から始まり、たった2つのメロディのみで次第に音量と楽器の数が増えていく独特の構成は、ほかの作品と似ることもない唯一無二な作品です。

フルートやクラリネット、トランペットなど、さまざまな楽器がメロディを奏でながら、約15分かけて壮大なクライマックスへと向かっていきます。

単調なリズムの上に織りなされる美しい旋律と、巧みなオーケストレーションによる色彩豊かな響きが魅力的。

初演時にはバレエ音楽として使用されましたが、コンサートホールでの演奏会用作品としても広く親しまれています。

無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番 二短調 BWV1004より「シャコンヌ」J.S.Bach

バロック時代を代表するドイツの作曲家、ヨハン・セバスティアン・バッハが作曲した無伴奏ヴァイオリンのための傑作。

約15分にわたる大規模な変奏曲で、ヴァイオリン1本で和声や対位法を豊かに表現する技術が要求されます。

バッハの妻マリア・バルバラの死を悼む追悼の意図が込められているという解釈もあり、荘厳な感覚と情緒的な深みを聴き手に与えます。

豊かな和声と対位法を駆使した構造の複雑さが特徴的で、ヴァイオリン独奏曲の名作として高く評価されてきました。

バロック音楽の典型でありながら、内面的な表現やエネルギーも強く感じられる本作は、現代でも深い共感を呼ぶ名曲として愛され続けています。

ブラームスやブゾーニがピアノ独奏用に編曲した楽曲も有名なので、ぜひ聴いてみてくださいね。

パガニーニの主題による狂詩曲Sergei Rachmaninov

Rachmaninoff: Rhapsody on a Theme of Paganini – Anna Fedorova – Live Classical Music HD
パガニーニの主題による狂詩曲Sergei Rachmaninov

ロシアのロマン派を代表する作曲家セルゲイ・ラフマニノフが手掛けた傑作。

ニコロ・パガニーニの有名な作品をテーマに、ピアノとオーケストラのために書かれました。

1934年11月に初演され、24の変奏からなっています。

とくに印象的なのは第18変奏で、パガニーニの主題を逆転させたラフマニノフらしい哀愁を帯びた美しい旋律が奏でられます。

日本ではBGMなどに起用されることも多いので、このメロディだけを聴いたことがある方も多いかもしれません。

彼自身も「これはエージェントのためだ」と語るほどの人気ぶり。

また、「ディエス・イレ」と呼ばれる中世の聖歌の旋律も組み込まれ、作品全体に神秘的な雰囲気を与えています。

劇的な展開と技巧的な要素が見事に融合した本作、ぜひ聴いてみてください!