クラシックの名曲|一度は聴きたいオススメの作品たち
すべての音楽の基礎であるクラシック。
教会で歌われていた聖歌から始まり、多くの作曲家と曲が誕生しました。
日本では音楽の授業で習ったり、いろいろな場面でBGMとして流れたりと、クラシック音楽は現代でも私たちの身近に存在しています。
本記事ではそんなクラシック音楽の中から、どこかで一度は聴いたことがある名曲から、聴いたことないけれど耳に残るような作品まで、幅広くご紹介します。
宗教曲や交響曲、ピアノソロや協奏曲、違う楽器に編曲されたものなど、さまざまな楽器で奏でられているクラシック音楽の名曲を、ぜひお楽しみください!
- 【名作クラシック】涙が出るほど美しい珠玉の名曲を一挙紹介
- 【オーケストラ】名曲、人気曲をご紹介
- 美しすぎるクラシックの名曲。おすすめのクラシック音楽
- 【バイオリン】時代を越えて愛され続けるクラシックの名曲・人気曲を厳選
- 人気のクラシックピアノ曲。日本人ピアニストの名演集
- かっこいいクラシックの名曲。おすすめのクラシック音楽
- チェロの名曲|奥深い音色を味わえる珠玉のクラシック作品を一挙紹介
- 美しすぎるクラシックピアノの名曲。心洗われる繊細な音色の集い
- 秋におすすめのクラシックの名曲
- リヒャルト・シュトラウスの名曲。人気のクラシック音楽
- 【ベートーヴェン】名曲、代表曲をピックアップ!
- 【本日のクラシック】今日聴きたいオススメのクラシック音楽と名演集
- François Couperinの人気曲ランキング【2025】
- グスタフ・マーラーの名曲。人気のクラシック音楽
もくじ
- クラシックの名曲|一度は聴きたいオススメの作品たち
- ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 作品18Sergei Rachmaninov
- 交響曲第9番ホ短調Op.96「新世界より」Antonín Dvořák
- 交響曲 第9番 ニ長調Gustav Mahler
- カノンJohann Pachelbel
- 主よ、人の望みの喜びよJ.S.Bach
- ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 作品23Peter Ilyich Tchaikovsky
- ベルガマスク組曲より第3曲「月の光」Claude Debussy
- ラ・カンパネラFranz Liszt
- 春の祭典Igor Stravinsky
- ボレロMaurice Ravel
- 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番 二短調 BWV1004より「シャコンヌ」J.S.Bach
- パガニーニの主題による狂詩曲Sergei Rachmaninov
- 夜想曲Frederic Chopin
- 交響曲第5番「運命」Ludwig van Beethoven
- 展覧会の絵Modest Mussorgsky
- バレエ組曲「白鳥の湖」Peter Ilyich Tchaikovsky
- ヴォカリーズSergei Rachmaninov
- 亡き王女のためのパヴァーヌMaurice Ravel
- ヴァイオリン協奏曲集op.8 1-4「四季」Antonio Vivaldi
- 交響曲第9番ニ短調 Op.125より第4楽章「歓喜の歌」Ludwig van Beethoven
- 交響曲 第5番 嬰ハ短調Gustav Mahler
- 交響曲第1番ハ短調 Op.68Johannes Brahms
- 交響曲第2番第3楽章Sergei Rachmaninov
- 火の鳥Igor Stravinsky
- 幻想交響曲 Op.14Hector Berlioz
- ワルキューレRichard Wagner
- シャコンヌHenry Purcell
- 弦楽器・打楽器・チェレスタのための音楽Bartók Béla
- オラトリオ『メサイア』より「ハレルヤコーラス」Georg Friedrich Händel
- レクイエムGiuseppe Verdi
- 浄められた夜Arnold Schönberg
- 交響曲 第6番 ロ短調Op.74「悲愴」Pyotr Tchaikovsky
- 交響曲第4番Op.54「法悦の詩」Скрябiн
- アヴェ・マリアJosquin Des Prez
- 交響組曲「シェエラザード」Nikolai Rimsky-Korsakov
- 子供の情景 Op.15Robert Schumann
- 5つのピアノ曲 op.23Arnold Schönberg
- 交響曲1〜5番Felix Mendelssohn
- 弦楽四重奏曲第66番 ト長調 「ロプコヴィッツ」 Op. 77, No. 1, Hob.III:81Franz Joseph Haydn
- 幻想即興曲Op.66Frederic Chopin
- レクイエムGabriel Urbain Fauré
- ターフェルムジークGeorg Philipp Telemann
- 序曲集Gioachino Rossini
- 涙のパヴァーヌJohn Dowland
- ピアノ・ソナタ 第14番 「月光」Ludwig van Beethoven
- 交響曲第101番 ニ長調 「時計」Franz Joseph Haydn
- ジムノペティErik Satie
- 即興曲変ト長調Op.90-3Franz Schubert
- 鱒Franz Schubert
- トゥーランドット「誰も寝てはならぬ」Giacomo Puccini
- トッカータとフーガ ニ短調J.S.Bach
- ブランデンブルク協奏曲第5番J.S.Bach
- 交響詩 「フィンランディア」Jean Sibelius
- 交響詩 「ツァラトゥストラはかく語りき」Richard Strauss
- 歌劇「ワルキューレ」Richard Wagner
- フィガロの結婚Wolfgang Amadeus Mozart
- メサイアGeorg Friedrich Händel
- 弦楽四重奏曲第19番ハ長調 K.465「不協和音」Wolfgang Amadeus Mozart
クラシックの名曲|一度は聴きたいオススメの作品たち(1〜20)
ベルガマスク組曲より第3曲「月の光」Claude Debussy

クロード・ドビュッシーは19世紀後半から20世紀前半に活躍したフランスの作曲家でありピアニストです。
ドビュッシーといえば『月の光』がとても有名ですね。
この曲は「ベルガマスク組曲」の第3曲の作品なんです。
タイトルにふさわしく、聴くと美しい月の光が目に浮かんできます。
皆さまはどのような月の光が見えてきますか。
絵画を音楽で表現された作品のようですね。
独自の作曲法をもち、自由に作曲されたことがドビュッシーの魅力でもあります。
「アラベスク」や「夢」なども人気がありますね。
いずれの作品も細やかで流れるような旋律が美しい作品です。
ピアノの発表会でも人気のあるナンバーですね。
ラ・カンパネラFranz Liszt

ピアノの魔術師ともいわれたフランツ・リストはハンガリー出身のピアニストです。
代表的な作品ともいえるのが『ラ・カンパネラ』です。
鐘の音が遠くから聞こえてくるような旋律が魅力ですね。
一般の人はドから1オクターブ上のドがとどく手のサイズだと思います。
ところがリストはドからいオクターブ上のソまでとどく大きな手だったのです。
この幅は約28センチ、この手があったからこそ『ラ・カンパネラ』というすばらしい作品が完成しました。
1オクターブを右手の親指と小指で連打する奏法がどこまでも続きます。
鐘のなっているイメージが壮大に広がっていき、曲にひきこまれますね。
いざ弾くとなると、難易度の高い曲ですね。
それだけに聴きごたえがありすばらしいナンバーです。
春の祭典Igor Stravinsky

『火の鳥』と『ペトルーシュカ』と並んで「三大バレエ」と呼ばれているストラヴィンスキーの代表作品であり、20世紀の原始主義を代表する作品。
「原始主義」とは音楽の諸要素の中でもとりわけリズムに工夫を凝らすことで、音楽に内在する原始的なエネルギーや躍動感を引き出そうとすることを指します。
曲の題材が大地に芽吹く春をたたえて太陽の神に生にえを供える原スラヴ人の儀式であること、変拍子とランダムに聞こえるアクセントが絶え間ない緊張感を生み出しているところに、原始主義の特徴を見て捉えられます。
ボレロMaurice Ravel

フランスの作曲家モーリス・ラヴェルが1928年に作曲した管弦楽曲。
スネアドラムの静かな反復音から始まり、たった2つのメロディのみで次第に音量と楽器の数が増えていく独特の構成は、ほかの作品と似ることもない唯一無二な作品です。
フルートやクラリネット、トランペットなど、さまざまな楽器がメロディを奏でながら、約15分かけて壮大なクライマックスへと向かっていきます。
単調なリズムの上に織りなされる美しい旋律と、巧みなオーケストレーションによる色彩豊かな響きが魅力的。
初演時にはバレエ音楽として使用されましたが、コンサートホールでの演奏会用作品としても広く親しまれています。
無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番 二短調 BWV1004より「シャコンヌ」J.S.Bach

バロック時代を代表するドイツの作曲家、ヨハン・セバスティアン・バッハが作曲した無伴奏ヴァイオリンのための傑作。
約15分にわたる大規模な変奏曲で、ヴァイオリン1本で和声や対位法を豊かに表現する技術が要求されます。
バッハの妻マリア・バルバラの死を悼む追悼の意図が込められているという解釈もあり、荘厳な感覚と情緒的な深みを聴き手に与えます。
豊かな和声と対位法を駆使した構造の複雑さが特徴的で、ヴァイオリン独奏曲の名作として高く評価されてきました。
バロック音楽の典型でありながら、内面的な表現やエネルギーも強く感じられる本作は、現代でも深い共感を呼ぶ名曲として愛され続けています。
ブラームスやブゾーニがピアノ独奏用に編曲した楽曲も有名なので、ぜひ聴いてみてくださいね。
パガニーニの主題による狂詩曲Sergei Rachmaninov

ロシアのロマン派を代表する作曲家セルゲイ・ラフマニノフが手掛けた傑作。
ニコロ・パガニーニの有名な作品をテーマに、ピアノとオーケストラのために書かれました。
1934年11月に初演され、24の変奏からなっています。
とくに印象的なのは第18変奏で、パガニーニの主題を逆転させたラフマニノフらしい哀愁を帯びた美しい旋律が奏でられます。
日本ではBGMなどに起用されることも多いので、このメロディだけを聴いたことがある方も多いかもしれません。
彼自身も「これはエージェントのためだ」と語るほどの人気ぶり。
また、「ディエス・イレ」と呼ばれる中世の聖歌の旋律も組み込まれ、作品全体に神秘的な雰囲気を与えています。
劇的な展開と技巧的な要素が見事に融合した本作、ぜひ聴いてみてください!