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クラシックの名曲|一度は聴きたいオススメの作品たち

すべての音楽の基礎であるクラシック。

教会で歌われていた聖歌から始まり、多くの作曲家と曲が誕生しました。

日本では音楽の授業で習ったり、いろいろな場面でBGMとして流れたりと、クラシック音楽は現代でも私たちの身近に存在しています。

本記事ではそんなクラシック音楽の中から、どこかで一度は聴いたことがある名曲から、聴いたことないけれど耳に残るような作品まで、幅広くご紹介します。

宗教曲や交響曲、ピアノソロや協奏曲、違う楽器に編曲されたものなど、さまざまな楽器で奏でられているクラシック音楽の名曲を、ぜひお楽しみください!

クラシックの名曲|一度は聴きたいオススメの作品たち(21〜30)

交響曲第1番ハ短調 Op.68Johannes Brahms

Brahms: 1. Sinfonie ∙ hr-Sinfonieorchester ∙ Stanisław Skrowaczewski
交響曲第1番ハ短調 Op.68Johannes Brahms

ベートーヴェンの後を継ぐ交響曲を完成させるために、構想から完成までに21年もの間熟考した末に40歳を過ぎてようやく完成したブラームスの最初の交響曲。

恐ろしく慎重に情熱を込めて作られた作品ですが、当時の指揮者ハンス・フォン・ビューローから「この曲はベートーヴェンの第10交響曲だ」という評価をうけるほど、完成度の高さに定評のある作品です。

ブラームスの苦心が反映されているような劇的緊張感に満ちており、「苦しみから勝利へ」という図式を持っています。

交響曲 第6番 ロ短調Op.74「悲愴」Pyotr Tchaikovsky

チャイコフスキー 交響曲第6番ロ短調作品74《悲愴》 第3楽章 カラヤン
交響曲 第6番 ロ短調Op.74「悲愴」Pyotr Tchaikovsky

チャイコフスキーにとっての最後の交響曲であり、「悲愴」という副題は彼自身によって名付けられました。

チャイコフスキーは人生の中で12回ものうつ病期がありましたが、この曲は彼のそのような精神状態を表したものではないかとも言われています。

『悲愴』は全体を通して暗い雰囲気に覆われていますが、この第3楽章はきらびやかな雰囲気に包まれています。

スケルツォと行進曲を合体させた楽章で、最初は軽やかな旋律から始まり、クライマックスの中で盛大に終わりを迎える華々しい1曲です。

ワルキューレRichard Wagner

ワーグナー《ワルキューレ》第1幕(全曲)クナッパーツブッシュ指揮/フラグスタート
ワルキューレRichard Wagner

ハンス・クナッパーツブッシュ指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団が演奏しています。

演劇と音楽に恵まれた環境で育ったワーグナーはベートーヴェンに感銘を受け、交響曲のようなオペラとして「楽劇」を生み出しました。

オラトリオ『メサイア』より「ハレルヤコーラス」Georg Friedrich Händel

ゲオルグ・ショルティ指揮、シカゴ交響楽団によるヘンデルの「メサイア」。

バッハとともにバロック時代を代表する作曲家。

主にオペラやオラトリオといった劇場のための音楽を書いていました。

メサイアとは救世主の事であり、イエス・キリストの物語です。

レクイエムGiuseppe Verdi

ヴェルディ:レクイエム:アバド/ベルリンフィル
レクイエムGiuseppe Verdi

トスカニーニ指揮、NBC交響楽団によるヴェルディ、「レクイエム」。

「ヴェルディ:レクイエム&テ・デウム」に収録されています。

代表曲「椿姫」やワーグナーの影響を受けた「アイーダ」など、ヴェルディはロマン派のイタリアオペラでは最大の作曲家です。

幻想交響曲 Op.14Hector Berlioz

Hector Berlioz – Symphonie fantastique op. 14 (full)
幻想交響曲 Op.14Hector Berlioz

ロマン派の作曲家であるベルリオーズの作品の中で最も良く知られている曲。

作曲家自身が付けた標題とプログラムノートに沿って音楽が進行しており、それによればこの曲のイメージは「失恋した若い芸術家かがアヘンを飲んで自殺を図ったが、致死量に達しなかったために死にきれず、奇怪な幻夢を見る」というもの。

「若い芸術家」とはベルリオーズ自身、「恋人」とはシェークスピア劇団の看板女優ハリエット・スミッソンのこと。

5つの楽章全てに副題がついており、ストーリー性を感じられる1曲です。

火の鳥Igor Stravinsky

ストラヴィンスキー - バレエ音楽「火の鳥」(1910年版) デュトワ モントリオール響
火の鳥Igor Stravinsky

ストラヴィンスキーも近代音楽を代表する作曲家のひとりです。

時代によって作風が変化しますが、複数の調整を曲に織り込み、またクラシックにはあまり用いられなかったリズムを用いた「原始主義」という大変にインパクトある音楽を創っていた時代の代表作のひとつが「火の鳥」です。