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クラシックの名曲。おすすめのクラシック音楽

長い歴史の中で、さまざまな音楽家が作ってきたクラシック音楽。

美しい旋律に心がやすらぐものから壮大なスケールに圧倒されるものまで、実にバラエティに富んでいます。

あまりの多さに「聴いてみたいけれど、何から聴けばいいかわからない」という方も多いのではないでしょうか?

そんなあなたに「まずはコレ!」とオススメしたいものをピックアップしました。

時代を越えて愛され続けるクラシック音楽の世界を、しばしご堪能ください。

もくじ

クラシックの名曲。おすすめのクラシック音楽(41〜60)

水上の音楽ヘンデル

ヘンデル:組曲「水上の音楽」
水上の音楽ヘンデル

荘厳で華やかな管弦楽の調べが美しく響き渡る作品。

1717年7月のテムズ川での舟遊びのために、ヘンデルが作曲したこの楽曲には、穏やかな川の流れが音楽で表現されています。

ホルン、オーボエ、弦楽器など多彩な楽器の音色が織りなす豊かな響きは、まるで水面に光が揺らめくように優雅で心地よい雰囲気を醸し出しています。

本作は現代においても、NHK-FMの『古楽の楽しみ』のテーマ曲や京都駅の発車メロディとして使用されており、その普遍的な魅力が証明されています。

集中力を必要とする作業や勉強時に、静かに心を落ち着かせたい時にオススメの一曲です。

ラ・カンパネラFranz Liszt

長富彩 / ラ・カンパネラ ~パガニーニによる大練習曲 第3番
ラ・カンパネラFranz Liszt

鐘の音を模した繊細な旋律が印象的で、高音域での跳躍や装飾音が美しく響き渡ります。

1851年に改訂されたピアノ曲は、ロマン派音楽の真髄を感じさせる情熱的な表現力と、技巧的な演奏が特徴です。

フランツ・リストは、1831年にパガニーニの演奏に感銘を受け、ヴァイオリン協奏曲の主題をピアノ用に編曲。

映画やテレビ番組のBGMとしても度々使用され、多くの人々の心を魅了してきました。

本作は、静かな環境で集中して勉強したい方にオススメです。

鐘の音のような透明感のある音色は、心を落ち着かせながらも適度な緊張感を保ってくれるでしょう。

「四季」より「春」Antonio Vivaldi

ヴィヴァルディ 「四季」より「春」 高音質 FULL
「四季」より「春」Antonio Vivaldi

優美な旋律と自然を描写する巧みな表現力で、まるで春の訪れを目の前で感じているかのような臨場感を味わえる傑作です。

バロック音楽の名手であるヴィヴァルディが1725年に発表したこの曲は、小鳥のさえずりや泉のせせらぎ、突然の雷鳴など、春の情景を鮮やかに描き出しています。

映画やテレビCM、結婚式など、華やかな場面で使用される機会も多く、誰もが一度は耳にしたことがある親しみやすい曲調が魅力です。

勉強や読書のお供として、自然のリズムに身を委ねながら集中力を高めたい時にオススメです。

穏やかな旋律が心地よく響き、長時間の学習でも疲れにくい環境を作り出してくれます。

弦楽四重奏曲第2番 1楽章Alexander Borodin

Borodin: Quartet No. 2 in D major for Strings, I. Allegro moderato
弦楽四重奏曲第2番 1楽章Alexander Borodin

叙情美があふれる名曲として知られるこの弦楽四重奏は、恋に落ちたかのような甘美なメロディと儚さが魅力です。

チェロのソロから始まり第1ヴァイオリンへと受け継がれる旋律、各楽器の掛け合いが聴きどころ。

演奏する側にとっても非常にやりがいのある曲といえるでしょう。

1881年7月に着手し9月に完成という異例の速さで書き上げられたこの作品には、愛に満ちた温かな響きが溢れています。

美しい旋律と豊かな表現力を味わいたい方におすすめの一曲です。

生まれたばかりの王女のためのパヴァーヌCharles-Henry

シャルル=アンリ / 生まれたばかりの王女のためのパヴァーヌ
生まれたばかりの王女のためのパヴァーヌCharles-Henry

優雅で穏やかな旋律が特徴の本作は、新たな生命の誕生を祝福する喜びと希望に満ちています。

約1分25秒という短い演奏時間の中に、繊細なタッチと表現力が要求される楽曲です。

フレージングやダイナミクスの微妙な変化を通じて、曲の持つ優雅さや喜びを表現することが演奏のポイントです。

ピアノ教育の現場でも取り上げられることがある本作は、表現力を養いたい方や、リサイタルのアンコールピースを探している方におすすめです。

2023年5月には、パリのコンセルヴァトワールでこの曲を含むコンサートが開催され、聴衆を魅了しました。

「讃美歌」320番「主よ 御許に近づかん」Eliza Flower)

ヤコブの夢を原典とした賛美歌は、神に近づく願いをテーマにした作品です。

エリザ・フラワーが美しい旋律を付けたこの曲は、深い感動を与え続けています。

歌詞には困難を経ても神に近づく意義が込められ、タイタニック号のエピソードでも知られています。

日本でも『フランダースの犬』最終回や葬儀で使われ、哀愁を帯びた別れの曲として親しまれています。

本作は、人生の試練に向き合う方々や、心に響く賛美歌を求める人におすすめです。

1841年に発表されて以来、世界中で歌い継がれる名曲となっています。