【ピアノ発表会向け】簡単なのにかっこいいクラシック作品
ピアノを学んだ経験のない方や、ピアノを練習し始めたばかりの方にとって、かっこいい曲調のクラシック音楽はハードルが高く感じられるかもしれません。
もちろん、実際に高度なテクニックを要する曲もありますが、なかには、比較的易しいレベルで、発表会曲としてもオススメの作品が多くあるんです!
今回は、そのなかでも特に洗練された作品を厳選してご紹介します。
演奏のポイントも解説していますので、ピアノ発表会を控えている方は、選曲の参考にしていただければ幸いです。
- 【ピアノ名曲】難しそうで意外と簡単!?発表会にもオススメの作品を厳選
- 【小学生向け】ピアノ発表会で聴き映えする華やかな名曲たち
- 【初級】ピアノ発表会にもオススメ!弾けたらかっこいいクラシックの作品
- 【大人向け】ピアノ発表会にオススメ!聴き映えする名曲を厳選
- 【ピアノ発表会】男の子におすすめ!かっこいい&聴き映えする人気曲を厳選
- 【初級~中級】難易度が低めなショパンの作品。おすすめのショパンの作品
- 【クラシック音楽】全曲3分以内!短くてかっこいいピアノ曲まとめ
- 【中級レベル】ピアノで弾けるかっこいい曲【発表会にもおすすめ】
- 【初級編】発表会で弾きたいおすすめのピアノ曲まとめ
- 【初級者向け】やさしい&弾きやすい!ピアノ発表会で聴き映えする曲
- 【ピアノ曲】子供でも弾きやすい!簡単なクラシック作品を一挙紹介
- 【ピアノ発表会】中学生の演奏にピッタリ!聴き映えする曲を厳選
- ピアノをはじめた初心者におすすめ!大人も楽しめる楽譜10選
【ピアノ発表会向け】簡単なのにかっこいいクラシック作品(71〜80)
ジ・エンターテイナーScott Joplin

19世紀末から20世紀初頭にかけてアメリカで流行した音楽スタイル「ラグタイム」を取り入れた作風で有名な作曲家、スコット・ジョプリンの名曲!
1902年にピアノのためのラグタイム曲として作曲された『ジ・エンターテイナー』は、子供向けのピアノテキストにもさまざまな編曲版が収録されています。
原曲には和音やオクターブがふんだんに使われていますが、拍を刻む左手と単旋律の右手で構成されたシンプルなアレンジも多数存在します。
ノリの良い曲が好きな元気なお子さんにピッタリの1曲です!
ソナチネ Op.36-3 第2楽章Muzio Clementi

ローマの作曲家、ムツィオ・クレメンティ。
交響曲の作曲家としては大成しなかったものの、教育的な名作は多く残してきており、ピアノ曲に関しては特に評判の良かった作曲家です。
そんなクレメンティの作品のなかでも、特に初心者の方にオススメしたい楽曲が、こちらの『ソナチネ Op.36-3 第2楽章』。
気品のただよう、これぞ貴族といった感じの旋律でまとめられています。
それ自体がかっこいいというわけではありませんが、しっとりとこの作品を弾きこなす姿はピアノを弾かない方にとっては美しく、そしてかっこよく見えると思います。
ワルツ第6番 変ニ長調 作品64-1「子犬のワルツ」Frederic Chopin

『子犬のワルツ』のタイトルでおなじみの『ワルツ第6番 変ニ長調 作品64-1』は、フレデリック・フランソワ・ショパンの恋人ジョルジュ・サンドの飼い犬が、自分の尻尾を追いかけてくるくる回る様子を、即興的に曲に表した作品とされています。
かわいらしさと勢いのあるテンポ感で、ピアノを習う子供たちからも大人気の1曲です。
粒をそろえていくためには、練習を積み重ねることはもちろん、指がスムーズに動く指使いを選ぶことも大切。
譜読みの段階で正しい指使いを徹底することで、テンポを無理なく上げられますよ!
エチュードアレグロ中田喜直

アップテンポで疾走感あふれる『エチュードアレグロ』は、発表会映えすること間違いなしの楽曲!
この作品は、童謡などの作曲者として知られる中田喜直さんが「子供のためのピアノ曲集を作ってほしい」という依頼を受けて作曲した、小品集『こどものピアノ曲』の中の1曲です。
ワクワクさせてくれる冒頭部分のあと静かな中間部がやってきて、明るい曲調が戻ってきたかと思いきや、そっと終わりを迎える、そんな変化を楽しみながら、勢いよく元気に弾けるとよいでしょう!
子供の領分 第3曲「人形へのセレナーデ」Claude Debussy

クロード・ドビュッシーが愛娘シュシュのために作曲した、ピアノのための組曲『子供の領分』の第3曲目。
中国の磁器人形をイメージした軽快なスタッカートが特徴的な楽曲です。
この曲のポイントは、繊細な音色と軽やかなリズム。
まるで人形が優雅に踊っているかのような印象を与えます。
五音音階や4度音程の使用など、東洋的な要素も取り入れられており、ドビュッシーの印象主義的なスタイルが随所に感じられます。
音の透明感を大切にしながら、優雅さと可愛らしさを表現してみましょう。
エリーゼのためにLudwig van Beethoven

ピアノを習い始めた方の多くが憧れる名曲『エリーゼのために』。
日本人にとって、クラシック作品の中で曲名を答えられる確率が最も高い作品ともいわれています。
切なく美しいメロディは非常に覚えやすく、全体のテンポもゆったりしているため、初心者の方でも取り組みやすい作品です。
テーマが再び戻ってくる前の中間部の盛り上がる部分では、細かい指の動きが求められますが、最適な指使いを選んで丁寧に練習すればクリアできるはず!
穏やかな部分と激しさをともなう部分の変化にも注目しながら、表情豊かに演奏しましょう。
ベルガマスク組曲 第3曲 月の光Claude Debussy

クロード・ドビュッシーの名作『ベルガマスク組曲 第3曲 月の光』。
ハッキリ言って初心者が取り組めるような作品ではありません。
上級もありえる作品です。
難易度としてはチェルニー40番と同じくらいですかね。
強弱における難しさが基本となってくるのですが、1番難しい部分は和音が重なる後半部分。
オクターブがキツい方にとっては、しんどい作品かもしれません。
が、それ以外の部分はチェルニー30番と同程度の難易度ですので、手の大きい中級者にとっては簡単に感じると思います。