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【ピアノ発表会向け】簡単なのにかっこいいクラシック作品

ピアノを学んだ経験のない方や、ピアノを練習し始めたばかりの方にとって、かっこいい曲調のクラシック音楽はハードルが高く感じられるかもしれません。

もちろん、実際に高度なテクニックを要する曲もありますが、なかには、比較的易しいレベルで、発表会曲としてもオススメの作品が多くあるんです!

今回は、そのなかでも特に洗練された作品を厳選してご紹介します。

演奏のポイントも解説していますので、ピアノ発表会を控えている方は、選曲の参考にしていただければ幸いです。

【ピアノ発表会向け】簡単なのにかっこいいクラシック作品(41〜50)

ソナチネ Op.36-3 第2楽章Muzio Clementi

クレメンティ ソナチネ Op 36, No 3 第二楽章(Un poco Adagio やや遅く) M Clementi SONATINE Op 36, No 3, 2Satz
ソナチネ Op.36-3 第2楽章Muzio Clementi

ローマの作曲家、ムツィオ・クレメンティ。

交響曲の作曲家としては大成しなかったものの、教育的な名作は多く残してきており、ピアノ曲に関しては特に評判の良かった作曲家です。

そんなクレメンティの作品のなかでも、特に初心者の方にオススメしたい楽曲が、こちらの『ソナチネ Op.36-3 第2楽章』。

気品のただよう、これぞ貴族といった感じの旋律でまとめられています。

それ自体がかっこいいというわけではありませんが、しっとりとこの作品を弾きこなす姿はピアノを弾かない方にとっては美しく、そしてかっこよく見えると思います。

ジャズ・プレリュードWilliam Gillock

[ピアノ発表会男の子おすすめ]ギロック/ジャズ・プレリュード(ソロ)
ジャズ・プレリュードWilliam Gillock

ウィリアム・ギロックのピアノ曲集『ジャズスタイル・ピアノ曲集』の中に収録されている『ジャズ・プレリュード』は、その名のとおりジャジーな雰囲気がとってもかっこいい楽曲です。

ジャズのリズムは、はじめは慣れないかもしれませんが、一度習得してしまえば、クセになってしまうことも!

クラシックの定番曲とは違うおしゃれで大人な雰囲気の曲なので、発表会で大きなインパクトを残せるかもしれませんね。

「みんなと違う雰囲気の曲が弾きたい!」という男の子にピッタリの1曲です!

エチュードアレグロ中田喜直

中田 喜直/こどものピアノ曲 17.エチュードアレグロ/演奏:佐久間 あすか
エチュードアレグロ中田喜直

アップテンポで疾走感あふれる『エチュードアレグロ』は、発表会映えすること間違いなしの楽曲!

この作品は、童謡などの作曲者として知られる中田喜直さんが「子供のためのピアノ曲集を作ってほしい」という依頼を受けて作曲した、小品集『こどものピアノ曲』の中の1曲です。

ワクワクさせてくれる冒頭部分のあと静かな中間部がやってきて、明るい曲調が戻ってきたかと思いきや、そっと終わりを迎える、そんな変化を楽しみながら、勢いよく元気に弾けるとよいでしょう!

エリーゼのためにLudwig van Beethoven

エリーゼのために/ベートーヴェン/Für Elise(For Elise)/Beethoven/ピアノ/Piano/弾いてみた/CANACANA
エリーゼのためにLudwig van Beethoven

ひとくちにピアノの初心者といってもさまざまな段階があります。

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの名曲『エリーゼのために』は、初心者のなかでも上級にあたる、あるいは中級者になりたての演奏者にうってつけの作品です。

特段、指の細かい動きを求められるわけではありませんが、楽曲の中盤ではそれなりに素早い指の動きが必要になります。

表現力も鍛えられるので、初心者が総合的な演奏力を身につけるにはうってつけの作品といえるでしょう。

乙女の祈りTekla Bądarzewska

牛田智大 – バダジェフスカ:乙女の祈り
乙女の祈りTekla Bądarzewska

ポーランドの作曲家、テクラ・バダジェフスカの代表作は、多くのピアノ曲集に収録されている有名な作品です。

1856年にワルシャワで初めて出版されたこの曲は、乙女の純粋な祈りを表現した魅力的でロマンチックなメロディが印象的。

初心者の方でも取り組みやすい曲調ながら、跳躍が多いため音ミスなく仕上げるのはなかなか大変!

ですが、テーマが変奏曲のように形を変えて繰り返されるシンプルな構成なので、譜読みや暗譜に苦労することはないでしょう。

発表会で情感たっぷりに演奏すれば、観客も思わず引き込まれてしまうはず!

勇敢な騎手 「子供のためのアルバム」よりRobert Schumann

【先生が弾く】シューマン:勇敢な騎手 「子供のためのアルバム」より Schumann ”Wilder Reiter” Album für die Jugend Op .68
勇敢な騎手 「子供のためのアルバム」よりRobert Schumann

疾走感があふれる音の連なりと力強いリズムが印象的な名曲で、アルバム『子供のためのアルバム』に収録されています。

1848年に長女マリーの誕生日プレゼントとして作曲された本作は、わずか1分ほどの短い演奏時間ながら、豊かな音楽性と高い芸術性を備えています。

スタッカートを効かせた躍動的なフレーズと、イ短調の調性が生み出す緊張感が絶妙に調和し、馬に乗って駆け抜ける騎士の勇ましい姿が目に浮かぶようです。

シンプルな構成でありながら表現力に富んだ本作は、短い演奏時間で聴衆を魅了したい方や、力強い曲調がお好みの方におすすめです。

国際的なピアノ検定試験の課題曲としても採用され、世界中で親しまれている1曲です。

ジプシーの群れFranz Behr

ジプシーの群れ ピアニスト 近藤由貴/Behr: The Gypsie’s Camp Piano (Im Zigeunerlager), Yuki Kondo
ジプシーの群れFranz Behr

感傷的で渋いかっこよさを持った作品でピアノ発表会に挑みたいという方は、こちらの『ジプシーの群れ』がオススメです。

フランツ・ベーアの作品で、よくハインリッヒ・リヒナーの『ジプシーの群れ』と勘違いされることが多い楽曲ですね。

この作品のポイントは、色とりどりな表情の変化。

ゆったりとした序盤から徐々に軽快さを付け、ボルテージを上げたところで転調……。

といった具合で、1曲のなかに強弱におけるテクニックが盛り込まれています。

初心者にとっては良い課題曲になるでしょう。