【ピアノ発表会向け】簡単なのにかっこいいクラシック作品
ピアノを学んだ経験のない方や、ピアノを練習し始めたばかりの方にとって、かっこいい曲調のクラシック音楽はハードルが高く感じられるかもしれません。
もちろん、実際に高度なテクニックを要する曲もありますが、なかには、比較的易しいレベルで、発表会曲としてもオススメの作品が多くあるんです!
今回は、そのなかでも特に洗練された作品を厳選してご紹介します。
演奏のポイントも解説していますので、ピアノ発表会を控えている方は、選曲の参考にしていただければ幸いです。
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【ピアノ発表会向け】簡単なのにかっこいいクラシック作品(71〜80)
乙女の祈りTekla Bądarzewska

ポーランドの作曲家、テクラ・バダジェフスカの代表作は、多くのピアノ曲集に収録されている有名な作品です。
1856年にワルシャワで初めて出版されたこの曲は、乙女の純粋な祈りを表現した魅力的でロマンチックなメロディが印象的。
初心者の方でも取り組みやすい曲調ながら、跳躍が多いため音ミスなく仕上げるのはなかなか大変!
ですが、テーマが変奏曲のように形を変えて繰り返されるシンプルな構成なので、譜読みや暗譜に苦労することはないでしょう。
発表会で情感たっぷりに演奏すれば、観客も思わず引き込まれてしまうはず!
30の子供の小品 トッカティーナ Op.27-12Dmitri Kabalevsky

子供向けのピアノ作品や、音楽教育に関する著書を数多く残したロシアの作曲家ドミトリー・カバレフスキーさんの『30の子供の小品 Op.27』。
個性豊かな小品集の第12曲目に収録されている『トッカティーナ』は、歯切れのよいリズミカルな楽曲です。
「トッカティーナ」とは、小さな即興曲のこと。
即興的な軽やかさが際立つ作品であり、スラーとスタッカートをはっきり弾き分けてメリハリを付けることが求められます。
カバレフスキー特有の民俗的なリズムを味わいながら演奏しましょう。
ワルツ第6番 変ニ長調 作品64-1「子犬のワルツ」Frederic Chopin

『子犬のワルツ』のタイトルでおなじみの『ワルツ第6番 変ニ長調 作品64-1』は、フレデリック・フランソワ・ショパンの恋人ジョルジュ・サンドの飼い犬が、自分の尻尾を追いかけてくるくる回る様子を、即興的に曲に表した作品とされています。
かわいらしさと勢いのあるテンポ感で、ピアノを習う子供たちからも大人気の1曲です。
粒をそろえていくためには、練習を積み重ねることはもちろん、指がスムーズに動く指使いを選ぶことも大切。
譜読みの段階で正しい指使いを徹底することで、テンポを無理なく上げられますよ!
【ピアノ発表会向け】簡単なのにかっこいいクラシック作品(81〜90)
ピアノ・ソナタ第16番 ハ長調 K. 545Wolfgang Amadeus Mozart

初心者が中級者にステップアップする上で通りがちな作品『ピアノ・ソナタ第16番 ハ長調 K. 545』。
発表会では頻繁に演奏されるので、ご存じの方も多いと思います。
簡単な譜読みと初心者にとって大切な要素がしっかりとつめこまれた構成が印象的な本作は、16分音符が並ぶところから速度が倍速になってしまう方が多いので、そこは細心の注意を払わなければなりません。
歯切れの良い音色を意識すれば、すばらしい演奏になるので、ぜひ挑戦してみてください。
ワルツエチュードWilliam Gillock

ウィリアム・ギロックの『ワルツエチュード』は、子供が駆け回っているような部分もあれば、優雅にステップを踏んでいる光景が目に浮かぶ部分もある、変化に富んだ作品です。
発表会で「かっこよかったよ!」と言ってもらうためには、聴いている人を飽きさせないインパクトのある演奏に仕上げたいところ。
この曲は、華やかで強弱や表現でたっぷり変化をつけられるので、強く印象に残る演奏に仕上げやすいといえるでしょう。
お友達やご家族をあっと驚かせる演奏をしたい男の子は、ぜひチャレンジしてみてくださいね!
女王様のメヌエットWilliam Gillock

ウィリアム・ギロックさんの本作は、子供が駆け回っているような部分もあれば、優雅にステップを踏んでいる光景が目に浮かぶ部分もある、変化に富んだ曲調が特徴です。
発表会で「かっこよかったよ!」と言ってもらうためには、聴いている人を飽きさせないインパクトのある演奏に仕上げたいところ。
華やかで強弱や表現でたっぷり変化をつけ、強く印象に残る演奏に仕上げましょう。
お友達やご家族をあっと驚かせる演奏をしたい方は、ぜひチャレンジしてみてくださいね!
子供の領分 第1曲「グラドゥス・アド・パルナッスム博士」Claude Debussy

大人が子供らしい気分に浸ることを目的としてクロード・ドビュッシーが作曲した、組曲『子供の領分』の第1曲『グラドゥス・アド・パルナッスム博士』。
ピアノ練習曲に挑戦する愛娘エマの様子を描いた作品とされています。
一生懸命練習する姿は、発表会の舞台に挑む子供たちと共通する部分がありますよね。
保護者の方々はきっと、この曲を立派に弾ききった姿に、大きな成長を感じられるはず。
「かっこいい曲があるよ、挑戦してみない?」とお子さんに提案してみてもいいかもしれませんね。