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【ピアノ発表会向け】簡単なのにかっこいいクラシック作品

ピアノを学んだ経験のない方や、ピアノを練習し始めたばかりの方にとって、かっこいい曲調のクラシック音楽はハードルが高く感じられるかもしれません。

もちろん、実際に高度なテクニックを要する曲もありますが、なかには、比較的易しいレベルで、発表会曲としてもオススメの作品が多くあるんです!

今回は、そのなかでも特に洗練された作品を厳選してご紹介します。

演奏のポイントも解説していますので、ピアノ発表会を控えている方は、選曲の参考にしていただければ幸いです。

もくじ

【ピアノ発表会向け】簡単なのにかっこいいクラシック作品(61〜80)

エリーゼのためにLudwig van Beethoven

エリーゼのために/ベートーヴェン/Für Elise(For Elise)/Beethoven/ピアノ/Piano/弾いてみた/CANACANA
エリーゼのためにLudwig van Beethoven

ひとくちにピアノの初心者といってもさまざまな段階があります。

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの名曲『エリーゼのために』は、初心者のなかでも上級にあたる、あるいは中級者になりたての演奏者にうってつけの作品です。

特段、指の細かい動きを求められるわけではありませんが、楽曲の中盤ではそれなりに素早い指の動きが必要になります。

表現力も鍛えられるので、初心者が総合的な演奏力を身につけるにはうってつけの作品といえるでしょう。

女王様のメヌエットWilliam Gillock

【全国1位が教える】ギロック:女王様のメヌエット
女王様のメヌエットWilliam Gillock

ウィリアム・ギロックさんの本作は、子供が駆け回っているような部分もあれば、優雅にステップを踏んでいる光景が目に浮かぶ部分もある、変化に富んだ曲調が特徴です。

発表会で「かっこよかったよ!」と言ってもらうためには、聴いている人を飽きさせないインパクトのある演奏に仕上げたいところ。

華やかで強弱や表現でたっぷり変化をつけ、強く印象に残る演奏に仕上げましょう。

お友達やご家族をあっと驚かせる演奏をしたい方は、ぜひチャレンジしてみてくださいね!

ソナチネ Op.36-3 第2楽章Muzio Clementi

クレメンティ ソナチネ Op 36, No 3 第二楽章(Un poco Adagio やや遅く) M Clementi SONATINE Op 36, No 3, 2Satz
ソナチネ Op.36-3 第2楽章Muzio Clementi

ローマの作曲家、ムツィオ・クレメンティ。

交響曲の作曲家としては大成しなかったものの、教育的な名作は多く残してきており、ピアノ曲に関しては特に評判の良かった作曲家です。

そんなクレメンティの作品のなかでも、特に初心者の方にオススメしたい楽曲が、こちらの『ソナチネ Op.36-3 第2楽章』。

気品のただよう、これぞ貴族といった感じの旋律でまとめられています。

それ自体がかっこいいというわけではありませんが、しっとりとこの作品を弾きこなす姿はピアノを弾かない方にとっては美しく、そしてかっこよく見えると思います。

6つのエコセーズ WoO.83Ludwig van Beethoven

エコセーズ ECOSSAISE/ベートーヴェンBeethoven WoO.83
6つのエコセーズ WoO.83Ludwig van Beethoven

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンのピアノ作品のなかでも、初心者向けの曲として親しまれている『6つのエコセーズ』。

繰り返される1つのテーマの間に、5つの短いテーマが挟み込まれる形で構成されており、曲調の切替や表現のメリハリを学ぶのにピッタリの作品です。

スタッカート、レガート、ターンなどの基本的なテクニックが詰まっているので、丁寧に練習していくことでレベルアップにもつながります。

繰り返しが多く覚えやすいので発表会曲にもオススメです!

小さな黒人Claude Debussy

【ピアノ発表会おすすめ】小さな黒人 ♫ ドビュッシー / The little nigar (Cakewalk), Debussy
小さな黒人Claude Debussy

『小さな黒人』は、2拍子の「ケークウォーク」と呼ばれるステップのリズムをベースに作曲されたピアノ小品です。

正しく拍を刻む左手パートの上に、シンコペーションの軽やかなリズムの右手パートが重なっています。

軽快なまま進んでいくと思いきや、途中で穏やかに。

しかしそれも長くは続かず、うずうずした状態からまたケークウォークのリズムに戻っていきます。

右手の複雑なリズムに気を取られてしまいがちですが、実は左手を正確に弾くことがとっても重要!

片手での練習も丁寧に行ってみてくださいね!

乙女の祈りTekla Bądarzewska

牛田智大 – バダジェフスカ:乙女の祈り
乙女の祈りTekla Bądarzewska

ポーランドの作曲家、テクラ・バダジェフスカの代表作は、多くのピアノ曲集に収録されている有名な作品です。

1856年にワルシャワで初めて出版されたこの曲は、乙女の純粋な祈りを表現した魅力的でロマンチックなメロディが印象的。

初心者の方でも取り組みやすい曲調ながら、跳躍が多いため音ミスなく仕上げるのはなかなか大変!

ですが、テーマが変奏曲のように形を変えて繰り返されるシンプルな構成なので、譜読みや暗譜に苦労することはないでしょう。

発表会で情感たっぷりに演奏すれば、観客も思わず引き込まれてしまうはず!