【ピアノ発表会向け】簡単なのにかっこいいクラシック作品
ピアノを学んだ経験のない方や、ピアノを練習し始めたばかりの方にとって、かっこいい曲調のクラシック音楽はハードルが高く感じられるかもしれません。
もちろん、実際に高度なテクニックを要する曲もありますが、なかには、比較的易しいレベルで、発表会曲としてもオススメの作品が多くあるんです!
今回は、そのなかでも特に洗練された作品を厳選してご紹介します。
演奏のポイントも解説していますので、ピアノ発表会を控えている方は、選曲の参考にしていただければ幸いです。
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【ピアノ発表会向け】簡単なのにかっこいいクラシック作品(81〜90)
ソナチネ Op.13-1 第1楽章Dmitri Kabalevsky

多くの優れた子供向けピアノ作品を作曲したことで知られる、ロシアの作曲家兼ピアニスト、ドミトリー・カバレフスキーさん。
なかでも『ソナチネ Op.13-1』は発表会などで演奏される機会の多い作品で、コロコロと表情を変える楽しげな曲調が、多くの子供たちの心をつかんでいます。
華やかな和音から始まる第1楽章は、変化に富んだインパクトの強い楽曲です。
歯切れのよい冒頭と、なんともいえない緩い雰囲気の中間部、再び快活さを取り戻す再現部を弾き分け、メリハリのある演奏に仕上げましょう。
ワルツ第1番 変ホ長調 Op.83Auguste Durand

発表会曲としても人気の高い、フランスの作曲家デュランの華やかなワルツです!
きらめきを表すような細かい音の連続の冒頭部分のあと、優雅でありながら力強さも感じさせる雰囲気から急にもの悲しい空気が漂い、また明るい音楽が戻ってきます。
豪華なフィナーレは、緊張感を緩めることなく、明るく突き抜けるような音で弾き切りましょう。
繰り返しの多い曲ですが、緩急を付けやすいため聴いている人を飽きさせにくく、演奏効果が高い舞台映えする作品といえるのではないでしょうか。
エリーゼのためにLudwig van Beethoven

ピアノを習い始めた方の多くが憧れる名曲『エリーゼのために』。
日本人にとって、クラシック作品の中で曲名を答えられる確率が最も高い作品ともいわれています。
切なく美しいメロディは非常に覚えやすく、全体のテンポもゆったりしているため、初心者の方でも取り組みやすい作品です。
テーマが再び戻ってくる前の中間部の盛り上がる部分では、細かい指の動きが求められますが、最適な指使いを選んで丁寧に練習すればクリアできるはず!
穏やかな部分と激しさをともなう部分の変化にも注目しながら、表情豊かに演奏しましょう。
幸せな魔女Jane Bastien

発表会の定番曲とは一線を画す怪しげな雰囲気に引き込まれる、ウィリアム・バスティンさん作曲の『幸せな魔女』。
音数が少なくピアノを始めたばかりのお子さんでも取り組みやすい作品ですが、スタッカートの歯切れのよさや間の取り方など、雰囲気を作り出すうえで重要なポイントが多く含まれています。
絵本やアニメ、映画で魔女や魔法使いが怪しげな動きをする場面などをイメージしながら、劇の一部分のような感覚で音楽を作れるとよいでしょう。
子供のためのアルバム 作品68-2「兵士の行進」Robert Schumann

兵隊が足並みをそろえて行進する様子が目の前に浮かび上がるような、明るく快活な1曲!
『子供のためのアルバム』の第2曲『兵士の行進』は、和音と付点リズムの連続で構成されています。
和音の音すべてをそろえて弾くことに難しさを感じるかもしれませんが、ゆっくり丁寧に練習すれば、和音の音をすべてしっかりとらえられるようになります。
弾むようなリズムを体に覚え込ませるために、練習にリズム打ちを取り入れるのもオススメですよ!
アレグレットAnton Diabelli

ピアノ発表会でも頻繁に演奏される楽曲、『アレグレット』。
アントン・ディアベリの名作で『小人の踊り』とともに、ディアベリを代表する作品として知られています。
そんな本作のポイントは、強弱の変化。
スタッカートとスラーの差をはっきりと出さなければならないため、初心者にとっては良いペダルの練習になるでしょう。
短前打音も登場するので、メリハリのあるメロディーに仕上がっているのもポイントです。
かっこよさも秘めた作品なので、ぜひチェックしてみてください。
【ピアノ発表会向け】簡単なのにかっこいいクラシック作品(91〜100)
舞踏の時間にHeinrich Lichner

ピアノ初級者向けの作品を数多く残したことで知られている、ドイツの作曲家ハインリッヒ・リヒナーの『舞踏の時間に』。
リヒナー作曲の『忘れな草』や『短いお話』などと並んで、発表会で取り上げられることの多い作品です。
軽やかなワルツのリズムを保ちながら、かわいらしいメロディーや途中で現れる装飾音符のような三連符を、明るくキラキラした音で弾けるとよいでしょう。
伴奏の1拍目のベース音が伸びているところにも、注目してみてくださいね!