【ピアノ発表会向け】簡単なのにかっこいいクラシック作品
ピアノを学んだ経験のない方や、ピアノを練習し始めたばかりの方にとって、かっこいい曲調のクラシック音楽はハードルが高く感じられるかもしれません。
もちろん、実際に高度なテクニックを要する曲もありますが、なかには、比較的易しいレベルで、発表会曲としてもオススメの作品が多くあるんです!
今回は、そのなかでも特に洗練された作品を厳選してご紹介します。
演奏のポイントも解説していますので、ピアノ発表会を控えている方は、選曲の参考にしていただければ幸いです。
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【ピアノ発表会向け】簡単なのにかっこいいクラシック作品(1〜10)
「子供のための音楽」Op.65 第4曲「タランテラ」Sergei Prokofiev

ロシアの大作曲家セルゲイ・プロコフィエフさんが1935年に作曲した『子供のための音楽』Op.65。
その第4曲は、イタリアの伝統的な舞踊「タランテラ」の要素を盛り込んだ、リズミカルで活発な小品です。
プロコフィエフさん特有の現代的な要素を取り入れつつ、子供たちが楽しみながらピアノを練習できるよう工夫されています。
この曲はニ短調で書かれた短い作品ですが、そのなかに作曲家の教育的な意図と芸術性が凝縮されています。
歯切れの良いリズムと力強さが特徴的なこの曲は、音の粒を際立たせながらクリアな音で弾くことがポイントです。
発表会で印象的な演奏をしたい方にピッタリの曲といえるでしょう。
ブルグミュラー25の練習曲 Op.100 第20番タランテラJohann Burgmüller

パリを中心に活躍した作曲家、ヨハン・ブルグミュラー。
いくつものバレエ作品を手掛けた作曲家で、ピアノの小品も多く残してきました。
初心者や中級者の方は、一度はブルグミュラーの練習曲に挑戦したことがあるのではないでしょうか?
そんなブルグミュラーの作品のなかでも、特にオススメしたい初心者向けのかっこいい作品が、こちらの『タランテラ』。
勇ましさと哀愁を感じさせるメロディーで人気の1曲です。
テンポが速く細かな指の動きが求められますので、まずはゆっくり丁寧に練習し、徐々に理想のテンポに近づけていきましょう。
ピアノソナタ 第14番 嬰ハ短調 Op.27-2「月光」第1楽章Ludwig van Beethoven

偉大なロマン派の作曲家、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン。
彼が残してきた名曲は両の手足でも優に足りないほどですが、初心者にとって最も印象的な楽曲といえばこちらの『月光第1楽章』を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
演奏技術としては簡単な部類に入りますが、曲の重厚感がすさまじく、シンプルでありながら洗練された完成度の高い作品です。
表現力に自信がある初心者の方にとっては、これ以上ないほどの作品といえるかもしれませんね。
【ピアノ発表会向け】簡単なのにかっこいいクラシック作品(11〜20)
ブルグミュラー25の練習曲 Op.100 第14番 スティリエンヌJohann Burgmüller

ヨハン・ブルグミュラーの名作、『25の練習曲』の14番目の作品である『スティリエンヌ』。
『スティリアの女』というタイトルでも有名ですね。
初歩の初心者にとっては、指回りにおいては若干の難しさを感じるかもしれませんが、それでも全体的には初心者にもとっつきやすい作品です。
そんなこの楽曲の魅力は、なんといっても気品のただよう旋律にあると思います。
表現力を意識すれば、プロのピアニストのようにも聴こえるかっこいい曲ですので、ぜひ挑戦してみてください。
騎士Dmitri Kabalevsky

子供向けのピアノ作品を数多く残した、ロシアの作曲家ドミトリー・ボリソヴィチ・カバレフスキーの『騎士』は、騎士の勇敢な姿を表すようなキリッとしたかっこいい曲です!
この曲は3つのパートに分かれており、はじめは左手がメロディー、中間部で右手にメロディーが移り、最後は左手にメロディーが戻ってきてフィナーレを迎えます。
ピアノの初級楽譜では「右手がメロディー、左手が伴奏」と固定されてしまいがちなので、発表会で思いきって両手が主役の曲を選んでみるのもオススメですよ!
カスタネットWilliam Gillock

かっこよさを重視したい方は、こちらの『カスタネット』がオススメです。
ウィリアム・ギロックによる作品で、オリエンタルスケールというアラブ周辺で使用されることの多い音階を用いており、全体を通してエキゾチックでかっこいい雰囲気に仕上げられています。
難易度としては初心者でも取り組めるレベルですが、力強くパッセージしなければならないため、手首の可動や持久力に問題を抱えている方は演奏しづらいかもしれませんね。
子供の領分 第6曲「ゴリウォーグのケークウォーク」Claude Debussy

作曲当時アメリカで流行していたダンスのリズム「ケークウォーク」の上に、軽快なリズムのメロディーが重なった、ワクワク感に満ちた一曲。
『子供の領分』の第6曲「ゴリウォーグのケークウォーク」は、発表会曲としてもたびたび取り上げられる人気作品です。
ゴリウォーグは、当時人気だった人形の名前で、クロード・ドビュッシーの娘のお気に入りだったのだそうです。
強弱の変化やアクセントが特徴的でおもしろい曲なので、楽譜に書かれた指示を細かく見つつ、弾むリズムを大切にしながら演奏できるとよいですね。