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【ピアノ名曲】難しそうで意外と簡単!?発表会にもオススメの作品を厳選

ピアノが弾けたらかっこいいし楽しいだろうな……と思われている方はきっと多いはず!

私は普段、自宅でピアノを教えていますが、「今からでも弾けるようになれるでしょうか?」とお越しくださる大人の生徒さんもたくさんいらっしゃいます。

そこで今回は、難しそうで意外にピアノで弾きやすいピアノ曲を、クラシックを中心にご紹介します!

楽曲の本質を追求して完ぺきに弾くとなると相当なテクニックが必要になりますが、中にはピアノをはじめて間もない方でも弾けるシンプルなアレンジの楽譜が出版されている場合もあります。

これからピアノを始めようと考えている方や、いつか発表会で弾きたいと考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね!

もくじ

【ピアノ名曲】難しそうで意外と簡単!?発表会にもオススメの作品を厳選(61〜80)

トルコ行進曲Ludwig van Beethoven

トルコ行進曲 ベートーヴェン Turkish March Beethoven
トルコ行進曲Ludwig van Beethoven

元気で快活な曲調が印象的な、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン作曲の『トルコ行進曲』。

ピアノを習い始めた子供たちが一度は弾いてみたいと憧れる作品であり、発表会の定番曲としても知られています。

明るく平和な雰囲気の中に力強さも感じられる、かっこよく演奏したい男の子にもピッタリの1曲!

左手はテンポをしっかりキープしながら歯切れよく、右手は音が転ばないように正確に弾いて、兵隊が足並みそろえて行進しているようなりりしさを表現できるといいですね。

スティリエンヌ-ブルグミュラー25の練習曲 Op.100 第14番Johann Burgmüller

14.スティリエンヌ/ブルグミュラー25の練習曲-Burgmüller:25 No.14 La Styrienne -クラシックピアノ-Classical Piano-CANACANA
スティリエンヌ-ブルグミュラー25の練習曲 Op.100 第14番Johann Burgmüller

暖かな光が差し込むアルプスの山間部で、民族衣装をまとった人々が軽やかに踊る情景が目に浮かぶ3拍子の楽曲です。

1851年にパリで出版された本作は、オーストリアのシュタイヤー地方の伝統的な舞曲をモチーフにしています。

右手のスタッカートと左手の伴奏が織りなすリズム感、跳躍を伴うフレーズなど、技術的な要素を含みながらも、親しみやすい美しいメロディーが魅力です。

発表会で演奏すると、聴衆と一緒に踊りの楽しさを共有できるすてきな一曲といえるでしょう。

情景が目に浮かぶ豊かな表現力を身につけたい方におすすめの作品です。

「うつろな心」による6つの変奏曲 WoO.70Ludwig van Beethoven

PTNA2013コンペ全国決勝/D級 金賞 渡邊さくら ベートーヴェン:6つの変奏曲 WoO.70より
「うつろな心」による6つの変奏曲 WoO.70Ludwig van Beethoven

ウィーン古典派の巨匠ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンが作曲したこの変奏曲。

1802年、聴力の衰えによる苦悩をつづった「ハイリゲンシュタットの遺書」の執筆後わずか2週間で出版された意欲作です。

親しみやすいメロディながら、変奏曲ならではの表現力豊かな構成が魅力。

愛する人への切ない思いを、自然の美しさを通して描き出しています。

ピアノを習い始めた方でも挑戦しやすく、発表会でも映える1曲。

技術と表現力を磨きたい方にもオススメです。

優しく心に響く音色に包まれながら、ベートーヴェンの思いを感じ取ってみてはいかがでしょうか。

花の歌Gustav Lange

ドイツの作曲家、ピアニストであるランゲの作品。

ランゲは生涯で400曲超の軽やかなピアノ曲を作曲しましたが、『花の歌』は特に有名で人気のある楽曲です!

個人的にもピアノの練習の合間に遊びで弾いていた記憶があります。

軽快なタッチで気持ちよく弾けるのでオススメの楽曲ですよ!

同じメロディの繰り返しが多いので、まずはその部分をマスターしましょう。

その後、悲し気なフレーズの中盤と終盤に向けて一番盛り上がる部分を中心に練習してみてくださいね!

ブルグミュラー25の練習曲 Op.100 第20番「タランテラ」Johann Burgmüller

南イタリアの伝統的な舞曲をモチーフにした情熱的な6/8拍子の楽曲です。

躍動感があふれるリズムと軽やかなメロディが特徴で、1851年にパリで出版されました。

本作は、南イタリアの都市タラントにちなんで名付けられ、実際に踊られていた民族舞踊の雰囲気を巧みに表現しています。

中間部では同主長調に転調し、華やかな雰囲気へと変化する魅力的な構成となっています。

軽快なリズムと躍動的なメロディが魅力的な本作は、ピアノの基礎的な技術を楽しく身につけたい方におすすめです。

また、発表会で演奏すれば聴衆を魅了するすてきな1曲となるでしょう。

ベルガマスク組曲 第3曲「月の光」Claude Debussy

高音質【Clair de lune−Debussy】ドビュッシー-月の光/CANACANA
ベルガマスク組曲 第3曲「月の光」Claude Debussy

クロード・ドビュッシーの作品の中で最も有名な曲とされ、たびたび演奏会で取り上げられたり、映像作品のBGMに使用されたりしている『ベルガマスク組曲』の第3曲『月の光』。

夜空に月のやわらかな光が浮かび上がる幻想的な風景を思い起こさせる、とても美しいピアノ曲です。

テンポや音数で考えれば、それほど難易度は高くありませんが、曲の持つ独特な世界観を表現するのは至難の業!

この曲の練習は、譜読みが終わってからスタートするといっても過言ではありません!

ぜひ、音の美しさや穏やかな流れにこだわって練習してみてくださいね。