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【ピアノ名曲】難しそうで意外と簡単!?発表会にもオススメの作品を厳選

ピアノが弾けたらかっこいいし楽しいだろうな……と思われている方はきっと多いはず!

私は普段、自宅でピアノを教えていますが、「今からでも弾けるようになれるでしょうか?」とお越しくださる大人の生徒さんもたくさんいらっしゃいます。

そこで今回は、難しそうで意外にピアノで弾きやすいピアノ曲を、クラシックを中心にご紹介します!

楽曲の本質を追求して完ぺきに弾くとなると相当なテクニックが必要になりますが、中にはピアノをはじめて間もない方でも弾けるシンプルなアレンジの楽譜が出版されている場合もあります。

これからピアノを始めようと考えている方や、いつか発表会で弾きたいと考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね!

【ピアノ名曲】難しそうで意外と簡単!?発表会にもオススメの作品を厳選(1〜10)

無言歌集 第4巻 Op.53 第3曲「プレスト・アジタート(胸騒ぎ)」Felix Mendelssohn

2023ピティナ特級セミファイナル メンデルスゾーン:無言歌集 第4巻 「胸騒ぎ」,Op.53-3,U144 pf.嘉屋 翔太:Kaya, Shota
無言歌集 第4巻 Op.53 第3曲「プレスト・アジタート(胸騒ぎ)」Felix Mendelssohn

ドイツロマン派の巨匠フェリックス・メンデルスゾーンが手掛けた『無言歌集』。

その第4巻に収められている本作は、その名の通り熱く激しい感情を表現した、情熱的な小品です。

1841年に作曲された本作は、メンデルスゾーンの優れた作曲技術と豊かな感情表現が随所に見られる名曲。

テクニック的には難易度が高めですが、音楽を通して言葉では言い表せない感情を伝えるというメンデルスゾーンの意図が込められた、魅力的な作品です。

ロマン派音楽の深い感情表現に触れたい方や、ピアノの表現力を磨きたい方にオススメの1曲。

丁寧に練習を重ねて、ぜひチャレンジしてみてくださいね!

ペール・ギュント 第1組曲 Op.46 第1曲「朝」Edvard Grieg

グリーグ:ペール・ギュントより「朝」 ピアニスト 近藤由貴/ Grieg: Peer Gynt Suite “Morning Mood” Piano Solo, Yuki Kondo
ペール・ギュント 第1組曲 Op.46 第1曲「朝」Edvard Grieg

ノルウェーの作曲家エドヴァルド・グリーグの代表作として知られる『ペール・ギュント』。

劇音楽として書かれたこの作品から抜粋された組曲の第1曲目は、大地に朝日が降り注ぐ様子を描いた美しい楽曲です。

フルートとオーボエが交互に奏でる旋律が印象的で、ペンタトニック・スケールを用いた独特の響きが魅力的。

短い作品でありながら、クライマックスまでの展開が見事です。

1875年に作曲されたこの曲は、グリーグのノルウェー民族主義音楽の象徴として広く親しまれています。

ワルツ 第6番 変ニ長調 Op.64-1「子犬のワルツ」Frederic Chopin

【ピアノ】子犬のワルツ/ショパン/Minute Waltz/Chopin/Piano/CANACANA
ワルツ 第6番 変ニ長調 Op.64-1「子犬のワルツ」Frederic Chopin

『子犬のワルツ』のタイトルでおなじみの『ワルツ第6番 変ニ長調 作品64-1』は、フレデリック・ショパンの恋人ジョルジュ・サンドの飼い犬が、自分の尻尾を追いかけてくるくる回る様子を、即興的に曲に表した作品とされています。

かわいらしさと勢いのあるテンポ感で、ピアノを習う子供たちからも大人気の1曲です。

粒をそろえていくためには、練習を積み重ねることはもちろん、指がスムーズに動く指使いを選ぶことも大切。

譜読みの段階で正しい指使いを徹底することで、テンポを無理なく上げられますよ!

【ピアノ名曲】難しそうで意外と簡単!?発表会にもオススメの作品を厳選(11〜20)

エトピリカ葉加瀬太郎

【ピアノ発表会おすすめ】エトピリカ ♫ 葉加瀬太郎 / Etupirka, Taro Hakase
エトピリカ葉加瀬太郎

日本を代表するバイオリニスト、葉加瀬太郎さん作曲の『エトピリカ』。

ドキュメンタリー番組『情熱大陸』のエンディングテーマ曲としておなじみの楽曲ですよね。

伸びのよいバイオリンの音色と相性抜群の作品ですが、ピアノでも曲の世界観を保ちつつ感動的に演奏できます!

原曲の持つ開放感を表現するには、強弱や表現の幅を持たせることが大切です。

さまざまなアレンジの楽譜の中から自分のレベルに合ったものを選び、雄大な自然などを思い浮べながら、スケールの大きい演奏に仕上げましょう。

パッヘルベルのカノンJohann Pachelbel

弾きながら幸せな気持ちになれる美しいメロディーで人気の『パッヘルベルのカノン』。

正式な名称は『3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ ニ長調』とされています。

教会音楽として作曲された作品だけあって、終始穏やかでハーモニーの移り変わりの美しさが際立っていますよね。

この曲のポイントは、横の流れを大切にしてなめらかに音をつないでいくこと!

静かな協会に響く音楽を想像しながら、音の粒をそろえて弾いてみてくださいね!

前奏曲 第15番 変ニ長調 Op.28-15「雨だれ」Frederic Chopin

作曲家ショパンが手がけた『24の前奏曲作品28』の中の1曲。

『雨だれ』というタイトルはショパンの恋人であった作家ジョルジュ・サンドが名付けたそうですよ。

特徴的なのは曲の冒頭から左手が淡々と同じリズムを刻んでいることです。

これは、雨がポツポツと降る様子を表していると言われています。

中盤は雰囲気がガラリと変化し力強い演奏になりますので、序盤は抑えた演奏を心がけてコントラストを強調するとステキな演奏ができると思います!

渚のアデリーヌRichard Clayderman

渚のアデリーヌ/リチャードクレイダーマン【楽譜あり】ピアノカバー/Ballade Pour Adeline/Richard Clayderman/Piano Cover/弾いてみた/CANACANA
渚のアデリーヌRichard Clayderman

フランスのピアニスト、リチャード・クレイダーマンのデビュー曲である『渚のアデリーヌ』。

38カ国で発売されたレコードが、2,200万枚の大ヒットを記録した有名ピアノ作品です。

レコードがテレビやCMのBGMとして、あるいは電子ピアノに内蔵されている自動演奏の楽曲として、耳にしたことのある方も多いのではないでしょうか?

期待感が膨らむ軽やかな前奏や、爽やかなメロディーに癒やされながら、力を抜いて演奏してみてくださいね!