【ピアノ名曲】難しそうで意外と簡単!?発表会にもオススメの作品を厳選
ピアノが弾けたらかっこいいし楽しいだろうな……と思われている方はきっと多いはず!
私は普段、自宅でピアノを教えていますが、「今からでも弾けるようになれるでしょうか?」とお越しくださる大人の生徒さんもたくさんいらっしゃいます。
そこで今回は、難しそうで意外にピアノで弾きやすいピアノ曲を、クラシックを中心にご紹介します!
楽曲の本質を追求して完ぺきに弾くとなると相当なテクニックが必要になりますが、中にはピアノをはじめて間もない方でも弾けるシンプルなアレンジの楽譜が出版されている場合もあります。
これからピアノを始めようと考えている方や、いつか発表会で弾きたいと考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね!
【ピアノ名曲】難しそうで意外と簡単!?発表会にもオススメの作品を厳選(81〜90)
ペール・ギュント 第1組曲 Op.46 第3曲「アニトラの踊り」Edvard Grieg

ノルウェーのショパンと称されるグリーグが作曲した組曲『ペール・ギュント』の中の1曲。
アニトラは主人公のペール・ギュントの財産を狙って魅惑的なダンスで誘惑してきます。
その様子がよく表現されている楽曲ですよね!
基本的なメロディの繰り返しが多いので初心者やお子さんの発表会などにオススメです。
冒頭は軽やかに、手を交差させて弾く部分は妖しげに弾いてみましょう。
スタッカートが多く登場するのも特徴的で、強くならないように軽い感じで弾くのもポイントになってきます。
シシリエンヌ Op.78Gabriel Fauré

初心者や中級者にとって、非常になじみ深いガブリエル・フォーレの作品『ピアノ小品集』。
なかでも『シシリエンヌ Op.78』は、ピアノ初心者の方でも取り組みやすい作品として親しまれています。
左手の跳躍がやや難しいので、最初はつまずくかもしれませんが、片手ずつ丁寧に練習することでクリアできるはず。
聴き映えもする作品なので、ぜひピアノ発表会に向けてこの作品に取り組んでみてください。
金婚式Gabriel Marie

フランスの作曲家ガブリエル・マリによる『チェロとピアノのための2つの小品』の2曲目。
チェロの代わりにバイオリンで演奏されたり、オーケストラやピアノ独奏用に編曲もされているので、どこかで聴きおぼえがある楽曲ではないでしょうか。
金婚式=結婚記念日のお祝いのための曲でもあるので、優雅で華やかな楽曲です。
軽やかなスタッカートが特徴的な右手のメロディと簡単な左手の低音で構成されており、初心者でも練習すれば必ず弾けるようになりますよ!
ピアノソナタ第16番 K.545Wolfgang Amadeus Mozart

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトのピアノソナタの中でも、特に有名な『ピアノソナタ第16番 K.545』。
「クラシックはよくわからないけれど、この曲は知っている」という方も多いはずです。
親しみやすく発表会映えするオススメの作品ですが、決して簡単に弾ける曲ではありません。
粒をそろえたり、左右のバランスをとったり、気をつけなければならない重要な要素が数多く含まれています。
ただ、このような有名曲を発表会の舞台で披露することは、大きな自信につながるはず!
怖がらずチャレンジしてみましょう!
スティリエンヌ-ブルグミュラー25の練習曲 Op.100 第14番Johann Burgmüller

暖かな光が差し込むアルプスの山間部で、民族衣装をまとった人々が軽やかに踊る情景が目に浮かぶ3拍子の楽曲です。
1851年にパリで出版された本作は、オーストリアのシュタイヤー地方の伝統的な舞曲をモチーフにしています。
右手のスタッカートと左手の伴奏が織りなすリズム感、跳躍を伴うフレーズなど、技術的な要素を含みながらも、親しみやすい美しいメロディーが魅力です。
発表会で演奏すると、聴衆と一緒に踊りの楽しさを共有できるすてきな一曲といえるでしょう。
情景が目に浮かぶ豊かな表現力を身につけたい方におすすめの作品です。
ホフマンの舟歌Jacques Offenbach

音楽家オッフェンバックが作曲した『ホフマンの舟唄』は、1881年に初演されたオペラである『ホフマン物語』の第4幕で歌われた劇中歌。
オッフェンバックといえば、運動会のBGMでも有名な『天国と地獄』も作曲しています!
『ホフマンの舟唄』は彼が手がけた唯一のオペラ楽曲で、未完の遺作になってしまったそうです。
ゆったりとした同じリズムの繰り返しが多いので、初心者でも弾きやすいピアノ曲ではないでしょうか。
しだいに盛り上がっていくところを意識して弾いてみてください!
【ピアノ名曲】難しそうで意外と簡単!?発表会にもオススメの作品を厳選(91〜100)
ワルツ 第9番 変イ長調 Op.69-1「告別」Frederic Chopin

『別れのワルツ』『告別』のタイトルでも知られる『ワルツ 第9番 変イ長調 Op.69-1』は、1835年に作曲され、ショパンの死後友人のユリアン・フォンタナによって加筆、出版された作品です。
別れた恋人との幸せな思い出を振り返っているかのような平和な曲調で非常にゆったりとしているため、ショパンのワルツのなかでも初級者にオススメの曲といえます。
楽譜によってはショパンが遺した楽譜とフォンタナが加筆した楽譜の両方が収録されている版もあるため、弾き比べてみるのも楽しいでしょう。