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【ピアノ名曲】難しそうで意外と簡単!?発表会にもオススメの作品を厳選

ピアノが弾けたらかっこいいし楽しいだろうな……と思われている方はきっと多いはず!

私は普段、自宅でピアノを教えていますが、「今からでも弾けるようになれるでしょうか?」とお越しくださる大人の生徒さんもたくさんいらっしゃいます。

そこで今回は、難しそうで意外にピアノで弾きやすいピアノ曲を、クラシックを中心にご紹介します!

楽曲の本質を追求して完ぺきに弾くとなると相当なテクニックが必要になりますが、中にはピアノをはじめて間もない方でも弾けるシンプルなアレンジの楽譜が出版されている場合もあります。

これからピアノを始めようと考えている方や、いつか発表会で弾きたいと考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね!

【ピアノ名曲】難しそうで意外と簡単!?発表会にもオススメの作品を厳選(81〜90)

タランテラ Op.77-6Moritz Moszkowski

躍動感が溢れるイタリアの舞踊をピアノで表現した珠玉の一曲をご紹介します。

モーリッツ・モシュコフスキーによるこの楽曲は、「6/8拍子」のリズミカルな流れと、流麗な旋律が特徴的です。

陽気で華やかな雰囲気に包まれた本作は、1899年に発表され、その魅力的なメロディと表情が豊かな演奏性から、多くのピアニストたちに愛され続けています。

右手と左手が交互に奏でるスケールやアルペジオは、技巧的でありながらも聴き手を魅了する美しさを持ち合わせています。

ピアノの演奏技術を高めたい方や、発表会で印象的な演奏をしたい方におすすめの一曲です。

軽やかな指さばきと豊かな表現力を磨ける魅力的な作品となっています。

子供のためのアルバム 作品68-10「楽しき農夫」Robert Schumann

「楽しき農夫」弾きました。シューマン作曲「子供のためのアルバムより」(難易度12=ブルグミュラー中頃) Schumann, Robert:Album für die Jugend Op.68-10
子供のためのアルバム 作品68-10「楽しき農夫」Robert Schumann

ロベルト・シューマンによってわずか2週間で作曲された、全43曲からなるピアノ小品集『子供のためのアルバム』の第10曲目の『楽しき農夫』。

この曲集のなかでも、特に知名度が高い作品の一つです。

ポイントは、終始左手がメロディであること!

メロディの音が伸びている部分で、合いの手のように右手の刻みが入ります。

はじめは左手をなめらかに演奏するのが難しいと感じるかもしれませんが、弾けるようになってしまえば、陽気なメロディとリズムを刻む右手のフレーズに、なんともいえない心地よさを感じられるはずです!

スティリエンヌ-ブルグミュラー25の練習曲 Op.100 第14番Johann Burgmüller

14.スティリエンヌ/ブルグミュラー25の練習曲-Burgmüller:25 No.14 La Styrienne -クラシックピアノ-Classical Piano-CANACANA
スティリエンヌ-ブルグミュラー25の練習曲 Op.100 第14番Johann Burgmüller

暖かな光が差し込むアルプスの山間部で、民族衣装をまとった人々が軽やかに踊る情景が目に浮かぶ3拍子の楽曲です。

1851年にパリで出版された本作は、オーストリアのシュタイヤー地方の伝統的な舞曲をモチーフにしています。

右手のスタッカートと左手の伴奏が織りなすリズム感、跳躍を伴うフレーズなど、技術的な要素を含みながらも、親しみやすい美しいメロディーが魅力です。

発表会で演奏すると、聴衆と一緒に踊りの楽しさを共有できるすてきな一曲といえるでしょう。

情景が目に浮かぶ豊かな表現力を身につけたい方におすすめの作品です。

プレリュード ホ長調 作品28 – 9Frederic Chopin

Chopin / Martha Argerich, 1974: Prelude Op. 28 No. 9 in E Major (Largo)
プレリュード ホ長調 作品28 - 9Frederic Chopin

ここでクラシック音楽の簡単に演奏できるピアノ曲を紹介します。

その曲は19世紀に活躍したポーランド出身の作曲家の作品です。

全24曲からなる前奏曲集の中の1曲で、演奏時間はわずか1分ほど。

右手の付点リズムと左手の三連符が特徴的な曲で、荘厳で堂々とした雰囲気があります。

初めてピアノに触れる人にとっては難しく感じるかもしれませんが、ゆっくりと練習すれば弾けるようになるでしょう。

クラシックは難しいという印象がありますが、作曲家や曲の背景を調べながら練習すると、より深く音楽を楽しめますよ。

これを機にクラシック音楽の世界に踏み込んでみませんか?

子供のためのアルバム 作品68-2「兵士の行進」Robert Schumann

兵隊が足並みをそろえて行進する様子が目の前に浮かび上がるような、明るく快活な1曲!

『子供のためのアルバム』の第2曲『兵士の行進』は、和音と付点リズムの連続で構成されています。

和音の音すべてをそろえて弾くことに難しさを感じるかもしれませんが、ゆっくり丁寧に練習すれば、和音の音をすべてしっかりとらえられるようになります。

弾むようなリズムを体に覚え込ませるために、練習にリズム打ちを取り入れるのもオススメですよ!

ブルグミュラー25の練習曲 Op.100 第20番「タランテラ」Johann Burgmüller

南イタリアの伝統的な舞曲をモチーフにした情熱的な6/8拍子の楽曲です。

躍動感があふれるリズムと軽やかなメロディが特徴で、1851年にパリで出版されました。

本作は、南イタリアの都市タラントにちなんで名付けられ、実際に踊られていた民族舞踊の雰囲気を巧みに表現しています。

中間部では同主長調に転調し、華やかな雰囲気へと変化する魅力的な構成となっています。

軽快なリズムと躍動的なメロディが魅力的な本作は、ピアノの基礎的な技術を楽しく身につけたい方におすすめです。

また、発表会で演奏すれば聴衆を魅了するすてきな1曲となるでしょう。

【ピアノ名曲】難しそうで意外と簡単!?発表会にもオススメの作品を厳選(91〜100)

ババヤガ Op.39-20Pyotr Tchaikovsky

La sorcière Op.39-20 P.I.Tchaikovsky ババ・ヤガ(魔女)チャイコフスキー
ババヤガ Op.39-20Pyotr Tchaikovsky

大切な子どもの心を音楽で育むことに心を注いだロシアの作曲家が生み出した名品です。

本作は、鶏の足の上に立つ小屋に住み、空飛ぶ乳鉢に乗って移動する不思議な魔女の物語を音楽で描いた、子供の心をぐっと惹きつける作品です。

急速な音階の上下や跳躍を含むメロディーライン、不安定な和音の響きによって、魔女の不気味さと神秘的な動きを巧みに表現しています。

1878年に作曲され、速いテンポと臨場感があふれる優れた描写力で、物語のワクワク感が味わえます。

豊かな表情とドラマ性を感じさせるこの曲は、お子様のピアノ発表会やリサイタルのアンコール曲としてもぴったり。

音楽を通して想像力を養いたい方におすすめの名曲です。