【ピアノ名曲】難しそうで意外と簡単!?発表会にもオススメの作品を厳選
ピアノが弾けたらかっこいいし楽しいだろうな……と思われている方はきっと多いはず!
私は普段、自宅でピアノを教えていますが、「今からでも弾けるようになれるでしょうか?」とお越しくださる大人の生徒さんもたくさんいらっしゃいます。
そこで今回は、難しそうで意外にピアノで弾きやすいピアノ曲を、クラシックを中心にご紹介します!
楽曲の本質を追求して完ぺきに弾くとなると相当なテクニックが必要になりますが、中にはピアノをはじめて間もない方でも弾けるシンプルなアレンジの楽譜が出版されている場合もあります。
これからピアノを始めようと考えている方や、いつか発表会で弾きたいと考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね!
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【ピアノ名曲】難しそうで意外と簡単!?発表会にもオススメの作品を厳選(41〜50)
ベルガマスク組曲 第4番 パスピエClaude Debussy

軽やかで優雅な旋律が心地よく響く楽曲で、フランスのバロック舞曲「パスピエ」を基にしながらも、独自の解釈を加えた作品です。
4分の4拍子で書かれており、左手の伴奏は規則的な躍動感を表現し、右手の旋律はシンコペーションを多用した流れるような優雅さを持っています。
1890年頃に作曲され、1905年に出版されたこの楽曲は、全体的に古風な印象を持ちながらも、和声の色彩が次々と変化する印象的な効果を生み出しています。
ピアノを学ばれている方なら、軽やかなスタッカートとレガートの滑らかさを意識しながら、優美な音楽性を追求できる良曲となっているでしょう。
花の歌Gustav Lange

ドイツの作曲家、ピアニストであるランゲの作品。
ランゲは生涯で400曲超の軽やかなピアノ曲を作曲しましたが、『花の歌』は特に有名で人気のある楽曲です!
個人的にもピアノの練習の合間に遊びで弾いていた記憶があります。
軽快なタッチで気持ちよく弾けるのでオススメの楽曲ですよ!
同じメロディの繰り返しが多いので、まずはその部分をマスターしましょう。
その後、悲し気なフレーズの中盤と終盤に向けて一番盛り上がる部分を中心に練習してみてくださいね!
ブルグミュラー25の練習曲 Op.100 第15番 「バラード」Johann Burgmüller

オープニングから神秘的な雰囲気が漂う優雅な一曲です。
ハ短調とハ長調の対比による物語性豊かな構成が魅力的で、切迫感のある前半から穏やかな中間部へと移り変わる展開に心を奪われます。
右手の連打音と左手の流麗な音型が織りなす情景は、まるで森の中を旅する孤独な旅人の姿を思い起こさせます。
ヨハン・ブルクミュラーは、豊かな表現力と技巧的な要素をバランスよく盛り込んでいます。
本作は、物語性のある作品に興味がある方や、ドラマチックな表現を楽しみたい方におすすめです。
1851年にパリで出版されたこの曲は、今なお多くの演奏家に愛され続けています。
フランス組曲 第2番 BWV 813 ジーグJ.S.Bach

軽やかな踊りのリズムに包まれたこの楽曲は、「フランス組曲第2番」の華やかなフィナーレを飾る一曲です。
3/8拍子の活発な動きと対位法的な構造が絶妙に組み合わさり、右手と左手の掛け合いが美しい音楽的対話を生み出しています。
1722年頃に作曲されたこの作品は、妻アンナ・マグダレーナのために編纂された音楽帳にも収録されており、家庭での音楽作りの温かさも感じられます。
ハ短調という調性が深みと緊張感を与えながらも、舞曲特有の躍動感が失われることはありません。
バロック音楽に挑戦したい方や、対位法の美しさを体感したい方におすすめです。
技術的な挑戦を含みつつも音楽的な表現力が求められる構成で、演奏する喜びと聴く楽しさの両方を味わえる魅力的な作品となっています。
フランス組曲 第1番 BWV 812 メヌエットⅡJ.S.Bach

フランス組曲の中でも親しみやすく、バロック音楽への入門にぴったりなのがこの舞曲です。
1722年頃に作曲されたこの楽曲は、妻アンナ・マグダレーナのための音楽帳にも収録されており、家庭での演奏を想定した温かみのある作品となっています。
優雅でありながら内省的な雰囲気を持ち、バッハ独特の対位法が随所に織り込まれていますが、技巧的な難易度は抑えられているため、弾きやすいのが魅力です。
通常はメヌエットIと組み合わせて演奏され、その穏やかで深い感情表現は聞く人の心に静かに響きます。
バロック音楽に挑戦してみたい方や、表現力を磨きたい方におすすめの一曲です。
即興曲 第1番 変イ長調 Op.29Frederic Chopin

ショパンの代表的な作品『即興曲 第1番 変イ長調 Op.29』。
即興曲は形式にとらわれない自由な音楽です。
そのため、多くの作品が独特の特色を持っています。
本作もそういった作品の一つで、独特のパッセージが印象的な作品といえます。
アクセントをつけずに流れるようなパッセージを展開していくためには、指先だけでなく手首、腕、肩……つまりは全身の柔軟性が求められるため、ピアノ学習者にとって非常に意味のある作品といえるでしょう。
ちなみに難しい和音や速い曲ではないため、ピアノ歴がそれほど長くなくても取り組みやすい作品です。
子供の情景 作品15-7「トロイメライ」Robert Schumann

ロベルト・シューマンの全作品の中で、もっとも有名といっても過言ではない『トロイメライ』。
日本語で「夢」「夢想」などと訳されるこの曲は、テレビや映画などさまざまな作品に使用されており、耳にする機会の多い作品でもあります。
ゆったりとした曲ですが、和音を美しく響かせたり、ふんわりとした夢見心地な雰囲気を表現するのは、なかなか難しいもの。
ですが、1曲弾き終わったころにはきっと、名曲を最後まで弾けた達成感で満たされるでしょう!





