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【ピアノ名曲】難しそうで意外と簡単!?発表会にもオススメの作品を厳選

ピアノが弾けたらかっこいいし楽しいだろうな……と思われている方はきっと多いはず!

私は普段、自宅でピアノを教えていますが、「今からでも弾けるようになれるでしょうか?」とお越しくださる大人の生徒さんもたくさんいらっしゃいます。

そこで今回は、難しそうで意外にピアノで弾きやすいピアノ曲を、クラシックを中心にご紹介します!

楽曲の本質を追求して完ぺきに弾くとなると相当なテクニックが必要になりますが、中にはピアノをはじめて間もない方でも弾けるシンプルなアレンジの楽譜が出版されている場合もあります。

これからピアノを始めようと考えている方や、いつか発表会で弾きたいと考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね!

【ピアノ名曲】難しそうで意外と簡単!?発表会にもオススメの作品を厳選(101〜110)

あの夏へ久石譲

【ピアノ】あの夏へ-ジブリ「千と千尋の神隠し」楽譜あり/Ghibli Spirited Away/久石譲/弾いてみた/Piano/CANACANA
あの夏へ久石譲

2001年に公開されたスタジオジブリ作品『千と千尋の神隠し』のメインテーマ『あの夏へ』。

ジブリ作品はピアノで弾ける曲も多いのでとても人気がありますよね!

序盤はとてもきれいなメロディが印象的なので、右手のメロディを意識して弾いてみてください。

中盤から展開される力強い音階で一気に盛り上げましょう。

この部分は少し難しいかもしれないのであきらめずに練習してみてくだいね!

弾く人によって色が変わる曲でもありますので、自分なりの演奏で弾いてみるのもいいかもしれません。

25の練習曲 Op.100 第20曲「タランテラ」Johann Burgmüller

【ブルグミュラーコンクール】ファイナル 金賞 タランテラ(小学3年生)2021年
25の練習曲 Op.100 第20曲「タランテラ」Johann Burgmüller

ピアノを学習者の多くが一度は取り組む有名な作品『ブルグミュラー 25の練習曲』。

練習曲のなかでは簡単な部類として知られていますが、初心者にとっては学ぶべき技術が凝縮されています。

そのなかの20番目の作品『タランテラ』は、8分の6拍子または、8分の3拍子を主体とした激しい舞曲。

なかでも17小節から始まる2つの8分音符の間の8分休符は、絶妙なバランスが求められます。

繊細な演奏を学ぶうえで非常に有用な楽曲といえるでしょう。

ピアノソナタ 第8番 ハ短調 Op.13「悲愴」第2楽章Ludwig van Beethoven

ベートーヴェン – ピアノソナタ8番「悲愴」第二楽章 – Beethoven – Pathetique Piano Sonata No.8 Op.13-2 – CANACANA
ピアノソナタ 第8番 ハ短調 Op.13「悲愴」第2楽章Ludwig van Beethoven

初心者のうちはどの作品に取り組むかで、その後の成長の方向性が大きく変わってきます。

表現力を身につけたい方には、ルート・ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンのソナタ『悲愴』がオススメです。

第1楽章はなかなかの難易度ですが、第2楽章は比較的演奏しやすい名曲として知られています。

和音の上声がメロディラインになっているため、なめらかに美しく響き渡るよう繊細なタッチで演奏しましょう。

ハーフペダルを使いこなせると、より本格的な演奏に仕上がりますよ。

6つのエコセーズ WoO.83Ludwig van Beethoven

第42回 入賞者記念コンサート A1級 [金賞] 継國 瑠嘉/ベートーヴェン:6つのエコセーズ WoO.83
6つのエコセーズ WoO.83Ludwig van Beethoven

スコットランドの舞曲、エコセーズを取り入れたベートーヴェンの名作『6つのエコセーズ WoO.83』。

初心者向けの作品として知られており、『エリーゼのために』や『月光 第1楽章』に次いで初心者の方が取り組むことの多い作品です。

この作品のポイントは、軽やかなリズムにあります。

基礎ができてないとアンバランスな音になってしまうため、速度表記や音の強弱を意識するようにしましょう。

表現力がプラスされれば一気に聴き映えする演奏に仕上がるので、ぜひ挑戦してみてください。

キラキラ星変奏曲Wolfgang Amadeus Mozart

きらきら星変奏曲/モーツァルト/Variations on “Ah, vous dirai-je, Maman” K.265/Mozart/Piano/ピアノ/CANACANA
キラキラ星変奏曲Wolfgang Amadeus Mozart

子供の頃、誰かはクラスで演奏していたであろう名曲『キラキラ星変奏曲』。

簡単なモーツァルトの作品として知られていますが、それはあくまで最初の部分だけ。

第12のバリエーションからは上級者、もしくは中級者でも簡単には弾きこなせないレベルになります。

後半はモーツァルトの楽曲らしく、左手でメロディーに変化をつけていくので、手の大きさも重要ですね。

初心者のうちは、自分のレベルを計る指標として、長く練習を続けてみるのもよいでしょう。

【ピアノ名曲】難しそうで意外と簡単!?発表会にもオススメの作品を厳選(111〜120)

Summer久石譲

summer – 久石譲 (Piano Cover)
Summer久石譲

日本で夏を迎えるたびに、軽やかでいてどこかノスタルジックなこの曲のメロディが頭に浮かぶ……そんな方はきっと多いでしょう。

日本が世界に誇る名作曲家の久石譲さんによる永遠の名曲『Summer』は、1999年に公開された北野武監督作品『菊次郎の夏』のメインテーマとして発表された後にCM曲などにも起用され、今や世界の人々に愛される名曲となりました。

久石譲さん自身によるピアノソロアルバム『ENCORE』にも収録されているため、ソロピアノ曲としての『Summer』が一番好き、という方もいらっしゃるはず。

さまざまなレベルの方に向けた楽譜が出版されており、演奏に自信がない方でも挫折することなく楽しく弾けますよ!

ピアノソナタ 第11番 イ長調 作品311 第3楽章「トルコ行進曲」Wolfgang Amadeus Mozart

ウォルフガング・アマデウス・モーツァルトの『トルコ行進曲』は、実は『ピアノソナタ 第11番』の第3楽章。

この楽章だけがあまりに有名なため、ピアノソナタとしてではなく、単独で演奏されることも多い作品です。

『トルコ行進曲』といえば、同タイトルのベートーヴェンの作品も有名ですが、モーツァルトの作品の方がテクニックや弾ききる体力が必要なため、難易度は高めです。

しかし、弾き終わったときには、大きな達成感が得られるはず!

名曲をかっこよく弾きこなして、発表会で日頃の成果を思いきり発揮しましょう!