【ピアノ名曲】難しそうで意外と簡単!?発表会にもオススメの作品を厳選
ピアノが弾けたらかっこいいし楽しいだろうな……と思われている方はきっと多いはず!
私は普段、自宅でピアノを教えていますが、「今からでも弾けるようになれるでしょうか?」とお越しくださる大人の生徒さんもたくさんいらっしゃいます。
そこで今回は、難しそうで意外にピアノで弾きやすいピアノ曲を、クラシックを中心にご紹介します!
楽曲の本質を追求して完ぺきに弾くとなると相当なテクニックが必要になりますが、中にはピアノをはじめて間もない方でも弾けるシンプルなアレンジの楽譜が出版されている場合もあります。
これからピアノを始めようと考えている方や、いつか発表会で弾きたいと考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね!
【ピアノ名曲】難しそうで意外と簡単!?発表会にもオススメの作品を厳選(91〜100)
カスタネットWilliam Gillock

かっこよさを重視したい方には、子供向けの作品を数多く手掛けたアメリカの作曲家、ウィリアム・ギロックさんの『カスタネット』がオススメです。
本作には、オリエンタルスケールというアラブ周辺で使用されることの多い音階が用いられており、全体を通してエキゾチックでかっこいい雰囲気に仕上げられています。
難易度としては初心者でも取り組めるレベルですが、力強くインパクトのある演奏に仕上げるためには、手首の柔軟性や持久力が欠かせません!
発表会に向けて猛練習してみませんか?
「魔笛」より 序曲Wolfgang Amadeus Mozart

モーツァルトの有名なオペラ作品『魔笛』。
冒頭の『序曲』は、バイオリンソロで演奏されるのが一般的ですが、ピアノ曲として演奏されることもあります。
原曲のままでは明らかに演奏が不可能な部分が登場するため、そういう意味では難易度の高い作品といえますが、多くの楽譜はそういう部分を簡略化しています。
難易度としては中級者程度で、左手の指が回る方であればすんなりと弾けると思います。
連弾の部分も練習を積み重ねれば、意外に弾けてしまうかも!
ぜひチェックしてみてくださいね。
【ピアノ名曲】難しそうで意外と簡単!?発表会にもオススメの作品を厳選(101〜110)
子供の情景 作品15-1「見知らぬ国」Robert Schumann

ロベルト・シューマンが「子供心を描いた大人のための作品」として残したピアノ小品集『子供の情景』の第1曲目『見知らぬ国』。
同時代を生きた作曲家フランツ・リストが、この曲について「娘が夢中になって弾いてとせがんでくるんだ」と語ったという逸話も残されています。
第1曲目は『異国から』などのタイトルでも親しまれており、発表会曲としても人気の作品です。
ゆったりと流れるメロディーが美しい曲なので、慣れてきたら、ペダルを効果的に入れる練習もしてみましょう。
ラクリモーサ~「レクイエム」よりWolfgang Amadeus Mozart

重厚感のあるメロディーが印象的なモーツァルトの名曲『レクイエム ニ短調 K.626「ラクリモーサ」』。
メディアでも頻繁に使用される楽曲のため、耳なじみのある方も多いのではないでしょうか?
さまざまなレベルの楽譜が出版されており、左手のパートがシンプルで弾きやすいものも多数販売されています。
ゆったりとしたもの悲しいメロディーをたっぷり歌って弾きながら、表現力を磨く練習として取り入れてみるのもオススメですよ!
6つのエコセーズ WoO.83Ludwig van Beethoven

スコットランドの舞曲、エコセーズを取り入れたベートーヴェンの名作『6つのエコセーズ WoO.83』。
初心者向けの作品として知られており、『エリーゼのために』や『月光 第1楽章』に次いで初心者の方が取り組むことの多い作品です。
この作品のポイントは、軽やかなリズムにあります。
基礎ができてないとアンバランスな音になってしまうため、速度表記や音の強弱を意識するようにしましょう。
表現力がプラスされれば一気に聴き映えする演奏に仕上がるので、ぜひ挑戦してみてください。
幻想曲 ニ短調 K. 397Wolfgang Amadeus Mozart

モーツァルトの幻想曲のなかでも特に人気の高い作品である『幻想曲 ニ短調 K. 397』。
哀愁に満ちた美しい主題にとりこになったという方も多いのではないでしょうか?
そんなこの作品の難易度は、中級者向けといったところ。
速いパッセージが少なくテクニック的にはそれほど難しくありませんが、そのぶん豊かな表現力が求められる楽曲でもあるんです。
とはいっても、初心者の方でも練習を積み重ねれば、次第に形になっていくはず!
コツコツ練習してみてくださいね。
ワルツ 第18番 変ホ長調 遺作「ソステヌート」Frederic Chopin

フレデリック・ショパンの死から100年以上が経過した1952年に、イギリスの個人所蔵で発見され出版に至った『ワルツ 第18番 変ホ長調 遺作』。
『ソステヌート』のタイトルでも知られているこの作品は、大きな変化や高度なテクニックを要する箇所がないため挑戦しやすいといえますが、シンプルだからこそ表現力が試される曲ともとらえられるでしょう。
ちなみに、ショパンのワルツのなかでも人気が高い『華麗なる大円舞曲』は「作品18」。
番号では18番ではなく「第1番」ですので、混同しないようご注意くださいね!