【ピアノ名曲】難しそうで意外と簡単!?発表会にもオススメの作品を厳選
ピアノが弾けたらかっこいいし楽しいだろうな……と思われている方はきっと多いはず!
私は普段、自宅でピアノを教えていますが、「今からでも弾けるようになれるでしょうか?」とお越しくださる大人の生徒さんもたくさんいらっしゃいます。
そこで今回は、難しそうで意外にピアノで弾きやすいピアノ曲を、クラシックを中心にご紹介します!
楽曲の本質を追求して完ぺきに弾くとなると相当なテクニックが必要になりますが、中にはピアノをはじめて間もない方でも弾けるシンプルなアレンジの楽譜が出版されている場合もあります。
これからピアノを始めようと考えている方や、いつか発表会で弾きたいと考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね!
- 【小学生向け】ピアノ発表会で聴き映えする華やかな名曲たち
- 【初級~中級】難易度が低めなショパンの作品。おすすめのショパンの作品
- 【ピアノ発表会向け】簡単なのにかっこいいクラシック作品
- 【大人向け】ピアノ発表会にオススメ!聴き映えする名曲を厳選
- 【中級レベル】ピアノで弾けるかっこいい曲【発表会にもおすすめ】
- ピアノで弾けたらかっこいい!魅力抜群の名曲たちをピックアップ
- 【初級編】発表会で弾きたいおすすめのピアノ曲まとめ
- 【上級者向け】ピアノ発表会で挑戦すべきクラシックの名曲を厳選
- 【初級者向け】やさしい&弾きやすい!ピアノ発表会で聴き映えする曲
- 【中級レベル】華やかな旋律が印象的なピアノの名曲を厳選!
- ピアノをはじめた初心者におすすめ!大人も楽しめる楽譜10選
- 【ピアノ曲】子供でも弾きやすい!簡単なクラシック作品を一挙紹介
- 【難易度低め】聴いた印象ほど難しくない!?ドビュッシーのピアノ曲
【ピアノ名曲】難しそうで意外と簡単!?発表会にもオススメの作品を厳選(51〜60)
ナンネルの音楽帳よりメヌエット ヘ長調 K. 5Wolfgang Amadeus Mozart

6歳のヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが、姉マリア・アンナ・モーツァルトのために書き記した優雅なメヌエット作品です。
三拍子の舞曲で、トリプレットやアルベルティ・バスの伴奏形を用いながらも、演奏時間はわずか1分程度と短く、明るく親しみやすい雰囲気を持った作品に仕上がっています。
1762年7月に作曲されたこの作品は、シンプルながらも洗練された構成を持ち、旋律の美しさが際立っています。
ゆったりとしたテンポと明快なメロディーラインで、ピアノ演奏を始めたばかりの方でも安心して取り組める作品といえるでしょう。
音楽表現の基礎を学びながら、本作を通してクラシック音楽の素晴らしさを体感できるはずです。
豚飼いの踊りBartók Béla

アルバム『こどものために』からハンガリーの民俗舞曲をモチーフにしたこの楽曲は、男の子が弾くと格好よさが際立つ1曲です。
軽快でリズミカルな打鍵と跳ねるような旋律の組み合わせは、演奏する度に観客の心をぐっとつかみます。
本作は1908年当時にリリースされた教育用ピアノ曲でありながら、舞台映えする華やかさと躍動感を併せ持っています。
ハンガリーの農村で実際に踊られていた舞曲を基にしているため、リズムと表現力が大切。
ピアノの魅力に目覚めたばかりの男の子が、演奏を通じて音楽性を育むのにぴったりな作品といえるでしょう。
子供のためのアルバム 作品39-20「ババヤガ(魔女)」Pyotr Tchaikovsky

なにか悪いことが起こりそうな、不穏な空気が漂う『子供のためのアルバム 作品39』の第20曲『ババヤガ(魔女)』。
ピョートル・イリイチ・チャイコフスキーが甥にささげたピアノ小品集の中の1曲です。
ババガヤとは、ロシアに古くから伝わる民話に出てくる、人間の肉を食らう恐ろしい魔女の名前。
まさに、曲の雰囲気とピッタリですよね。
スピード感と力強い曲調で、ピアノを習っている男の子からの支持の厚い作品でもあります。
かっこいい衣装を身にまとい、歯切れよく演奏しましょう!
ダヴィッド同盟舞曲集 第18曲 Non presto ハ長調 速くなくRobert Schumann

『Davidsbündlertänze』の最終曲にある静謐な小品は、ロベルト・シューマンの詩情があふれる世界に誘います。
「速くなく」という指示通り、穏やかに流れるメロディと優しいハーモニーが心を落ち着かせるような温かみを感じさせます。
1838年1月に初版が出版された作品の中でも、特に内省的な雰囲気が漂い、シューマンの繊細な感性が表れています。
穏やかな終止を迎える本作は、入門レベルのピアノ学習者にも取り組みやすい曲で、ロマン派の情感を手軽に味わえる魅力があります。
ゆったりとしたテンポで演奏することで、シューマン独特の詩的表現を楽しめるでしょう。
【ピアノ名曲】難しそうで意外と簡単!?発表会にもオススメの作品を厳選(61〜70)
ソナチネ イ短調 Op.27-18Dmitri Kabalevsky

力強い主題から抒情的な中間部まで、約1分という短い時間の中に、音楽の醍醐味が凝縮された小品です。
ドミトリ・カバレフスキーが1938年に作曲した本作は、重厚なイ短調の響きから始まり、情感が豊かな旋律が次々と展開されていきます。
明快なリズムと調性感が特徴的で、決して派手な技巧を必要としない作りながら、聴く人の心を強く揺さぶります。
演奏する上でのポイントは、冒頭のリズミカルな主題をしっかりと打ち出すこと。
中間部では、より柔らかな表現力が求められます。
音楽を通じて物語を語るような表現力を磨きたい方や、短い曲でインパクトのある演奏をしたい方にぴったりの1曲です。
無言歌集 第7巻 Op.85 第4曲「エレジー」Felix Mendelssohn

『エレジー』は、メンデルスゾーンが亡くなった後に遺作として出版された『無言歌集 第7巻 Op.85』の4曲目にあたる楽曲です。
習い始めたばかりの初心者さんにはややハードルが高い作品ですが、基本的なテクニックを学んだ方であれば十分対応できるでしょう。
装飾音的な16分音符は主旋律と同じ強さで弾くのではなくあくまで伴奏として静かに、かつ表情をつけながら弾くことが非常に重要です。
臨時記号もそれなりの頻度で出てきますから、譜読みを完ぺきにしたうえで、ゆっくりと丁寧に練習してみてくださいね。
ペール・ギュント 第1組曲 Op.46 第3曲「アニトラの踊り」Edvard Grieg

ノルウェーのショパンと称されるグリーグが作曲した組曲『ペール・ギュント』の中の1曲。
アニトラは主人公のペール・ギュントの財産を狙って魅惑的なダンスで誘惑してきます。
その様子がよく表現されている楽曲ですよね!
基本的なメロディの繰り返しが多いので初心者やお子さんの発表会などにオススメです。
冒頭は軽やかに、手を交差させて弾く部分は妖しげに弾いてみましょう。
スタッカートが多く登場するのも特徴的で、強くならないように軽い感じで弾くのもポイントになってきます。





