弾き語り継がれる邦楽フォークソングの名曲
日本のフォークソング特集です。
もともと民謡のアレンジから始まりアメリカで広がったフォーク。
1960年代ごろから日本でも取り入れられ、時代の流れから反戦や反政府といったメッセージ性の強い曲が届けられました。
70年代に入ると大衆的にも親しみやすい内容で特に流行し、商業的に隆盛を極めました。
日本のフォークはいろいろな要素が含まれ変化しているものの、アコースティックな魅力や哀愁を感じられて言葉がきわ立って響くことと思います。
ぜひ、そんな日本のフォークにじっくり浸ってみてください!
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弾き語り継がれる邦楽フォークソングの名曲(1〜10)
さとうきび畑森山良子

しっとりと優しく、でも力強く心に響く作品。
戦争の悲しみを歌いつつ平和への願いを込めたメッセージソングです。
森山良子さんの透明感のある歌声が、さとうきび畑を吹き抜ける風のように優しく心に寄り添います。
1969年に初めてレコーディングされ、反戦歌として広く歌われるようになりました。
2005年の紅白歌合戦では息子の森山直太朗さんとデュエットを披露。
2003年にはドラマ化もされ、多くの人々の心に刻まれています。
平和について考えたい時や、大切な人を思う時に聴いてほしい1曲。
静かに耳を傾けると、きっと新しい発見があるはずです。
恋松山千春

切ない恋心を優しく包み込むような温かな楽曲。
女性の複雑な感情を繊細に描き出し、聴く人の心に深く響きます。
松山千春さんの力強くも柔らかな歌声が、恋に疲れた女性の心情を見事に表現しています。
1980年にリリースされた本作は、松山さんの代表曲の一つとして多くの人々に愛され続けています。
恋愛に悩む人や、大切な人への思いを抱えている方におすすめ。
静かな夜にじっくりと聴いてみてはいかがでしょうか。
きっと心に染み入るような体験ができるはずです。
出発の歌上條恒彦 & 六文銭

乾いた空を見上げる主人公の視線から始まるこの楽曲。
懐かしい日々への思いや新たな出発への決意が込められています。
上條恒彦さんと六文銭が紡ぐ言葉と音色は、聴く人の心に静かに寄り添います。
本作は1971年6月にリリースされ、世界歌謡祭でグランプリを受賞。
その後シングルとして70万枚を売り上げる大ヒットとなりました。
1974年には高校の音楽教科書にも掲載され、多くの人々に愛され続けています。
新たな一歩を踏み出そうとしている人にぴったりの1曲。
未来への希望が湧いてくるはずです。
弾き語り継がれる邦楽フォークソングの名曲(11〜20)
22才の別れ風

昭和50年発売。
かぐや姫解散後に結成した伊勢正三さんと猫のメンバー大久保一久さんとのデュオです。
伊勢正三さんがヒット曲を狙って作ったという女心を別れを選んだまでの過程を歌った曲です。
解釈は色々ありますが、まだ学生運動などが収まらない時期にこの時代の若者は(男性)将来の設計など安定などには興味がない人も多かったので5年も付き合った男性に対して、信頼できずに、将来を考えている男性の元へ嫁いでいくという失恋のようで失恋ではないのですが、別れの曲となっています。
夕暮れ時はさびしそうN.S.P

叙情的な歌詞とメロディが心に染みる楽曲です。
夕暮れ時の寂しさを繊細に描写し、誰かと一緒にいたいという切ない願望を表現しています。
NSPの温かみのあるフォークサウンドが、楽曲の魅力をさらに引き立てていますね。
1974年7月にシングルとしてリリースされ、2019年3月からは東北新幹線の一ノ関駅の発車メロディーとしても採用されているんですよ。
夕暮れ時に一人で過ごすときや、大切な人を思い出したくなったときにぴったりの1曲。
心に寄り添う温かさを感じられる、まさに日本のフォークソングの名曲といえるでしょう。
初夏ふきのとう
北海道の風景を優しく描いたふきのとうの楽曲。
1975年5月にリリースされたサードシングルで、フォークデュオとしての人気を押し上げました。
時計台など、地元のランドマークが登場する歌詞が印象的。
初夏の静かな昼下がりの情景と、そこに漂う孤独感を繊細に表現しています。
アコースティックな魅力と哀愁を感じさせるメロディが心に響きますね。
北海道の魅力を再発見したい方や、懐かしい風景を思い出したい方におすすめ。
穏やかな気分で散歩したくなる1曲です。
生活の柄高田渡

静かに耳に寄り添うような楽曲が、心に深く染み入ります。
1971年にリリースされたアルバム『ごあいさつ』に収録されたこの曲は、高田渡さんの代表作として知られています。
詩人・山之口貘の詩に曲をつけた本作は、野宿を繰り返す主人公の心情を描いた深い詩的表現が特徴的。
シンプルなアコースティックギターの伴奏が、淡々としながらもしみじみとした感情を引き出します。
厳しい環境の中で生きる人々の姿を描きつつ、自由を求める心情も垣間見える歌詞が印象的です。
貧困や放浪といった経験を持つ高田さんだからこそ紡ぎ出せた、心に響く曲です。






