弾き語り継がれる邦楽フォークソングの名曲
日本のフォークソング特集です。
もともと民謡のアレンジから始まりアメリカで広がったフォーク。
1960年代ごろから日本でも取り入れられ、時代の流れから反戦や反政府といったメッセージ性の強い曲が届けられました。
70年代に入ると大衆的にも親しみやすい内容で特に流行し、商業的に隆盛を極めました。
日本のフォークはいろいろな要素が含まれ変化しているものの、アコースティックな魅力や哀愁を感じられて言葉がきわ立って響くことと思います。
ぜひ、そんな日本のフォークにじっくり浸ってみてください!
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弾き語り継がれる邦楽フォークソングの名曲(11〜20)
初夏ふきのとう
北海道の風景を優しく描いたふきのとうの楽曲。
1975年5月にリリースされたサードシングルで、フォークデュオとしての人気を押し上げました。
時計台など、地元のランドマークが登場する歌詞が印象的。
初夏の静かな昼下がりの情景と、そこに漂う孤独感を繊細に表現しています。
アコースティックな魅力と哀愁を感じさせるメロディが心に響きますね。
北海道の魅力を再発見したい方や、懐かしい風景を思い出したい方におすすめ。
穏やかな気分で散歩したくなる1曲です。
生活の柄高田渡

静かに耳に寄り添うような楽曲が、心に深く染み入ります。
1971年にリリースされたアルバム『ごあいさつ』に収録されたこの曲は、高田渡さんの代表作として知られています。
詩人・山之口貘の詩に曲をつけた本作は、野宿を繰り返す主人公の心情を描いた深い詩的表現が特徴的。
シンプルなアコースティックギターの伴奏が、淡々としながらもしみじみとした感情を引き出します。
厳しい環境の中で生きる人々の姿を描きつつ、自由を求める心情も垣間見える歌詞が印象的です。
貧困や放浪といった経験を持つ高田さんだからこそ紡ぎ出せた、心に響く曲です。
受験生ブルース高石ともや

1968年に90万枚の大ヒットを記録した楽曲。
受験生の日常をリアルに描きつつ、自虐的な視点を織り交ぜた歌詞が共感を呼びます。
カントリー&ウェスタン調のメロディが軽快で、ブルースという名前とのギャップも魅力的。
高石ともやさんの歌声と、実際のラジオアナウンサーが登場するという演出も相まって、当時の受験生の心情を見事に表現しています。
勉強に追われる日々や、友人関係、親の期待など、受験生特有の悩みがぎゅっと詰まった1曲。
受験生はもちろん、かつて受験生だった方々にも懐かしさを感じさせる名曲です。
青春時代の思い出がよみがえる、心温まるフォークソングをぜひ味わってみてください。
神田川かぐや姫

かぐや姫の代表曲で1973年9月にリリースされました。
昭和の学生たちの暮らしと恋心を描いたこの曲は、160万枚の売上を記録する大ヒットとなりました。
曲中に商標名が含まれていたため、NHK紅白歌合戦への出演を辞退するというエピソードもありましたね。
貧しくも幸せな日々と切ない別れを歌ったこの楽曲は、当時の若者たちの心情をリアルに表現しています。
銭湯に一緒に行く約束や、カレーライスを作るシーンなど、何気ない日常の描写が心に響きます。
恋人との別れを経験した方や、純粋な愛を感じたい方におすすめです。
祈り長渕剛

若き日の長渕剛さんが愛する人を突然失った実体験をもとにした、魂の叫びそのもののようなフォークバラードです。
アコースティックギター一本でかき鳴らされるサウンドと絞り出すような歌声が、どうしようもない後悔と無念さを生々しく伝えてきます。
この痛切な祈りは、聴く者の心をわしづかみにするのではないでしょうか。
本作は1979年7月発売のシングルで、同年のアルバム『逆流』にも収録。
ライブ盤での弾き語りは“神髄”と評されるほどです。
深い喪失感を抱えているとき、この曲に込められた激しい感情に触れることで、かえって自分の悲しみが浄化されていくような不思議な感覚になるかもしれません。
冬が来る前に紙ふうせん

昭和52年発売。
詞の内容的にはふきのとうの『白い冬』と若干似ている気がしますが、現在ご夫婦で活躍され、ご主人の後藤悦治郎さんが奥様の平山泰代さんへプロポーズしたのですが、色よい返事がもらえなかった心境を作った曲です。
女性ボーカルの高い声がこの曲の魅力です。
お二人はフォークグループの「赤い鳥」のメンバーで、解散直前に結婚されました。
弾き語り継がれる邦楽フォークソングの名曲(21〜30)
ありんこなぎら健壱

日常の小さな存在や努力を象徴するアリに例えながら、人生の苦労や孤独感を歌い上げたなぎら健壱さんの代表曲。
1993年7月にリリースされたアルバム『この夜に・・・』に収録された本作は、静かでありながらもリスナーの心に響くメッセージを持っています。
シンプルなフォーク調で、ギターを主体としたメロディが心に染みる作品となっています。
なぎら健壱さんらしい風刺的でユーモアを交えつつも、人間の感情や社会問題に対する深い洞察を示す歌詞が魅力的。
静かな夜に一人で聴きたくなる、しみじみとした味わいの楽曲です。