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歌が上手い。歌唱力が高い日本の女性歌手

ひと口に「歌が上手い」と言っても、その方向はさまざま。

驚異的にピッチ(音程)が安定していたり、超人的な音域があったり、絶妙なリズム感を持っていたり、圧倒的な歌声であったり。

今回は、そんな様々な方向から「歌が上手い」と定評のある女性シンガーさんたち、また僕が長年のボーカルプロデューサー、ボイストレーナーとしての経験から「この人は上手い!」と思う女性シンガーさんたちをピックアップしてみました。

もちろん、シンガー、ボーカリストの魅力は必ずしも「歌の上手さ」にだけあるわけではありませんが、たまには「上手さ」にこだわって聴いてみるのも良いのではないでしょうか?

シンガーを目指す方のご参考にもしていただけると幸いです。

歌が上手い。歌唱力が高い日本の女性歌手(61〜70)

緑黄色社会

PLAYER 1長屋晴子

緑黄色社会『PLAYER 1』Official Video / Ryokuoushoku Shakai – PLAYER 1
PLAYER 1長屋晴子

透明感あふれる歌声で存在感を放つ緑黄色社会のボーカリスト、長屋晴子さん。

中京大学時代に結成されたバンドは、ポップスとロックを巧みに融合させた楽曲と、切なさと力強さを兼ね備えた独自の歌声で人気を集めています。

2018年のメジャーデビュー以降、数々のドラマやアニメの主題歌を手掛け、ストリーミング再生数3億回を超える大ヒット曲も生み出しています。

2020年にはMTV VMAJで最優秀ロックビデオ賞を受賞し、2023年には日本レコード大賞優秀作品賞に輝きました。

作詞作曲も手掛ける音楽クリエイターとして、10代から20代の心情をみずみずしく表現する才能は、多くのリスナーの共感を呼んでいます。

透き通るような美声と心に響く歌詞を求める音楽ファンにオススメのアーティストです。

BAKU吉岡聖恵(いきものがかり)

日本のロックバンド、いきものがかりのメインボーカルの吉岡聖恵さん。

その歌唱力が高く評価されているシンガーさんですが、今回ここでご紹介させていただく2021年1月に配信リリースされたシングル『BAKU』でも、その実力を如何なく発揮されています。

いきものがかりというとなんとなく高音主体のかわいいイメージの歌を想像される方も多いかもしれませんが、この曲で特筆に値するのは、そのパワフルでしっかりとした中低域を生かした歌唱だと思います。

一度でもボイストレーニングなどを受けたことのある方なら実感されているのではないかと思いますが、しっかりとした中低域でパワフルに歌うのって、高音を張り上げて歌う以上にむずかしいんですよね。

吉岡さんのシンガーとしての実力の高さを垣間見られる楽曲に仕上がっていると思います。

Oneway Generation本田美奈子

本田美奈子さんのシングルで1987年2月リリース。

田村正和さん主演のドラマ『パパはニュースキャスター』の主題歌にもなっていました。

一聴して「歌がうまい!!」という感じのシンガーさんではありませんが、この曲で聴ける安定した歌唱は十分に高く評価できるものだと思います。

1987年というリリース年から考えても、この曲の制作当時にはまだ今のようなピッチ補正技術もない時代でしたからね。

テクノロジーがまだ未発達だった時代のシンガーさんは、やはりすごいな!!って思うところが多々ありますね!

永遠BENI

日本の女性シンガー、BENIの22枚目のシングルで2012年1月リリース。

NHKドラマ「本日は大安なり」主題歌にもなっていましたね。

沖縄出身の彼女、幼少の頃は地元沖縄とアメリカを行き来する生活をしいたそうで、この大陸的なおおらかな歌声は、その生い立ちも影響しているのかもしれないですね。

やわらかいミックスボイス、ファルセットなどをうまく使った豊かで安定したその歌唱表現は、聴く人に『安心感』を与えてくれます。

星月夜由薫

由薫 – 星月夜(Official Music Video)
星月夜由薫

由薫さんの『星月夜』は鮮やかな音楽感覚と絶妙な高音域のコントロールで聴く者を引き込む楽曲です。

彼女のリズム感と低音の地声の使い分けからは圧倒的な歌唱力が感じられますね。

とくにサビでは、しっとりしたバラードにマッチしたミックスボイスを披露し、広範囲に当てる発声方法で柔らかくクリアな音色を生み出しています。

彼女の海外生活で得られた感覚とJ-POPの表現要素が見事に融合したこの曲は、低音部分での息の混ぜ方によりいっそう深みを増しています。

その魅力的なボーカルは、一度聴いたら忘れられない美しさです。

わたしに花束Ado

【Ado】わたしに花束 Official Audio
わたしに花束Ado

透明感のある美しい歌声と力強い表現力で注目を集めるAdoさん。

2020年にユニバーサルミュージックからメジャーデビューを果たし、J-POPからロック、エレクトロニカまでジャンルを超えた活躍を見せています。

2021年に日本ゴールドディスク大賞のシングル・オブ・ザ・イヤーを受賞し、YouTubeでの再生回数が1億回を超える楽曲を生み出すなど、数々の記録を打ち立てています。

2025年には世界ツアーを予定しており、その活動の場を国際的に広げようとしています。

芯のある真っすぐな歌声と繊細な表現力を兼ね備えたAdoさんの歌は、パワフルな歌声に魅了される方はもちろん、透明感のある歌声を求める方にもオススメです。

バレンタイン決戦乃紫

透明感のある歌声と繊細な表現力を持つシンガーソングライターの乃紫さん。

2023年から本格的に音楽活動を開始し、作詞・作曲・編曲・歌唱・アートワークまでセルフプロデュースする多彩なクリエイターです。

2024年のTikTok Weekly Topで2週連続1位を獲得し、伊藤園のCMソングにも抜てきされるなど、SNSを中心に確実に支持を広げています。

2025年にはSpotifyの「RADAR: Early Noise 2025」に選出され、次世代の音楽シーンを担う存在として注目を集めています。

椎名林檎さんやRADWIMPSの影響を受けた独特のリリックセンスと、ポップかつ深い感情表現を併せ持つ楽曲は、心に染み入る歌声とともに多くのリスナーの共感を呼んでいます。

繊細な感性と表現力豊かな歌声に魅力を感じる方にオススメのアーティストです。