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歌が上手い。歌唱力が高い日本の女性歌手

ひと口に「歌が上手い」と言っても、その方向はさまざま。

驚異的にピッチ(音程)が安定していたり、超人的な音域があったり、絶妙なリズム感を持っていたり、圧倒的な歌声であったり。

今回は、そんな様々な方向から「歌が上手い」と定評のある女性シンガーさんたち、また僕が長年のボーカルプロデューサー、ボイストレーナーとしての経験から「この人は上手い!」と思う女性シンガーさんたちをピックアップしてみました。

もちろん、シンガー、ボーカリストの魅力は必ずしも「歌の上手さ」にだけあるわけではありませんが、たまには「上手さ」にこだわって聴いてみるのも良いのではないでしょうか?

シンガーを目指す方のご参考にもしていただけると幸いです。

歌が上手い。歌唱力が高い日本の女性歌手(71〜80)

Caramel Pain星街すいせい

Caramel Pain / 星街すいせい(official)
Caramel Pain星街すいせい

バーチャルアイドルとして2018年3月から活躍する星街すいせいさんは、透明感のある歌声と抜群の歌唱力で多くの音楽ファンを魅了しています。

ポップスを軸に、エレクトロニカやロックまで幅広いジャンルで実力を発揮。

2019年に音楽レーベル「イノナカミュージック」からデビューを果たし、2021年9月にはアルバム『Still Still Stellar』でオリコン週間デジタルアルバムランキング1位を獲得。

2022年には音楽プロデューサーTAKU INOUEとのユニット「Midnight Grand Orchestra」を結成し、メジャーデビューも果たしています。

力強さと繊細さを兼ね備えた歌声は、心に響く表現力と相まって多くのリスナーを魅了しています。

透き通るような美しい歌声に癒やされたい方にオススメのアーティストです。

春はトワに目覚める (Ver.1)UA

MONDO GROSSO / 春はトワに目覚める (Ver.1) (Short Edit)
春はトワに目覚める (Ver.1)UA

UAとMONDO GROSSOのコラボによる楽曲で、2017年6月リリースのMONDO GROSSOのアルバム『何度でも新しく生まれる』に収録。

CDにはVersion 2が収録され、この動画のVersion 1はiTunes Store先行配信版に収録されている。

ソウル、ジャズ、レゲエ、ダブ、エレクトロ、民族音楽など多種多様な音楽の要素を取り入れたUAの少々憂いを秘めながらも野性的な力強さを持ったUAのボーカルと、本作でMONDO GROSSOが体現したディープハウス的な方向の楽曲がベストマッチしていますね。

UAの歌唱は、「息」の使い方がとても上手いですね。

ブレスノイズを巧みに使ったリズム表現、ファルセットからミドルボイスでの息遣いなど、非常にソウルフルに曲を彩っています。

mint宇野実彩子 (AAA)

宇野実彩子 (AAA) / 「mint」Music Video
mint宇野実彩子 (AAA)

ダンスボーカルグループAAA(トリプルエー)のメインボーカル、宇野実彩子のソロ名義としての3rdシングルで2019年5月リリース。

中学生の時に1ヶ月半のイギリス留学経験のあると言う彼女、ともすれば野暮ったく聞こえてしまう日本語のダンスナンバーを洋楽のように歌いこなしているのは、英語圏の生活を肌感覚で知っているからこそなのかもしれないですね。

また、普段から食事やフィットネスなどにも気を配り、食事・健康・美容に関する生活の公認ファスティングカウンセラーとしても活動しているということで、決していわゆる本格派シンガーと呼ばれる人たちのような太い声ではないものの、しっかりと芯のある歌声は、きっと日頃からの腹筋コントロールの鍛錬の賜物と言えるでしょう。

AAAの楽曲でもそうですが、少し機械っぽく加工した声のサウンドプロデュースの方向も、彼女の声質を生かしたものとなっていますね。

にじいろ絢香

絢香さんはデビュー当時から、その歌唱力が高く評価されていたシンガーさんですが、その歌唱力や表現力の高さは彼女の代表曲である『にじいろ』の少し弾んだリズムの軽快な楽曲の中でも健在。

その少しハスキーで魅力的な倍音成分を多く含んだ歌声の魅力を存分に味わえるんですよね。

この楽曲の中では決して超人的な歌唱は披露されていませんが、このようなシンプルで口ずさみやすいメロディの中でも安定した歌唱と高い表現力を感じさせてくれる歌唱は「さすが!!」の一言ですね!

SAYONARAベイベー加藤ミリヤ

加藤ミリヤ 『SAYONARAベイベー』
SAYONARAベイベー加藤ミリヤ

加藤ミリヤの通算13作目のシングルで、リリースは2008年9月。

10歳から作詞を始めたと言う彼女の20代最初のシングル作品としても知られていますね。

安室奈美恵やローリン・ヒル、宇多田ヒカルなどに憧れて歌を始めたと言う彼女の歌唱ですが、そのしっかりとした歌唱にはローリン・ヒルや宇多田ほどにはブラックミュージックの影響はあまり感じさせないストレートなものとして仕上がっていて、女性ボーカルのJ-POP作品としてとても聴きやすいものになっていますね。

ただし、曲中で時折出てくる一瞬のハイトーンでの声の切り替え(ファルセット、ミドルボイス)や、その使い所は非常に的を射たものなっていて、楽曲に「洋楽テイスト」を与えることに貢献していると思います。

恋の色ヒグチアイ

ヒグチアイ / 恋の色 【Official Video】 | Ai Higuchi ‘Koi no Iro’
恋の色ヒグチアイ

シンガーソングライターとしてご活躍中のヒグチアイさん。

配信限定シングルで、2023年7月リリース。

ピアノとストリングス中心のシンプルなバックトラックの上で、見事な歌唱を聴かせてくれています。

とくに中高域の力強いアルトボイスで歌われているところで、彼女の歌声の魅力を存分に楽しめます。

フレーズに終わりの処理の仕方、メロディの中での休符の使い方、効果的なブレスノイズの入れ方などに着目して聴くと、彼女の卓越した歌唱表現力を実感していただけると思います。

珍島物語天童よしみ

天童よしみは幼少時からのど自慢大会に出場していた演歌歌手です。

1996年にリリースされた「珍島物語」は、130万枚以上を売り上げるロングヒット曲となりました。

第38回日本レコード大賞最優秀歌唱賞を受賞しています。