歌が上手い。歌唱力が高い日本の女性歌手
ひと口に「歌が上手い」と言っても、その方向はさまざま。
驚異的にピッチ(音程)が安定していたり、超人的な音域があったり、絶妙なリズム感を持っていたり、圧倒的な歌声であったり。
今回は、そんな様々な方向から「歌が上手い」と定評のある女性シンガーさんたち、また僕が長年のボーカルプロデューサー、ボイストレーナーとしての経験から「この人は上手い!」と思う女性シンガーさんたちをピックアップしてみました。
もちろん、シンガー、ボーカリストの魅力は必ずしも「歌の上手さ」にだけあるわけではありませんが、たまには「上手さ」にこだわって聴いてみるのも良いのではないでしょうか?
シンガーを目指す方のご参考にもしていただけると幸いです。
歌が上手い。歌唱力が高い日本の女性歌手(101〜110)
喝采ちあきなおみ

昭和を彩った歌唱力のあるちあきなおみさんの『喝采』は、感動を誘う力強い歌声で多くの人々の心を魅了し続けています。
特に、その温かみのある低音域から繰り出されるメロディは聴き手を楽曲の世界へと誘います。
また、簡潔で心に残るメロディラインは、歌い手にとって覚えやすさも魅力の一つ。
音域やキーに配慮してアレンジされたカバーバージョンも多く存在し、年代を問わず幅広い層がこの楽曲を楽しむことができます。
シンプルながらもドラマチックに展開するこの名曲を通じて、今だからこそ、昭和歌謡の素晴らしさを再発見してみてはいかがでしょうか。
長崎ブルース青江三奈
1941年生まれの演歌・歌謡曲の世界で活躍した青江三奈さん。
1966年にデビューし、ハスキーな声とブルース演歌のスタイルで人気を博しました。
1968年には2曲のミリオンセラーを記録し、日本レコード大賞歌唱賞を受賞。
翌年には自身最大のヒット曲で2年連続の受賞を果たしています。
NHK紅白歌合戦にも18回出場し、歌手としての地位を確固たるものにしました。
1990年代にはジャズアルバムのリリースやブラジル公演など、幅広い音楽活動を展開。
1998年に病気を患いながらも音楽活動を続け、2000年7月に59歳で亡くなりました。
青江さんの楽曲は今日も多くの人々に愛され続けており、演歌ファンの方にぜひおすすめです。
下町の太陽倍賞千恵子

寅さんの妹さくらをはじめ、あまりに女優さんとしての活躍が目覚ましいため、歌手としての側面が薄れてしまうことは否めませんが、本当の美声の持ち主です。
それはそのはずで、松竹歌劇団で活躍されていたのですから、歌がうまくて当然なんです。
蜩長山洋子

長山さんの演歌デビュー曲です。
長山さんは民謡をやられていたのでとにかく声量があり、歌がうまいです。
年齢を重ねても変わらないあのキュートなお顔と抜群のスタイルで、その上歌もうまいとはまさに鬼に金棒です。
90年代に美人演歌歌手の台頭がありましたが、その中でも群を抜いていました。
JIKU〜未来戦隊タイムレンジャー佐々木久美

佐々木久美はスタジオミュージシャンとしても活躍している歌手です。
2000年にリリースされた「JIKU〜未来戦隊タイムレンジャー」は「未来戦隊タイムレンジャー」の主題歌で、スーパー戦隊シリーズのオープニングとしては初の女性単独ボーカル曲となりました。
歌が上手い。歌唱力が高い日本の女性歌手(111〜120)
明日への手紙手嶌 葵

独特の透明感のある歌声で知られる手嶌葵さん。
2006年、スタジオジブリ作品のテーマソングでデビューを飾りました。
優しく包み込むような歌声は、多くの映画やCMで起用され、聴く人の心を癒してくれます。
2014年にはアルバム『Ren’dez-vous』をリリース。
洋楽のカバーアルバムも多数発表し、幅広い音楽性を見せています。
中学生時代に登校拒否を経験し、音楽に救われた経験を持つ彼女の歌声には、聴く人の心に寄り添う温かさがあります。
繊細な歌唱力と表現力豊かな声で、癒しを求める人々の心を掴んで離しません。
semicolonyama

透明感のある歌声で注目を集めているyamaさん。
正体を明かさないミステリアスなアーティストですが、デジタルとアナログの融合による独自の音楽性で、若いリスナーを中心に絶大な支持を得ています。
エレクトロニカやインディー・ロックを基盤に、打ち込みと生楽器を巧みに組み合わせた楽曲で、新しい音楽の可能性を追求しています。
2023年に発売されたアルバム『awake&build』では、バンドサウンドと打ち込みの融合によって、従来の音楽の枠を超えた革新的な作品を生み出しました。
cinema staffの三島想平さんやマット・キャブさんといった実力派アーティストとのコラボレーションも実現。
透き通るような美しい歌声と文学的な歌詞で心を揺さぶる音楽性は、繊細な感性を持つ音楽ファンにピッタリです。





