RAG Music
素敵な音楽
search

歌が上手い。歌唱力が高い日本の女性歌手

ひと口に「歌が上手い」と言っても、その方向はさまざま。

驚異的にピッチ(音程)が安定していたり、超人的な音域があったり、絶妙なリズム感を持っていたり、圧倒的な歌声であったり。

今回は、そんな様々な方向から「歌が上手い」と定評のある女性シンガーさんたち、また僕が長年のボーカルプロデューサー、ボイストレーナーとしての経験から「この人は上手い!」と思う女性シンガーさんたちをピックアップしてみました。

もちろん、シンガー、ボーカリストの魅力は必ずしも「歌の上手さ」にだけあるわけではありませんが、たまには「上手さ」にこだわって聴いてみるのも良いのではないでしょうか?

シンガーを目指す方のご参考にもしていただけると幸いです。

歌が上手い。歌唱力が高い日本の女性歌手(101〜110)

bonsai (feat. CENT)詩羽

透明感のある歌声で聴く人を魅了する詩羽さん。

2021年9月、音楽ユニット水曜日のカンパネラに2代目ボーカルとして加入し、同年10月のPARCOカルチャーフェスでデビューを飾りました。

個性的な音楽性とファッションセンスで注目を集め、2021年には『ミスiD2021』で「アメイジング ミスiD2021」と「赤澤える賞」をダブル受賞。

2024年7月には、自身が全曲作詞作曲を手掛けたアルバム『うたうように、ほがらかに』を発表し、ソロアーティストとしても活動を開始。

内気な性格から、ファッションを通じて自己表現を見いだし、音楽の世界へと踏み出した彼女の歌声には、繊細さと力強さが共存しています。

アート性の高い表現と親しみやすい歌声のギャップにひかれる音楽ファンにピッタリのアーティストです。

夢の終わり 愛の始まりアンジュラ・アキ

アンジェラ・アキ「夢の終わり 愛の始まり」Music Video
夢の終わり 愛の始まりアンジュラ・アキ

アンジェラ・アキは2005年にメジャーデビューしたシンガーソングライターです。

この曲は2013年7月にリリースされたシングルで、塩野義製薬のセデス・ハイのCMソングとして使用されました。

オリコンチャートでは30位に入っています。

アイドル幾田りら(YOASOBI)

YOASOBI「アイドル」 Official Music Video
アイドル幾田りら(YOASOBI)

音楽ユニット、YOASOBIのシンガーとして活躍中の幾田りらさん。

決して圧倒的な音域や声量を誇るような方向の歌唱の上手さではありませんが、そのソフトな歌声を中心とした歌唱表現力には、とても高く評価するべき点があると思います。

楽曲全体を通して激しく複雑に上下するメロディに対して、巧みに適切に発声を切り替えながらも、トータルとしては淡々としたイメージの歌を聴かせてくれています。

前述のように、決して派手な「上手さ」を誇るシンガーさんではありませんが、そのシンガーとしての魅力、実力は絶大なものがあると言っていいでしょう。

やさしい気持ちChara

Chara「やさしい気持ち」OFFICIAL MUSIC VIDEO
やさしい気持ちChara

日本の女性シンガー、CHARAの1997年4月リリースの14作目のシングル。

もはや定評のあると言っていいCHARAの個性的な歌唱はこの曲でも健在!「息成分」を多く含んだウィスパーボイス系の歌唱は、パッと聞くと誰にでも簡単にマネできそうな楽な歌唱に聞こえるかもしれませんが、実はこのウィスパーボイスって、実際にやってみると歌として成立させるにはとても難しく、それをここまで使いこなして「個性」にまで昇華させているのは見事と言うしかないでしょう。

ウィスパーボイス中心にまとめた歌唱の中で、サビの絞り出すような地声のハイトーンも効果的に使われていて、ウィスパー系シンガーのお手本のような作りになっていると思います。

ウィスパーボイスについての詳しい解説を見たい方は、こちらあたりをご参考にしてみてください。

https://aqua-cube.jp/1546/

LiSA

LiSA 『炎』 -MUSiC CLiP-
炎LiSA

LiSAさんは、日本の女性ソロシンガーで、2010年にメジャーデビュー。

今回ご紹介している『炎』は、少し重めのスローテンポのロックソングですが、この楽曲でも彼女は見事な歌唱を披露してくれています。

とくにサビの最高音の歌唱で、1コーラス目ではファルセット(裏声)を使って優しく歌っていて、一瞬「もしかして高音は苦手なの??」と思わせておきながら、2コーラス目以降では、見事な地声のヘッドボイスによる突き抜けるようなハイトーンで歌唱しているという表現力の豊かさには、聴いていて圧倒されるものがありますね。

筆者のようなプロデューサーの立場からすると、ぜひ一度、現場でディレクションしてみたい!!と思わせてくれる素晴らしいシンガーさんだと思います。

歌が上手い。歌唱力が高い日本の女性歌手(111〜120)

何度も青山テルマ

青山テルマは子供の頃からゴスペルを習っていました。

2008年にリリースされた「何度も」は代表曲の一つであり、ニンテンドーDS用のソフト「大合奏!

バンドブラザーズDX」のCMソングとして使われました。

オリコンチャートでは6位に入っています。

本当の恋May J.

May J. / 『本当の恋 [Orchestra ver.]』(10/8 発売 アルバム『Imperfection』より)
本当の恋May J.

May J.は8歳の時にオペラの初舞台を踏んだという歌手です。

「本当の恋」は2014年にリリースされた楽曲で、オリコンでトップ10にはいった初のシングルとなりました。

テレビドラマ「同窓生 〜人は、三度、恋をする〜」の挿入歌として使われています。