歌が上手い。歌唱力が高い日本の女性歌手
ひと口に「歌が上手い」と言っても、その方向はさまざま。
驚異的にピッチ(音程)が安定していたり、超人的な音域があったり、絶妙なリズム感を持っていたり、圧倒的な歌声であったり。
今回は、そんな様々な方向から「歌が上手い」と定評のある女性シンガーさんたち、また僕が長年のボーカルプロデューサー、ボイストレーナーとしての経験から「この人は上手い!」と思う女性シンガーさんたちをピックアップしてみました。
もちろん、シンガー、ボーカリストの魅力は必ずしも「歌の上手さ」にだけあるわけではありませんが、たまには「上手さ」にこだわって聴いてみるのも良いのではないでしょうか?
シンガーを目指す方のご参考にもしていただけると幸いです。
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歌が上手い。歌唱力が高い日本の女性歌手(81〜100)
やさしい気持ちChara

日本の女性シンガー、CHARAの1997年4月リリースの14作目のシングル。
もはや定評のあると言っていいCHARAの個性的な歌唱はこの曲でも健在!「息成分」を多く含んだウィスパーボイス系の歌唱は、パッと聞くと誰にでも簡単にマネできそうな楽な歌唱に聞こえるかもしれませんが、実はこのウィスパーボイスって、実際にやってみると歌として成立させるにはとても難しく、それをここまで使いこなして「個性」にまで昇華させているのは見事と言うしかないでしょう。
ウィスパーボイス中心にまとめた歌唱の中で、サビの絞り出すような地声のハイトーンも効果的に使われていて、ウィスパー系シンガーのお手本のような作りになっていると思います。
ウィスパーボイスについての詳しい解説を見たい方は、こちらあたりをご参考にしてみてください。
fragile持田香織(Every Little Thing)

2001年1月リリース、Every Little Thing、17枚目のシングル。
テレビ番組「あいのり」の主題歌にもなっていましたね。
本稿のテーマは「歌が上手い。
歌唱力が高い日本の女性歌手」となっていますが、このELTのボーカルの持田香織のシンガーとしての魅力は、決して本格派シンガーと感じさせない、いい意味での素人っぽさにあるのでは?と思います。
決して歌うためにきっちり作られた声ではなく、ともすればどこにでもいるカラオケ好きのお姉さん的な声での歌唱でありながら、芯の部分の力強さは十分にあり、その力強さに支えられた安定した歌唱は、デビュー後からずっと第一線を走り続けてきた彼女のキャリアに裏打ちされたものなのかもしれません。
「安易にマネしようとするとケガするよ?」とでも言いたげな自信にあふれた歌声ですね。
越冬つばめ森昌子

1972年にデビューした森昌子さんは、演歌と歌謡曲を主なジャンルとする日本の元歌手・女優です。
13歳でグランドチャンピオンに輝いた「スター誕生!」から、その歌唱力は高く評価されてきました。
デビュー曲『せんせい』をはじめ、多くのヒット曲を生み出し、1983年には『越冬つばめ』で日本レコード大賞最優秀歌唱賞を受賞。
美空ひばりさんに可愛がられ、都はるみさんの楽曲をカバーするなど、その実力は広く認められています。
森昌子さんの安定した歌唱力と豊かな表現力は、演歌や歌謡曲を愛する方々にぜひ聴いていただきたい魅力的なものです。
人生一路美空ひばり

美空ひばりさんの『人生一路』は、彼女の強く情感豊かなボーカルと、人生の荒波を力強く乗り越えるメッセージが心に響く名曲です。
楽曲の中で聴ける、彼女の豊かな表現力や圧倒的な歌唱力は、聴く者に深い感動を呼びます。
音程の正確さと感情のこもった歌声は、今も多くの人々を勇気づけています。
聴く度に新たな魅力が発見でき、歌唱技術の高さだけでなく、歌い手の心意気までもが伝わってくるのが、この曲の大きな魅力の一つです。
敏感な耳を持つ音楽ファンなら、ひばりさんのこの真摯なパフォーマンスに、必ずや何度も耳を傾けることでしょう。
歌が上手い。歌唱力が高い日本の女性歌手(101〜120)
Gift~あなたはマドンナ~土岐麻子

女性ジャズシンガー、土岐麻子の2011年1月リリースの2ndシングル。
ジャズサックス奏者の土岐英史を父親に持つ彼女、おそらく幼少時から父の音楽に親しんで育ってきたのであろうことを思わせる、非常に玄人っぽい、「これぞプロシンガー!」と言える歌唱を聴かせてくれます。
自身の名義の曲以外にも多数のCMソングなどを担当しているそうで、まさにプロシンガーですね。
そんな「プロっぽさ」を十分に発揮しながらも、自身の歌の上手さをひけらかすような押し付けがましい歌には決してなっていないところが素晴らしいと思います。
そんな歌唱であるからこそ、この曲のようなちょっと可愛い歌詞もリアリティを持って聴く人に伝わるものとなっているのでしょう。
LOVE ~Destiny~浜崎あゆみ

浜崎あゆみは1998年に歌手としてデビューし、「女子高生のカリスマ」の異名で呼ばれるようになりました。
「LOVE〜Destiny〜」は1999年にリリースされたシングルで、テレビドラマ「セミダブル」で挿入歌として使われました。