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歌が上手い。歌唱力が高い日本の女性歌手

ひと口に「歌が上手い」と言っても、その方向はさまざま。

驚異的にピッチ(音程)が安定していたり、超人的な音域があったり、絶妙なリズム感を持っていたり、圧倒的な歌声であったり。

今回は、そんな様々な方向から「歌が上手い」と定評のある女性シンガーさんたち、また僕が長年のボーカルプロデューサー、ボイストレーナーとしての経験から「この人は上手い!」と思う女性シンガーさんたちをピックアップしてみました。

もちろん、シンガー、ボーカリストの魅力は必ずしも「歌の上手さ」にだけあるわけではありませんが、たまには「上手さ」にこだわって聴いてみるのも良いのではないでしょうか?

シンガーを目指す方のご参考にもしていただけると幸いです。

歌が上手い。歌唱力が高い日本の女性歌手(111〜120)

蒲公英幾田りら

幾田りら「蒲公英」Official Music Video
蒲公英幾田りら

YOASOBIのボーカル、ikuraさんとしても活躍中の幾田りらさんの通算8作目の配信限定シングルで、2023年1月リリース。

ちなみにタイトルの『蒲公英』は「タンポポ」と読みます。

かねてから、その魅力的なハイトーンボイスには定評のある幾田りらさんですが、その魅力はこの楽曲でも健在!! しっかりと高次倍音成分を響かせた地声とソフトなファルセットボイス(裏声)を巧みに切り替えて使いこなすことで、見事な歌唱を聴かせてくれています。

一般の皆さんがこれをカラオケで再現できれば、きっと周囲からの賞賛を浴びることができるでしょう。

でも、くれぐれも喉を締め付けて無理に高音を出そうとはしないでくださいね。

Heart to you ~夜が終わる前に~ANNA

角松敏生さんプロデュースの女性シンガーを集めたプロジェクト、VocalandのシンガーとしてデビューしたANNAさんの楽曲で、1996年リリース。

当時読んだ角松さんのインタビューによると、いわゆるコムロ系の楽曲、シンガーが高評価されていることへのアンチテーゼとして、「歌唱力の高さ」を重視した作品をリリースするという目論見があったようです。

その角松さんの狙い通り、このANNAさんの歌唱力も素晴らしいものがあり、筆者としても、もっと評価されてほしかったなぁ…という思いがありますね。

何度も青山テルマ

青山テルマは子供の頃からゴスペルを習っていました。

2008年にリリースされた「何度も」は代表曲の一つであり、ニンテンドーDS用のソフト「大合奏!

バンドブラザーズDX」のCMソングとして使われました。

オリコンチャートでは6位に入っています。

涙を抱いた渡り鳥水前寺清子

水前寺清子「涙を抱いた渡り鳥」(オフィシャルオーディオ)
涙を抱いた渡り鳥水前寺清子

熊本県出身の歌手、女優として知られる水前寺清子さん。

1965年にデビューし、『三百六十五歩のマーチ』で一世を風靡しました。

NHK紅白歌合戦には22回連続出場し、4回も紅組司会を務めるなど、その歌唱力と存在感は抜群。

1970年には主演ドラマで56.3%という驚異的な視聴率を記録。

明るく元気な歌声と、どこか懐かしさを感じさせる温かみのある歌唱は、幅広い世代に愛され続けています。

健康面での苦難を乗り越え、今なお精力的に活動を続ける姿勢には、多くの人が勇気づけられているのではないでしょうか。

女の港大月みやこ

ものすごく色っぽい曲です。

出だしがなんともいえない歌詞です。

その歌詞の世界を見事に大月さんは表現されています。

大月さんが歌うとぱっと頭の中に情景が浮かびます。

通い妻という言葉はなかなか今では使われませんが、この歌を聴くとこういう女性になりたいと思ってしまいます。

ダンバインとぶMIQ

MIQはかつては「MIO」名義で活動していた歌手で、パワフルな歌声が聴きどころです。

アニメソングを多く歌っており、「ダンバインとぶ」は「聖戦士ダンバイン」のオープニングテーマとして使われました。

なお、歌詞を作った井荻麟は富野由悠季の別名義です。

無言坂香西かおり

レコード大賞受賞曲です。

香西さんはいわゆるド演歌も見事歌いこなす方ですが、このようなどちらかというと演歌っぽくない曲を歌わせても一流です。

作曲はあの有名な玉置浩二さん。

この曲の後も、何度か玉置さんとコンビを組んで楽曲を発表されています。