歌が上手い。歌唱力が高い日本の女性歌手
ひと口に「歌が上手い」と言っても、その方向はさまざま。
驚異的にピッチ(音程)が安定していたり、超人的な音域があったり、絶妙なリズム感を持っていたり、圧倒的な歌声であったり。
今回は、そんな様々な方向から「歌が上手い」と定評のある女性シンガーさんたち、また僕が長年のボーカルプロデューサー、ボイストレーナーとしての経験から「この人は上手い!」と思う女性シンガーさんたちをピックアップしてみました。
もちろん、シンガー、ボーカリストの魅力は必ずしも「歌の上手さ」にだけあるわけではありませんが、たまには「上手さ」にこだわって聴いてみるのも良いのではないでしょうか?
シンガーを目指す方のご参考にもしていただけると幸いです。
歌が上手い。歌唱力が高い日本の女性歌手(41〜60)
涙そうそう夏川りみ

日本の女性シンガー、夏川りみさん。
小さい頃から歌が得意だったようで、彼女の出身地である沖縄県石垣市の石垣ケーブルテレビ主催の『第1回ちびっこのど自慢大会』で優勝したのを皮切りに、全国各地の大会で賞を総なめにするようになり、1984年には「素人名人会ちびっ子大会」でも優勝しました。
その後、中学1年生の時に第10回『長崎歌謡祭』に出場し、史上最年少でグランプリを獲得したことをきっかけにメジャーレーベルからスカウトされ、プロとしてのキャリアをスタートしました。
プロとしての最初のキャリアは、演歌歌手の星美里としてのものでしたが、その後、1999年に現在の夏川りみとして再デビューを果たしました。
彼女の歌声の魅力は、なんと言ってもその「癒しのパワー」にあるのではないでしょうか。
力強く、説得力のある歌唱、歌声ながらも、決してそれが押し付けがましくなく、聴いていると、とてもほのぼのとした気持ちにさせてくれます。
高い歌唱力を持ちながらも、それを決してひけらかすような歌い方をしない、とてもステキなシンガーさんですね!
残響散歌Aimer

このAimerさん、いい意味で少し曇った歌声がとても魅力的なシンガーさんですが、その歌声が、どちからといえばクリアで突き抜けるような声の方が合うことが多い激しいロック調の楽曲の中でも、とても魅力的に響いていることが多いように感じます。
筆者の勝手なイメージですが、宇多田ヒカルさんがロックを歌っているようなイメージ…と言えばわかりやすいでしょうか。
J-POP、J-ROCKのある意味での新しい方向性を感じさせてくれるシンガーさんだと思います。
また君に恋してる坂本冬美

坂本冬美さんは、和歌山県出身、1967年3月生まれの日本の演歌歌手。
1986年にNHKの『勝ち抜き歌謡天国』(和歌山大会)で勝ち抜いて名人となり、1987年に『あばれ太鼓』で演歌歌手としてデビューし、これが80万枚を超える第ヒット曲となり、同年の『第29回日本レコード大賞』などで数々の新人賞を獲得しました。
演歌歌手と言えば、皆さんそれなりに高い歌唱力を持つ方がほとんどですが、この坂本冬美さんの低域から高域まで、すべての音域で、しっかりとした高次倍音成分を含んだクリアな歌声は、唯一無二の魅力的なものだと思います。
楽曲中の各フレーズの終わり方の処理の仕方なども素晴らしいと思います。
Anything Goes!大黒摩季

大黒摩季は小学生の頃から作曲を行っていたシンガーソングライターです。
「Anything Goes!」は2010年にリリースされたシングルで、「仮面ライダーオーズ/OOO」の主題歌として使われました。
後にバラードバージョンもリリースされています。
STARS中島美嘉

中島美嘉はSD SINGERS REVIEWに合格し、2001年にデビューしました。
ファーストシングルの「STARS」は、中島自身も出演していたテレビドラマ「傷だらけのラブソング」の主題歌として使われました。