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素敵な音楽

歌が上手い。歌唱力が高い日本の女性歌手

ひと口に「歌が上手い」と言っても、その方向はさまざま。

驚異的にピッチ(音程)が安定していたり、超人的な音域があったり、絶妙なリズム感を持っていたり、圧倒的な歌声であったり。

今回は、そんな様々な方向から「歌が上手い」と定評のある女性シンガーさんたち、また僕が長年のボーカルプロデューサー、ボイストレーナーとしての経験から「この人は上手い!」と思う女性シンガーさんたちをピックアップしてみました。

もちろん、シンガー、ボーカリストの魅力は必ずしも「歌の上手さ」にだけあるわけではありませんが、たまには「上手さ」にこだわって聴いてみるのも良いのではないでしょうか?

シンガーを目指す方のご参考にもしていただけると幸いです。

歌が上手い。歌唱力が高い日本の女性歌手(51〜60)

STARS中島美嘉

中島美嘉 『STARS』 MUSIC VIDEO Shorts ver.
STARS中島美嘉

中島美嘉はSD SINGERS REVIEWに合格し、2001年にデビューしました。

ファーストシングルの「STARS」は、中島自身も出演していたテレビドラマ「傷だらけのラブソング」の主題歌として使われました。

雪椿小林幸子

演歌界の大御所として知られる小林幸子さん。

1964年、わずか10歳でデビューし、1979年の『おもいで酒』で一躍スターダムに。

日本レコード大賞最優秀歌唱賞を受賞し、200万枚を突破する大ヒットとなりました。

その圧倒的な歌唱力と独特の世界観で、多くのファンを魅了し続けています。

2015年の紅白歌合戦では、特別枠での出演やインターネットとのコラボ演出で話題に。

最近では「ラスボス」の愛称で親しまれ、YouTubeチャンネルでも活躍中。

演歌だけでなく、幅広いジャンルに挑戦する姿勢は、音楽の可能性を信じる全ての人におすすめです。

薔薇のように咲いて 桜のように散って松田聖子

松田聖子 – 「薔薇のように咲いて 桜のように散って」ミュージックビデオ(Short Ver.)
薔薇のように咲いて 桜のように散って松田聖子

2016年9月リリースの松田聖子、通算82枚目のシングル。

作詞、作曲、アレンジは、X JapanのYOSHIKIで、TBS系火曜ドラマ『せいせいするほど、愛してる』の主題歌に起用されています。

1980年のデビュー当時は、決して歌が上手いとは言えない、可愛いアイドルだった「聖子ちゃん」。

しかし、すっかり大人のシンガーとして成長していることがよくわかる歌唱になっています。

30年以上に及ぶ歌手生活は伊達ではないことを雄弁に物語っていますね!

YOSHIKI x 松田聖子という異色の(?)のコラボが楽しめるのも、この楽曲の聴きどころでしょう。

ソフトなピアノの音色と高音の倍音成分の多い松田聖子の声が絶妙にマッチしていて、とても気持ちよく聴ける一曲に仕上がっています。

やさしさで溢れるようにJUJU

JUJU 『やさしさで溢れるように』
やさしさで溢れるようにJUJU

日本の女性シンガー、JUJUの9作目のシングルでリリースは2009年2月。

高い歌唱力で定評のあるJUJUですが、元々ジャズに強く影響を受けていた彼女の歌唱は、デビュー当時は子音の発音など今とは全く違ったもので、また喫煙していたこともあって、現在のような透明感のあるハイトーンを生かしたものではなかったそう。

喫煙を止めることで声がクリアになり、音域も広がったとのことなので、歌う人間にとってタバコは良くない!と言う好例かもしれないですね。

彼女の歌唱、ジャズに影響を受けているだけあってか、16ビート感を失わないバイブのある歌唱も特筆ものですね。

歌が上手い。歌唱力が高い日本の女性歌手(61〜70)

One Last Kiss宇多田ヒカル

日本の女性シンガーソングライターの宇多田ヒカルさん。

彼女が非常に高い歌唱力を持たれていることは、ここであらためて筆者が技わざ言及しなくてもいいくらい、日本のファンの皆さんやリスナーの方もすでにご認識されていますよね!

その歌唱力、歌唱表現力の高さは今回ここでご紹介させていただく、アニメ映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』のテーマソングでもある『One Last Kiss』でも存分に発揮されています。

とくに、彼女のようないわゆる「R&B系シンガー」の必須テクニックと言っても過言ではない、ミドルボイス(ミックスボイス)を巧みに使った歌唱表現は見事としか言いようがないと思います。

また、ニューヨーク生まれで英語環境でお育ちになったということも大いに関係するのではないかと思いますが、楽曲の中で「休符を歌う」ということがしっかりと実現されていて、スロー〜ミドルテンポのこの曲のような曲調の歌唱でも、歌が決して平板になっていないところも見事ですね!

筆者も普段のレコーディング業務等で、この「休符を歌う」ことの重要さをディレクションすることが多いですが、なかなかここまで見事に16分音符の裏拍まで表現してくれる日本人シンガーは少ないですよ。

春はトワに目覚める (Ver.1)UA

MONDO GROSSO / 春はトワに目覚める (Ver.1) (Short Edit)
春はトワに目覚める (Ver.1)UA

UAとMONDO GROSSOのコラボによる楽曲で、2017年6月リリースのMONDO GROSSOのアルバム『何度でも新しく生まれる』に収録。

CDにはVersion 2が収録され、この動画のVersion 1はiTunes Store先行配信版に収録されている。

ソウル、ジャズ、レゲエ、ダブ、エレクトロ、民族音楽など多種多様な音楽の要素を取り入れたUAの少々憂いを秘めながらも野性的な力強さを持ったUAのボーカルと、本作でMONDO GROSSOが体現したディープハウス的な方向の楽曲がベストマッチしていますね。

UAの歌唱は、「息」の使い方がとても上手いですね。

ブレスノイズを巧みに使ったリズム表現、ファルセットからミドルボイスでの息遣いなど、非常にソウルフルに曲を彩っています。

もし君を許せたら家入レオ

家入レオ – 「もし君を許せたら」(フジテレビ系月9ドラマ「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」主題歌)
もし君を許せたら家入レオ

高次倍音成分をたくさん含んでいると思われる、明るい…というよりは非常に輝きのある優しい歌声は、歌が始まった途端に一瞬にして聴く人の耳を奪ってしまう魅力を備えていますね。

圧倒的な声量や音域などで圧倒するような歌唱ではありませんが、優しく語りかけるようなソフトな歌声の中にある説得力は、生来のものと思われる、その魅力的な歌声と融合して非常に高い完成度を誇る楽曲、歌唱になっていますね。

こういう歌、実際やってみるとなかなか歌えるものじゃないですよ!