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歌が上手い。歌唱力が高い日本の女性歌手

ひと口に「歌が上手い」と言っても、その方向はさまざま。

驚異的にピッチ(音程)が安定していたり、超人的な音域があったり、絶妙なリズム感を持っていたり、圧倒的な歌声であったり。

今回は、そんな様々な方向から「歌が上手い」と定評のある女性シンガーさんたち、また僕が長年のボーカルプロデューサー、ボイストレーナーとしての経験から「この人は上手い!」と思う女性シンガーさんたちをピックアップしてみました。

もちろん、シンガー、ボーカリストの魅力は必ずしも「歌の上手さ」にだけあるわけではありませんが、たまには「上手さ」にこだわって聴いてみるのも良いのではないでしょうか?

シンガーを目指す方のご参考にもしていただけると幸いです。

歌が上手い。歌唱力が高い日本の女性歌手(81〜100)

ワダツミの木元ちとせ

奄美大島の民謡にルーツを持つシンガー、元ちとせのデビュー曲で、リリースは2002年6月。

奄美民謡歌手(唄者)としても知られる彼女の歌声は、あきらかにロックやポップスをルーツとするシンガーとは一線を画するもので、特に高音での発声法やいわゆる「コブシ回し」(と言っていいのかどうか少々不安ではありますが…)などには、とても「島唄」を感じさせるものがあります。

まさに伝統芸能とポップスの融合と言ってもいいのかもしれませんね。

神様アイナ・ジ・エンド

アイナ・ジ・エンド – 神様 [Official Music Video]
神様アイナ・ジ・エンド

アイナ・ジ・エンドさんは、日本の歌手、ダンサー、女性アイドル、シンガーソングライターで、6人組ガール・グループ・BiSHのメンバーとしても活躍されています。

筆者は本稿を書くに当たって初めて、このアイナ・ジ・エンドさんの歌唱を聴いたのですが(寡聞にして無知で申し訳ありません…)、少しくぐもったような歌声がとても魅力的なシンガーさんですね。

また決して力まない歌唱の中でも的確に楽曲を表現した歌唱を披露されているところも賞賛に値するのではないかと思いました。

僕のところにレッスンに来る生徒さんの中にも、こういうボーカルスタイルに憧れている方は多いのですが、実際にやってみると非常に難しいスタイルなんですよね。

今日の日はさようなら森山良子

今日の日はさようなら 森山良子 1967
今日の日はさようなら森山良子

森山良子は、父がジャズ・トランペッター、母がジャズシンガーという音楽一家に生まれた歌手です。

「今日の日はさようなら」は1966年にリリースされたシングルで、ボーイスカウトなどでキャンプファイヤーの時に歌う曲としておなじみです。

RUNWAYステファニー

ステファニー – RUNWAY (prod by. ELIONE) [Official Music Video]
RUNWAYステファニー

アルメニア系アメリカ人の父と日本人の母を持つ、ハーフの日本人女性シンガー、ステファニーの楽曲で2018年9月リリース。

歌がうまい女性シンガーと言えばハイトーンをウリにする人が多い中、彼女の魅力は、この楽曲をお聞きいただいてもおわかりと思いますが、ハイトーンを使わない楽曲でも十分に魅力を発揮できていることでしょう。

人を引き込む力のある、とても深みのある声と、その声を最大限に生かした歌唱表現がとても魅力的ですね!

恋の色ヒグチアイ

ヒグチアイ / 恋の色 【Official Video】 | Ai Higuchi ‘Koi no Iro’
恋の色ヒグチアイ

シンガーソングライターとしてご活躍中のヒグチアイさん。

配信限定シングルで、2023年7月リリース。

ピアノとストリングス中心のシンプルなバックトラックの上で、見事な歌唱を聴かせてくれています。

とくに中高域の力強いアルトボイスで歌われているところで、彼女の歌声の魅力を存分に楽しめます。

フレーズに終わりの処理の仕方、メロディの中での休符の使い方、効果的なブレスノイズの入れ方などに着目して聴くと、彼女の卓越した歌唱表現力を実感していただけると思います。

Believeシェネル

シェネル(Che’Nelle) – Believe
Believeシェネル

シェネルのサードアルバム『ビリーヴ』収録曲で2012年7月リリース。

2012年7月13日に公開された映画『海猿』の第4作・『BRAVE HEARTS 海猿』の主題歌に抜てきされましたね。

とても壮大なバラード曲ですが、力強く、どこまで伸びるハイトーンと表現力豊かな歌唱は、とても日本人離れしたものを感じさせてくれます。

ハイトーンの練習素材としても最適な楽曲だと思いますので、歌がうまくなりたい方はぜひ彼女の歌を研究してみてくださいね!