歌が上手い。歌唱力が高い日本の女性歌手
ひと口に「歌が上手い」と言っても、その方向はさまざま。
驚異的にピッチ(音程)が安定していたり、超人的な音域があったり、絶妙なリズム感を持っていたり、圧倒的な歌声であったり。
今回は、そんな様々な方向から「歌が上手い」と定評のある女性シンガーさんたち、また僕が長年のボーカルプロデューサー、ボイストレーナーとしての経験から「この人は上手い!」と思う女性シンガーさんたちをピックアップしてみました。
もちろん、シンガー、ボーカリストの魅力は必ずしも「歌の上手さ」にだけあるわけではありませんが、たまには「上手さ」にこだわって聴いてみるのも良いのではないでしょうか?
シンガーを目指す方のご参考にもしていただけると幸いです。
歌が上手い。歌唱力が高い日本の女性歌手(81〜90)
童神島袋寛子

2013年7月リリース、島袋寛子の15枚目のシングル。
アーティストネームをSPEEDのデビュー当時から使用していたhiroから本名の島袋寛子に変更して初のシングルでもあります。
SPEEDでデビューした12歳の頃から、その年齢に似合わない高い歌唱力には定評のあった島袋ですが、この曲ではさらに「大人のシンガー」に成長した彼女の歌が存分に楽しめるものとなっています。
「童神」(わらびがみ)は、沖縄県の女性歌手、古謝美佐子(こじゃ みさこ)のカバー曲ですが、島袋の出身地でもある沖縄色の濃いメロディーや歌詞を十二分に表現しています。
曲の高い音の部分で聴かせる、おそらくは沖縄民謡の歌唱を引用したものと思われる声使いなどは本当に見事ですね。
Gift~あなたはマドンナ~土岐麻子

女性ジャズシンガー、土岐麻子の2011年1月リリースの2ndシングル。
ジャズサックス奏者の土岐英史を父親に持つ彼女、おそらく幼少時から父の音楽に親しんで育ってきたのであろうことを思わせる、非常に玄人っぽい、「これぞプロシンガー!」と言える歌唱を聴かせてくれます。
自身の名義の曲以外にも多数のCMソングなどを担当しているそうで、まさにプロシンガーですね。
そんな「プロっぽさ」を十分に発揮しながらも、自身の歌の上手さをひけらかすような押し付けがましい歌には決してなっていないところが素晴らしいと思います。
そんな歌唱であるからこそ、この曲のようなちょっと可愛い歌詞もリアリティを持って聴く人に伝わるものとなっているのでしょう。
黄砂に吹かれて工藤静香

工藤静香はおニャン子クラブの元メンバーで、1987年にソロデビューしました。
「黄砂に吹かれて」は1989年にリリースされたシングルで、中島みゆきが歌詞を作りました。
太陽誘電のカセットテープのCMソングとして起用されています。
喝采ちあきなおみ

昭和を彩った歌唱力のあるちあきなおみさんの『喝采』は、感動を誘う力強い歌声で多くの人々の心を魅了し続けています。
特に、その温かみのある低音域から繰り出されるメロディは聴き手を楽曲の世界へと誘います。
また、簡潔で心に残るメロディラインは、歌い手にとって覚えやすさも魅力の一つ。
音域やキーに配慮してアレンジされたカバーバージョンも多く存在し、年代を問わず幅広い層がこの楽曲を楽しむことができます。
シンプルながらもドラマチックに展開するこの名曲を通じて、今だからこそ、昭和歌謡の素晴らしさを再発見してみてはいかがでしょうか。
恋人がサンタクロース松任谷由実

ユーミンこと松任谷由実は、「恋愛歌の女王」と呼ばれることもある歌手です。
「恋人がサンタクロース」は代表曲で、1980年にリリースされたアルバム「SURF&SNOW」に収められました。
映画「私をスキーに連れてって」では挿入歌として使われています。
Grapefruit MoonTOMOO

ピアノの弾き語りを軸に、感情豊かな音楽世界を広げるシンガーソングライター、TOMOOさん。
ポップスやバラードを基調としながら、その枠にとらわれない独自の音楽性が魅力です。
2019年にメジャーデビューを果たし、『Present』や『あわいに』などの楽曲で注目を集めました。
ドラマ『全領域異常解決室』のエンディングテーマを手掛けたことも話題になりましたね。
ライブの評価が高く、2022年6月のLINE CUBE SHIBUYA公演は記憶に新しいです。
一聴すると静かな印象ですが、そのピアノプレイが生むうねるようなリズムとソウルフルな歌声のアンサンブルは、唯一無二のグルーヴを生み出します。
じっくりと音楽に身を委ね、心地よい揺れを感じたい人にオススメです。
歌が上手い。歌唱力が高い日本の女性歌手(91〜100)
愛の花あいみょん

あいみょんさんは、超人的な音域や声量を誇るようなシンガーさんというよりは、その素朴な歌声と楽曲が魅力のシンガーさんですが、低音域でも後ろに引っ込まないしっかりとした発声や、楽曲のパートごとでのリズムの取り方、歌のタイム感の使い分けなどに彼女の天性の才能を強く感じさせてくれます。
素朴なイメージのシンガーさんだけに、さらっと聞き流してしまうかもしれませんが、フレーズとフレーズの間の取り方、休符の扱い方などに着目して聴いてみてください。


