歌が上手い。歌唱力が高い日本の女性歌手
ひと口に「歌が上手い」と言っても、その方向はさまざま。
驚異的にピッチ(音程)が安定していたり、超人的な音域があったり、絶妙なリズム感を持っていたり、圧倒的な歌声であったり。
今回は、そんな様々な方向から「歌が上手い」と定評のある女性シンガーさんたち、また僕が長年のボーカルプロデューサー、ボイストレーナーとしての経験から「この人は上手い!」と思う女性シンガーさんたちをピックアップしてみました。
もちろん、シンガー、ボーカリストの魅力は必ずしも「歌の上手さ」にだけあるわけではありませんが、たまには「上手さ」にこだわって聴いてみるのも良いのではないでしょうか?
シンガーを目指す方のご参考にもしていただけると幸いです。
歌が上手い。歌唱力が高い日本の女性歌手(81〜90)
Believeシェネル

シェネルのサードアルバム『ビリーヴ』収録曲で2012年7月リリース。
2012年7月13日に公開された映画『海猿』の第4作・『BRAVE HEARTS 海猿』の主題歌に抜てきされましたね。
とても壮大なバラード曲ですが、力強く、どこまで伸びるハイトーンと表現力豊かな歌唱は、とても日本人離れしたものを感じさせてくれます。
ハイトーンの練習素材としても最適な楽曲だと思いますので、歌がうまくなりたい方はぜひ彼女の歌を研究してみてくださいね!
神様アイナ・ジ・エンド

アイナ・ジ・エンドさんは、日本の歌手、ダンサー、女性アイドル、シンガーソングライターで、6人組ガール・グループ・BiSHのメンバーとしても活躍されています。
筆者は本稿を書くに当たって初めて、このアイナ・ジ・エンドさんの歌唱を聴いたのですが(寡聞にして無知で申し訳ありません…)、少しくぐもったような歌声がとても魅力的なシンガーさんですね。
また決して力まない歌唱の中でも的確に楽曲を表現した歌唱を披露されているところも賞賛に値するのではないかと思いました。
僕のところにレッスンに来る生徒さんの中にも、こういうボーカルスタイルに憧れている方は多いのですが、実際にやってみると非常に難しいスタイルなんですよね。
炎LiSA

LiSAさんは、日本の女性ソロシンガーで、2010年にメジャーデビュー。
今回ご紹介している『炎』は、少し重めのスローテンポのロックソングですが、この楽曲でも彼女は見事な歌唱を披露してくれています。
とくにサビの最高音の歌唱で、1コーラス目ではファルセット(裏声)を使って優しく歌っていて、一瞬「もしかして高音は苦手なの??」と思わせておきながら、2コーラス目以降では、見事な地声のヘッドボイスによる突き抜けるようなハイトーンで歌唱しているという表現力の豊かさには、聴いていて圧倒されるものがありますね。
筆者のようなプロデューサーの立場からすると、ぜひ一度、現場でディレクションしてみたい!!と思わせてくれる素晴らしいシンガーさんだと思います。
今日の日はさようなら森山良子

森山良子は、父がジャズ・トランペッター、母がジャズシンガーという音楽一家に生まれた歌手です。
「今日の日はさようなら」は1966年にリリースされたシングルで、ボーイスカウトなどでキャンプファイヤーの時に歌う曲としておなじみです。
SAYONARAベイベー加藤ミリヤ

加藤ミリヤの通算13作目のシングルで、リリースは2008年9月。
10歳から作詞を始めたと言う彼女の20代最初のシングル作品としても知られていますね。
安室奈美恵やローリン・ヒル、宇多田ヒカルなどに憧れて歌を始めたと言う彼女の歌唱ですが、そのしっかりとした歌唱にはローリン・ヒルや宇多田ほどにはブラックミュージックの影響はあまり感じさせないストレートなものとして仕上がっていて、女性ボーカルのJ-POP作品としてとても聴きやすいものになっていますね。
ただし、曲中で時折出てくる一瞬のハイトーンでの声の切り替え(ファルセット、ミドルボイス)や、その使い所は非常に的を射たものなっていて、楽曲に「洋楽テイスト」を与えることに貢献していると思います。
RUNWAYステファニー

アルメニア系アメリカ人の父と日本人の母を持つ、ハーフの日本人女性シンガー、ステファニーの楽曲で2018年9月リリース。
歌がうまい女性シンガーと言えばハイトーンをウリにする人が多い中、彼女の魅力は、この楽曲をお聞きいただいてもおわかりと思いますが、ハイトーンを使わない楽曲でも十分に魅力を発揮できていることでしょう。
人を引き込む力のある、とても深みのある声と、その声を最大限に生かした歌唱表現がとても魅力的ですね!
歌が上手い。歌唱力が高い日本の女性歌手(91〜100)
LOVE ~Destiny~浜崎あゆみ

浜崎あゆみは1998年に歌手としてデビューし、「女子高生のカリスマ」の異名で呼ばれるようになりました。
「LOVE〜Destiny〜」は1999年にリリースされたシングルで、テレビドラマ「セミダブル」で挿入歌として使われました。





