歌が上手い。歌唱力が高い日本の女性歌手
ひと口に「歌が上手い」と言っても、その方向はさまざま。
驚異的にピッチ(音程)が安定していたり、超人的な音域があったり、絶妙なリズム感を持っていたり、圧倒的な歌声であったり。
今回は、そんな様々な方向から「歌が上手い」と定評のある女性シンガーさんたち、また僕が長年のボーカルプロデューサー、ボイストレーナーとしての経験から「この人は上手い!」と思う女性シンガーさんたちをピックアップしてみました。
もちろん、シンガー、ボーカリストの魅力は必ずしも「歌の上手さ」にだけあるわけではありませんが、たまには「上手さ」にこだわって聴いてみるのも良いのではないでしょうか?
シンガーを目指す方のご参考にもしていただけると幸いです。
- 【圧倒的歌唱力】人気の女性歌い手まとめ
- 【迫力】声量がすごい邦楽シンガーまとめ
- 令和も見逃せない。歌がうまい演歌歌手
- 演歌の歌姫。演歌界をリードする女性歌手まとめ
- 【クリスタルボイス】透明感のある歌声を持ったアーティスト
- 【歌えたらすごい!】女性のかっこいいカラオケソング
- 高音が魅力の女性アーティストの名曲。おすすめの人気曲
- 【女性アーティスト限定】Z世代におすすめしたい泣ける名曲
- 【2025】歌うのが難しい演歌~女性歌手編
- 日本のジャズシンガー。国内ジャズシーンを代表するジャズボーカル
- 女性に人気の名曲ランキング【2025】
- 歌手・ボーカル・アーティストオーディション一覧【2025】
- アニソンのおすすめ女性ボーカル
- 高音が気持ちいい名曲。魅惑のハイトーンボイス
歌が上手い。歌唱力が高い日本の女性歌手(61〜80)
SakuraMyuk

透き通るような澄んだ歌声と繊細な表現力で、リスナーの心を魅了するシンガーソングライターのMyukさん。
ポップスを基調としながら、エレクトロニカやオルタナティブな要素を織り交ぜた独自の音楽性で、幅広い層から支持を集めています。
2021年にメジャーデビューを果たし、人気アニメのエンディングテーマに抜てきされたことで一躍注目を集めました。
幼い頃からピアノやギターを習得し、地元のライブハウスで腕を磨いてきた努力家です。
SNSや動画配信サービスを通じて積極的な情報発信を行い、国内外のファンとの距離を縮めているのも魅力的です。
透明感のある歌声と日常の情景を描いた歌詞が印象的な楽曲は、心に染み入るような余韻を残してくれます。
繊細な歌声とともに、静かに心を癒やされたい方にオススメのアーティストです。
それを愛と呼ぶならUru

日本の女性シンガーソングライター、Uruさん。
これまでに数多くのタイアップを獲得しているため、彼女の曲を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか?
そんなUruさんの魅力といえば、ミックスボイスからファルセットの美しさが挙げられます。
神聖な雰囲気すら感じる透き通った歌声に魅了されたというリスナーは多いでしょう。
また、呟くような優しい歌い方や力強く広がりを感じさせる歌い方など、歌唱のコントラストの付け方は特筆に値します。
My Revolution渡辺美里

日本の女性シンガー、シンガーソングライターの渡辺美里さん。
今回ご紹介するの『My Revolution』は、その4作目のシングルで1986年1月22日リリース。
ちなみに作曲は小室哲哉さん。
近年のシンガーさんの歌唱は、その発声法や表現、楽曲など非常に複雑なものが多いのですが、この楽曲は非常に正統派なポップソングで、そこで聴ける渡辺美里さんの歌唱も、その発声、歌唱表現力など、とてもわかりやすい正統的な「歌の上手さ」を感じさせてくれます。
そういう意味では、今のお若い世代の方には少し時代を感じさせてしまう歌唱スタイルかもしれませんが、こういう正統派な歌唱スタイルは時代を超えて生き続きるものだと思います。
当時をリアルタイムで知らない世代の方にこそ聴いていただきたい女性ポップシンガーです。
One Last Kiss宇多田ヒカル

日本の女性シンガーソングライターの宇多田ヒカルさん。
彼女が非常に高い歌唱力を持たれていることは、ここであらためて筆者が技わざ言及しなくてもいいくらい、日本のファンの皆さんやリスナーの方もすでにご認識されていますよね!
その歌唱力、歌唱表現力の高さは今回ここでご紹介させていただく、アニメ映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』のテーマソングでもある『One Last Kiss』でも存分に発揮されています。
とくに、彼女のようないわゆる「R&B系シンガー」の必須テクニックと言っても過言ではない、ミドルボイス(ミックスボイス)を巧みに使った歌唱表現は見事としか言いようがないと思います。
また、ニューヨーク生まれで英語環境でお育ちになったということも大いに関係するのではないかと思いますが、楽曲の中で「休符を歌う」ということがしっかりと実現されていて、スロー〜ミドルテンポのこの曲のような曲調の歌唱でも、歌が決して平板になっていないところも見事ですね!
筆者も普段のレコーディング業務等で、この「休符を歌う」ことの重要さをディレクションすることが多いですが、なかなかここまで見事に16分音符の裏拍まで表現してくれる日本人シンガーは少ないですよ。
もし君を許せたら家入レオ

高次倍音成分をたくさん含んでいると思われる、明るい…というよりは非常に輝きのある優しい歌声は、歌が始まった途端に一瞬にして聴く人の耳を奪ってしまう魅力を備えていますね。
圧倒的な声量や音域などで圧倒するような歌唱ではありませんが、優しく語りかけるようなソフトな歌声の中にある説得力は、生来のものと思われる、その魅力的な歌声と融合して非常に高い完成度を誇る楽曲、歌唱になっていますね。
こういう歌、実際やってみるとなかなか歌えるものじゃないですよ!
飾りじゃないのよ涙は中森明菜

日本の歌手で女優の中森明菜さん。
アイドルの当たり年と言われた1982年にアイドルとしたデビューした彼女なので、世間であまりその「歌唱力」について評価される機会は少ないかもしれませんが、実は高い歌唱力を持ったシンガーさんだと思います。
たしかに誰もが驚くような超ハイトーンが得意とか男勝りのパワフルさはありませんが、おそらく彼女自身が最も得意とされているのであろう、中低域を生かした歌唱には、とても魅力を感じます。
派手さはないけれど、堅実な実力をお持ちのシンガーさんと言えるでしょう。
今回ご紹介している、この『飾りじゃないのよ涙は』でも、井上陽水さんによる難度の高いメロディを見事に歌いこなされていますね!