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歌が上手い。歌唱力が高い日本の女性歌手

ひと口に「歌が上手い」と言っても、その方向はさまざま。

驚異的にピッチ(音程)が安定していたり、超人的な音域があったり、絶妙なリズム感を持っていたり、圧倒的な歌声であったり。

今回は、そんな様々な方向から「歌が上手い」と定評のある女性シンガーさんたち、また僕が長年のボーカルプロデューサー、ボイストレーナーとしての経験から「この人は上手い!」と思う女性シンガーさんたちをピックアップしてみました。

もちろん、シンガー、ボーカリストの魅力は必ずしも「歌の上手さ」にだけあるわけではありませんが、たまには「上手さ」にこだわって聴いてみるのも良いのではないでしょうか?

シンガーを目指す方のご参考にもしていただけると幸いです。

歌が上手い。歌唱力が高い日本の女性歌手(71〜80)

明日も宮崎朝子(SHISHAMO)

日本の3ピースロックバンド “SHISHAMO”の曲で、2017年2月リリースのアルバム”SHISHAMO 4”に収録されています。

NTTドコモのCMソングにもなっていましたね。

ボーカル、宮崎朝子の魅力は、何と言っても、この曲でも存分に聞ける明るくクリアで元気いっぱいなストレートな歌唱でしょう。

一聴するとあまり「実力派」「技巧派」というような印象のない歌ですが、ピッチ、発声もすごく安定していて、曲のハイトーン部分も軽く優しく抜くようなファルセット(裏声)とストレートで突き抜けるような地声の高音を巧みに使い分けて、曲の世界観を十二分に表現しています。

明るく、可愛く、そして上手い!バンドをやられてる方の勉強材料としても最適な曲だと思いますよ!

ワダツミの木元ちとせ

奄美大島の民謡にルーツを持つシンガー、元ちとせのデビュー曲で、リリースは2002年6月。

奄美民謡歌手(唄者)としても知られる彼女の歌声は、あきらかにロックやポップスをルーツとするシンガーとは一線を画するもので、特に高音での発声法やいわゆる「コブシ回し」(と言っていいのかどうか少々不安ではありますが…)などには、とても「島唄」を感じさせるものがあります。

まさに伝統芸能とポップスの融合と言ってもいいのかもしれませんね。

木綿のハンカチーフ太田裕美

★木綿のハンカチーフ★ 大田裕美/1975年(S50)
木綿のハンカチーフ太田裕美

1955年生まれの日本の歌手・シンガーソングライターです。

フォークと歌謡曲のジャンルを超えた音楽性で、現在のJ-POP女性ボーカリストの道を開いたと言われています。

1975年に発売された代表曲は86.7万枚の大ヒットを記録。

ピアノを弾きながら歌うスタイルや、フォークソングの要素を取り入れた歌謡曲など、当時の通常のアイドルとは一線を画する音楽性が特徴です。

落ち着いた雰囲気の曲が多く、シンガーソングライターとしての個性と才能を反映しています。

30歳で結婚し2児の母となった後も、育児とのバランスを取りながら自分のペースで音楽活動を続けています。

懐かしい昭和の歌謡曲や、落ち着いた雰囲気の音楽が好きな方におすすめです。

歌が上手い。歌唱力が高い日本の女性歌手(81〜90)

手紙由紀さおり

日本の音楽シーンに長年輝き続ける由紀さおりさん。

1965年にデビューし、1969年の『夜明けのスキャット』で大ブレイク。

1970年には『手紙』でオリコン6週連続1位を獲得し、第12回日本レコード大賞歌唱賞に輝きました。

美しい歌声とスキャット唱法が魅力の彼女は、歌手だけでなく女優やテレビ司会者としても活躍。

「由紀さおりの素敵な音楽館」では、多彩なアーティストを迎えて名曲を披露していました。

驚異的な音程の安定性と絶妙なリズム感を持つ由紀さおりさんの歌声は、歌唱力の高さを追求したい方にぜひおすすめです。

越冬つばめ森昌子

森昌子 越冬つばめ (1986-06-29)
越冬つばめ森昌子

1972年にデビューした森昌子さんは、演歌と歌謡曲を主なジャンルとする日本の元歌手・女優です。

13歳でグランドチャンピオンに輝いた「スター誕生!」から、その歌唱力は高く評価されてきました。

デビュー曲『せんせい』をはじめ、多くのヒット曲を生み出し、1983年には『越冬つばめ』で日本レコード大賞最優秀歌唱賞を受賞。

美空ひばりさんに可愛がられ、都はるみさんの楽曲をカバーするなど、その実力は広く認められています。

森昌子さんの安定した歌唱力と豊かな表現力は、演歌や歌謡曲を愛する方々にぜひ聴いていただきたい魅力的なものです。

人生一路美空ひばり

美空ひばり 人生一路 1970 3 5
人生一路美空ひばり

美空ひばりさんの『人生一路』は、彼女の強く情感豊かなボーカルと、人生の荒波を力強く乗り越えるメッセージが心に響く名曲です。

楽曲の中で聴ける、彼女の豊かな表現力や圧倒的な歌唱力は、聴く者に深い感動を呼びます。

音程の正確さと感情のこもった歌声は、今も多くの人々を勇気づけています。

聴く度に新たな魅力が発見でき、歌唱技術の高さだけでなく、歌い手の心意気までもが伝わってくるのが、この曲の大きな魅力の一つです。

敏感な耳を持つ音楽ファンなら、ひばりさんのこの真摯なパフォーマンスに、必ずや何度も耳を傾けることでしょう。

ふりむかないでザ・ピーナッツ

ふりむかないで ザ・ピーナッツ 1962
ふりむかないでザ・ピーナッツ

ザ・ピーナッツは伊藤エミと伊藤ユミによる姉妹デュオで、日本のみならず海外でも評価を得ました。

「ふりむかないで」は1962年にリリースされたシングルで、キャンディーズや松雪泰子など、さまざまな歌手にカバーされています。