歌が上手い。歌唱力が高い日本の女性歌手
ひと口に「歌が上手い」と言っても、その方向はさまざま。
驚異的にピッチ(音程)が安定していたり、超人的な音域があったり、絶妙なリズム感を持っていたり、圧倒的な歌声であったり。
今回は、そんな様々な方向から「歌が上手い」と定評のある女性シンガーさんたち、また僕が長年のボーカルプロデューサー、ボイストレーナーとしての経験から「この人は上手い!」と思う女性シンガーさんたちをピックアップしてみました。
もちろん、シンガー、ボーカリストの魅力は必ずしも「歌の上手さ」にだけあるわけではありませんが、たまには「上手さ」にこだわって聴いてみるのも良いのではないでしょうか?
シンガーを目指す方のご参考にもしていただけると幸いです。
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歌が上手い。歌唱力が高い日本の女性歌手(31〜40)
涙そうそう夏川りみ

日本の女性シンガー、夏川りみさん。
小さい頃から歌が得意だったようで、彼女の出身地である沖縄県石垣市の石垣ケーブルテレビ主催の『第1回ちびっこのど自慢大会』で優勝したのを皮切りに、全国各地の大会で賞を総なめにするようになり、1984年には「素人名人会ちびっ子大会」でも優勝しました。
その後、中学1年生の時に第10回『長崎歌謡祭』に出場し、史上最年少でグランプリを獲得したことをきっかけにメジャーレーベルからスカウトされ、プロとしてのキャリアをスタートしました。
プロとしての最初のキャリアは、演歌歌手の星美里としてのものでしたが、その後、1999年に現在の夏川りみとして再デビューを果たしました。
彼女の歌声の魅力は、なんと言ってもその「癒しのパワー」にあるのではないでしょうか。
力強く、説得力のある歌唱、歌声ながらも、決してそれが押し付けがましくなく、聴いていると、とてもほのぼのとした気持ちにさせてくれます。
高い歌唱力を持ちながらも、それを決してひけらかすような歌い方をしない、とてもステキなシンガーさんですね!
また君に恋してる坂本冬美

坂本冬美さんは、和歌山県出身、1967年3月生まれの日本の演歌歌手。
1986年にNHKの『勝ち抜き歌謡天国』(和歌山大会)で勝ち抜いて名人となり、1987年に『あばれ太鼓』で演歌歌手としてデビューし、これが80万枚を超える第ヒット曲となり、同年の『第29回日本レコード大賞』などで数々の新人賞を獲得しました。
演歌歌手と言えば、皆さんそれなりに高い歌唱力を持つ方がほとんどですが、この坂本冬美さんの低域から高域まで、すべての音域で、しっかりとした高次倍音成分を含んだクリアな歌声は、唯一無二の魅力的なものだと思います。
楽曲中の各フレーズの終わり方の処理の仕方なども素晴らしいと思います。
NeverlandJASMINE

2009年に忽然とシーンに現れ、R&Bマニアから高い評価を集めたR&Bシンガー、JASMINEさん。
デビューして間もなく、世界的なR&BシンガーであるNe-Yoさんのオープニングアクトを務めるなど、R&B畑としては申し分ない活躍を見せてくれましたよね。
荒削りでありながらも、ソウルフルなボーカルが魅力で、不自然さがない感情的なシャウトやヒーカップにおいては、特に優れたシンガーと言えるでしょう。
ぜひチェックしてみてください。
Not Drunk (妖艶金魚)RIRI

今、アンダーグラウンドで注目を集めている女性R&Bデュオ、妖艶金魚。
ヒップホップとR&Bのなかでも、2000年代や1990年代後半などのディープな作品をイメージさせるコアな音楽性が魅力ですよね。
そんな妖艶金魚のメンバー、RIRIさんは現代の邦楽R&Bにおいて、トップクラスの実力をほこります。
特にフォールにおいては圧巻の技術を持っており、抜け感のあるR&Bを歌わせたら天下一品です。
フェイクの技術も高いので、ぜひチェックしてみてください。
99LANA

現代のR&Bシーンにおいて、女王といえるのは間違いなくLANAさんでしょう。
彼女はラッパーのLEXさんを兄に持ち、幼い頃からブラックミュージックに親しんできました。
そんな彼女の歌唱力は非常にハイレベルで、洋楽から培った圧倒的なグルーヴとハスキーボイスを用いたフォールが武器です。
自分の声質を最大限にまで活かしたフォールやフェイクは、世界のアーティストとも渡り合えるほど圧巻なので、ぜひチェックしてみてください。
奈落の花島みやえい子

島みやえい子はI’veのメインボーカルだった歌手です。
「奈落の花」は2007年にリリースされたセカンドシングルで、テレビアニメ「ひぐらしのなく頃に解」のオープニングテーマとして使われました。
オリコンチャートでは12位にランクインしています。
ENDLESS STORY伊藤由奈

伊藤由奈さんはロサンゼルス生まれでハワイ育ちの日本の女性シンガー。
ちなみに本名はYuna Itoと英語表記するそうです。
筆者は寡聞にして無知で、本稿を書くまで彼女のそんな経歴を知らなかったのですが、これを知って、彼女の発声の力強さの理由がわかった気がします。
おそらく彼女は英語を話す環境で育ったのだと思うのですが、英語の発声って、子音の種類が少なく口先だけで発声してしまうことの多い日本語と違って、いわゆる腹式発声が必要な言語なんですよね。
読者の皆さんの中にも、欧米人の声はとてもよく通る声であることを体験的にご存知の方も少なくないのではないでしょうか。
優しく囁くような歌唱から力強く迫ってくるような歌唱まで、硬軟見事に使い分けた彼女の歌唱はとても素晴らしいと思います。
舟唄八代亜紀

八代亜紀さんは1950年生まれ、熊本県出身の日本の演歌歌手。
お父さんは浪曲師だったそうで、そんなお父さんの影響もあってか、小さい頃から合唱コンクールに出場する等、とても歌うことが大好きなお子さんだったそうです。
15歳の時にご両親の反対を押し切って上京し、音楽学院に通いながら銀座のクラブ歌手になり、1971年に『愛は死んでも』でメジャーデビューを果たしました。
この八代亜紀さんの歌の魅力ですが、なんと言ってもその少しハスキーで魅力的な歌声と安定した歌唱力、そしてビブラート、コブシ回しなどを絶妙に使いこなした情感の表現にあるのではないでしょうか。
今回、代表曲の一つである『舟唄』は、彼女の見事な歌唱で「男の気持ち」を表現しており、1曲聴けば彼女の魅力がすぐにわかると思います。
月に吠えるsuis(ヨルシカ)

日本の男女2人組のロックバンドのヨルシカ。
今回ご紹介するのは、そのヨルシカでシンガーをつとめるsuisさん。
このシンガーのsuisさんですが、一聴してわかるのは、その深みのあるソフト、かつ力強い歌声ですね。
決して押し付けがましい「アツさ」を演出することなく、終始ソフトな歌唱の中でも的確に楽曲を表現されているところは、とても絶賛したくなるところです。
おひさま~大切なあなたへ平原綾香

幼少時からクラシックバレエやピアノを嗜み、音楽高校、音大でサックスを学んだ彼女の歌唱は、そのバックボーンをしっかりと感じさせるように安定しており、特に管楽器(サックス)を習得、経験していることに起因すると思われる卓越した息遣いは非常に見事。
「息」から「声」への変換効率が非常に高くて、高音部で使うフッと力が抜けるような優しい声は、たとえぼーっと曲を聞いていたとしても、一瞬でリスナーを楽曲の世界へ引き込む力を秘めているものと言えるでしょう。


