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歌が上手い。歌唱力が高い日本の女性歌手

ひと口に「歌が上手い」と言っても、その方向はさまざま。

驚異的にピッチ(音程)が安定していたり、超人的な音域があったり、絶妙なリズム感を持っていたり、圧倒的な歌声であったり。

今回は、そんな様々な方向から「歌が上手い」と定評のある女性シンガーさんたち、また僕が長年のボーカルプロデューサー、ボイストレーナーとしての経験から「この人は上手い!」と思う女性シンガーさんたちをピックアップしてみました。

もちろん、シンガー、ボーカリストの魅力は必ずしも「歌の上手さ」にだけあるわけではありませんが、たまには「上手さ」にこだわって聴いてみるのも良いのではないでしょうか?

シンガーを目指す方のご参考にもしていただけると幸いです。

歌が上手い。歌唱力が高い日本の女性歌手(21〜30)

長く短い祭椎名林檎

日本の女性シンガーソングライター、椎名林檎さん、今回ここでご紹介している『長く短い祭』で椎名林檎さんとデュエットしているのはex.東京事変の浮雲さんです。

デビュー当時からとてもトンがった曲作りと個性的な歌唱で評価の高い椎名林檎さんですが、この曲でもその方向性は存分に発揮されていて、AUTO TUNEという自動的に歌の音程を修正するエフェクトをあえてフルオートモードでボーカル全体にかけて、生歌とも機械ともつかない不思議なボーカルの演出がなされています。

一般に「ピッチ修正」と言うと下手な歌手の歌を上手く聞こえさせるために使うものと認識されているかもしれませんが、素の歌唱力でも高い実力のある椎名のような歌手が積極的に使うと、こんなに面白くなると言う好例でしょう。

ボルテスVの歌堀江美都子

堀江美都子さんは、日本の歌手、声優、女優さん。

歌手としてのデビューは1969年ですが、そのデビュー以来、数々のヒットアニメのテーマソング等の歌唱を手がけ、アニソンの女王と称されるまでの存在となりました。

彼女の歌唱力、歌唱表現力は、その対応ジャンルも非常に幅広く、ゆったり、ほのぼのとした可愛い楽曲から、ロボットアニメのテーマソングのようなパワフルなものまで、見事に歌いこなしています。

聞くところによると、日本で初めて男の子向けのロボットアニメのテーマソングの歌唱を担当された女性シンガーだったとか。

これなんか、彼女の卓越した歌唱力を証明してくれるエピソードですよね!

その力強くクリアな歌声を存分にお楽しみください。

あなたのキスを数えましょう小柳ゆき

あなたのキスを数えましょう – 小柳ゆき(フル)
あなたのキスを数えましょう小柳ゆき

小柳ゆきの歌唱力の高さは今さらここで説明するまでもなく、皆さんよくご存じでしょう。

彼女のデビュー当時、いわゆるディーヴァブームで、高い歌唱力を持った女性シンガーがたくさんデビューしていましたが、その中でも小柳の歌唱力は群を抜いていました。

しかし、今、あらためてこのデビュー曲を聴くと、ハイトーンの発声や処理など、ファーストシングルらしい初々しさも多々あって、少々雑と言えば雑なんですが、なかなか新鮮な魅力に感じられますね!

月光鬼束ちひろ

日本の女性シンガーソングライター、鬼束ちひろさんは、2000年2月にファーストシングル『シャイン』でメジャーデビュー後、セカンドシングルである『月光』がテレビ朝日系の人気ドラマ『トリック』の主題歌に抜擢されたことも手伝って、一気にブレイクしました。

彼女の歌唱の最大の魅力はなんと言っても、その高い基礎力に基づくしっかりとした発声にあるのではないかという気がします。

先述のセカンドシングル『月光』のような優しい歌声が必要な楽曲中でも、表現は優しくても、決して弱々しくならない見事な歌唱を披露しています。

歌を歌うこと、楽曲を表現するために、しっかりとした発声が重要であることを改めて再認識させてくれるシンガーさんですね。

愛をこめて花束を越智志帆(Superfly)

Superflyの通算4作目のシングルで2008年2月リリース。

TBS系ドラマ『エジソンの母』主題歌にも採用されていました。

Superflyのデビュー当時から、そのダイナミックな歌唱には定評のあったシンガーの越智志帆さんですが、そのパワフルな歌唱はこの楽曲の中でももちろん健在!

とくにサビパートでの伸びやかなハイトーンによるパワフルで日本人離れした歌声には、聴く人を圧倒する魅力がありますね!

こんな彼女の歌唱に憧れる方も少なくないかと思いますが、無理して喉を壊さないようにご注意くださいね。

ハナミズキ一青窈

この『ハナミズキ』は一青窈さんの代表曲のひとつで、今でも弾き語り系のライブイベントなどで耳にする機会はとても多く、カラオケなどでこの曲をレパートリーにしている女性はたくさんおられるのではないでしょうか。

ちょっと「和テイスト」を感じる楽曲の中で、日本の民謡や演歌などの要素を感じさせる表現を多用しながら、常に透明感を失わない、そして決して耳に刺さるような刺激的な声にならない伸びやかな歌唱には、楽曲や歌詞の持つ「優しさ」とは裏腹に圧倒されるものがありますね。

R&B系のシンガーのようなミドルボイスを多用せずに、まっすぐなハイトーンを実現しているところも彼女の歌の特徴ではないでしょうか。

細かい「節回し」や「子音の発音」などに注目して聴いてみてほしいと思います。

JOYYU-KI

元JUDY AND MARYのボーカルYUKIさん。

今回ここでご紹介しているこの楽曲は、打ち込みのダンスビートを使ったアレンジで制作されていて、アコースティックなものが多いYUKIさんの曲の中ではちょっと異色な存在。

とは言っても、JUDY AND MARY時代から定評のあるYUKIさんの高次倍音成分の多い特徴的な歌声はこの曲でも健在で、独特な「頑張らない」「ゆる〜い」空気感を放つ歌唱で、独自の世界観を演出しています。

この曲に限らず、YUKIの歌を聴いていつも感心するのは、驚異的なピッチ(音程)の良さ!決して、安定的な歌唱ができる発声をしているようには聞こえないのに、この音程の良さは本当にすごいと思います。

JUDY AND MARYの一連のヒット曲で聞けたような、突き抜けるようなハイトーンは、この曲では影を潜めていますが、それでも、この独特の脱力感に惹き込まれる一作に仕上がっていますね。